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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (15)

  • ノーベル賞間違いなし、日本発「準結晶超伝導転移」 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などが達成した大業績 | JBpress (ジェイビープレス)

    「Discovery of Superconductivity in Quasicrystal」。日語なら「準結晶中での超伝導状態の発見」とでも訳しましょうか。 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などのグループが達成した、人類史的な価値をもつ大業績と思います、 一定の確率でノーベル賞が出て不思議ではない驚くべき成果ですが、ことさらに大メディアが騒ぎ立てたりすることはありませんでした。 まあ、記事の編集担当デスクが理解できなければ仕方のない、いつものことですが、今回はこの「準結晶の超伝導」の何が凄いのか、簡単に解説してみたいと思います。 準結晶とは何か? まず最初に「準結晶(Quasicrystal)」とは何か、から話を始めなければなりません。ワープロに「じゅんけっしょう」と入力すると「準決勝」と変換される程度に、世間にはほとんど知られていない物質の形態と思います。 原子

    ノーベル賞間違いなし、日本発「準結晶超伝導転移」 名古屋大学、豊田工業大学、東北大学、豊田理化学研究所などが達成した大業績 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 金・銀・プラチナは宇宙のどこからやってきた? センター試験の問題を一瞬にして時代遅れにしたまさかの出来事 | JBpress (ジェイビープレス)

    中性子星どうしが衝突・合体する様子のイメージ図。鉄より重い元素は、中性子星の衝突・合体によって生成された可能性がある。 Image by University of Warwick/Mark Garlick, under CC BY 4.0. 世間では、受験も最終フェーズに突入です。2018年1月13~14日には、恒例・大学入試センター試験が行われました。その問題が難問だとか悪問だとか、あれこれ批評されるのもまた恒例です。問題作成関係者は大変気を配って作成しますが、褒められることは滅多にありません。 今年度は「地学 第6問 A」が天文・宇宙物理の業界に波紋を広げました。天文・宇宙物理研究者にとって、いったいその問題のどこが「問題」だったのでしょうか。 実はその問題、2017年8月17日12時41分04秒(協定世界時)までは、全く「問題」なかったのですが、この時刻に地球に到来した重力波が、元

    金・銀・プラチナは宇宙のどこからやってきた? センター試験の問題を一瞬にして時代遅れにしたまさかの出来事 | JBpress (ジェイビープレス)
  • アメリカ人、差別批判が怖くてうかつに口を開けず エスカレートする「ポリティカルコレクトネス」に四苦八苦 | JBpress (ジェイビープレス)

    カリフォルニア大学は、「バークレー校」や「ロサンゼルス校」など10大学の連合体として、学生23万8000人、教員19万人を抱える大所帯だ。2015年、その頂点に君臨するナポリターノ学長がすべての教員に向けて発した通達が、関係者を驚かせた。 それは、教員は次のような表現を口にしないよう求めるものだった。 「アメリカは機会の土地だ」(America is the land of opportunity.) これは勤勉に働けば報われるという意味の、アメリカ人が誇りにしてきた言葉だ。だが学長によれば、この言葉は「有色人種は怠け者で能力が低いから、より努力する必要があることを暗示」するものであり、人種差別につながるリスクがあるという。 一方で、さまざまな人種・民族の共存を意味する「アメリカは人種のるつぼ」(America is a melting pot)、「人類はひとつ」(There is onl

    アメリカ人、差別批判が怖くてうかつに口を開けず エスカレートする「ポリティカルコレクトネス」に四苦八苦 | JBpress (ジェイビープレス)
  • 福祉国家は死んだのか 壊れていく欧州~北欧・福祉社会の光と影(32) | JBpress (ジェイビープレス)

    オランダのウィレム・アレクサンダー国王は先月17日、2014年の政府予算案提出に伴って議会で演説し、「20世紀型の福祉国家は終焉し、『参加型社会』へ変遷している」と話した。演説の草稿は内閣が作成しており、この内容は国家施策の政府方針を直接国民に通達するものとなっている。 国王が言う、つまりオランダ政府が目指す「参加型社会」とは、国家の財政難により労働市場対策や公共サービスは賄えないので、国民は自助努力で何とかせよということだ。これまで国の福祉の保護下にあった失業者、病人、障害者、貧困層や年金受給者などへの保障が打ち切られ、その責任を国民とその家族が担うことが期待されていることになる。 福祉国家に別れを告げるオランダ オランダはこれまで「大陸型福祉国家」と言われる福祉システムを取っており、国家の社会保障制度は手厚い。昨年の国内総生産(GDP)に占める福祉支出(教育関連費を除く)の割合は24.

    福祉国家は死んだのか 壊れていく欧州~北欧・福祉社会の光と影(32) | JBpress (ジェイビープレス)
    f-nyoro
    f-nyoro 2013/10/30
  • 崩壊するスウェーデンの学校制度(上) 教育が差別と分断を招くのか~北欧・福祉社会の光と影(8) | JBpress (ジェイビープレス)

    スウェーデンの学校が崩壊の危機に立っている。国の教育制度が前例のない批判の嵐を受けている。国際的な比較においても、スウェーデン生徒の学力の低下は著しい。 3月の終わりに、「学校の運営と管理責任を地方自治体から国家管理へ戻すことを要求する請願書」が提出され、それに続いて全国紙ダーゲンス・ニーへテルが「教員の月給を1万クローナ(約15万円)引き上げよ」と題する記事を掲載した。この記事は4月21日現在、9000人近くがフェイスブックの「いいね!」で共有している*1。 これらをきっかけに、4月以降、学校制度に対する疑問と批判が噴出している。 と言っても、学校の問題は今急に始まったわけではない。以前にも書いたが、まず教師の離職率が高い。筆者が勤めるヨーテボリの高校でも、校長をはじめ頻繁に先生が代わるので、私自身、半数かそれ以上の先生はもう名前すら分からない。というより、覚える気力を失った。 校長です

    崩壊するスウェーデンの学校制度(上) 教育が差別と分断を招くのか~北欧・福祉社会の光と影(8) | JBpress (ジェイビープレス)
  • 日本の農業に「規模拡大」なんていらない 根本的にズレている安倍内閣の農政 | JBpress (ジェイビープレス)

    また農政の迷走が始まった。日の農政は“の目行政”(の目のようによく変わる)と揶揄されたものだが、TPP交渉に関連してまたしても定見のない動きをし始めた。それは農業の現状を明確に把握しないままに、方針を打ち出すからだろう。病気の原因を特定せずに治療を行うようなものだ。 ここでは「規模拡大」に焦点を当てる。日農業が再生しない理由は、農水省が愚かで農協が既得権益に固執しているからだけではない。「規模拡大」を叫ぶ財界人やエコノミスト、マスコミにも問題が多い。 なにも目新しいものではない安倍内閣の農政 安倍内閣は、TPPを推進するにあたり農業を成長産業にすべく改革を進めるそうだ。農産物の輸出額を1兆円にするとの目標を掲げている。 ただ、目標が低すぎる。1ドル100円として計算すると、FAO(国際連合糧農業機関)の調べでは、小国のオランダでさえ7兆7000億円もの農産物を輸出している(201

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  • 世界が学ぶべき北欧諸国:次なるスーパーモデル

    (英エコノミスト誌 2013年2月2日号) 北欧諸国には、右派の政治家も左派の政治家も学ぶべきことがある。 こと政府の改革に関しては、やや小さめの国が最先端を行くことが多い。1980年代には英国がサッチャー主義と民営化のおかげでトップを切っていた。小国シンガポールは、以前から多くの改革者のロールモデルになっている。そして今、どうやら北欧諸国がそれと同じ役割を担うことになりそうだ。 平均的な人間として生まれ変わるなら、北欧がいい(写真はストックホルム)〔AFPBB News〕 その理由の1つは、北欧の主要4カ国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)が、かなり堅調だということだ。 世界のどこかで、平均的な才能と収入を持った人間として生まれ変わらなければならないとしたら、北欧がいいだろう。北欧諸国は、経済競争力から社会の健全さ、幸福度に至るまで、あらゆる分野で上位を占めている。

  • 日本が 数学で 決定的に 優れているわけ ノーベル賞・フィールズ賞受賞で圧倒している歴史的背景

    歴史というのは、国と国民に極めて大きな影響を及ぼす。古くは中国文化圏の影響を強く受けながらも、日中国韓国とはかなり違った文化を形成してきた。面白いことに、その違いの典型例が数学にあるという。 海を1つ隔てただけで、実利的な算術の世界にとどまった社会と、純粋数学の世界へと発展していった社会に大きく分かれた。世界の中で日人ほど数学が好きな国民はほとんどない。これは私たちが誇っていい事実であり、その背景には歴史がある。 なぜ日人は数学が好きになっていったのか。また長い年月の間に私たちの中に埋め込まれていった数学DNAをさらに強化して日をさらに強い国にするにはどうすればいいのか。今回は数学を題材にした異色対談を実現した。 サイエンスナビゲーターの桜井進さんと花まる学習会を運営する高濱正伸さんの2人である。ちょうど数学に関するを出版されたのを機会に、日人と数学について話し合ってもらっ

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  • 芥川賞と私 デビュー11年、5回落選の身として思うこと | JBpress (ジェイビープレス)

    1月17日に、第146回芥川龍之介賞と直木三十五賞が決まった。芥川賞は、田中慎弥氏の「共喰い」と円城塔氏の「道化師の蝶」に、直木賞は葉室麟氏の「蜩ノ記」に決まった。3氏には、心より祝福の言葉を送りたい。 私は、これまで5回芥川賞の候補になり、5回とも落選した。最多落選は、阿部昭氏と島田雅彦氏の6回であり、私は黒井千次氏等と共に3位タイの落選回数者という、名誉とは言いがたい記録を持っている。 そこで、今回は「芥川賞と私」と題して、作家と文学賞の関係について日頃考えているところを書いてみたい。 その前に、一言断わっておけば、作家は各々、デビューできただけで十分に運が良かったということである。この事実を忘れずに、以下由なし事を書いていきたい。 ★     ★     ★     ★ 私は小説を書き始めたのが30歳前後と極めて遅く、文学仲間もいなかったため、文壇の諸事情にはなはだ疎かった。芥川賞が

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  • スイス在住の奇才芸術家・奥田修は謎解き名人 有名画家、パウル・クレーの秘密を次々と解き明かす | JBpress (ジェイビープレス)

    スイスで生まれ育った世界的に有名な画家パウル・クレー(1940年没)は、日にもファンが多い。クレーの展覧会が幾度となく開かれていて、今年5月末~7月末にも東京国立近代美術館で「パウル・クレー ― おわらないアトリエ」が開催された。 同展でも展示されたように、クレーは、ほかの画家にはない自分だけの特別な技法をいくつか生み出した。その1つが、絵を切ってしまうという普通では考えられない非常に大胆な試みだ。 「絵のパズルが1つになる」謎

    スイス在住の奇才芸術家・奥田修は謎解き名人 有名画家、パウル・クレーの秘密を次々と解き明かす | JBpress (ジェイビープレス)
    f-nyoro
    f-nyoro 2011/12/10
  • ベルギーはもはや国ではない  JBpress(日本ビジネスプレス)

    ベルギーは今年2月、内閣不在期間がイラクを抜き、不名誉な世界最長記録を達成した(ベルギー・ゲントで、長期にわたる内閣不在状態に抗議し、デモに参加する人たち)〔AFPBB News〕 シュールレアリスムの画家、ルネ・マグリットを生んだベルギーだが、どんな芸術作品も、この国の政治のシュールさにはまずかなわない。ベルギーでは、正式な政府がない状態が400日以上も続いている。 今年に入って、国民は心配し始めた。 市民は連立を求める抗議活動を行った。ある議員は各政党の党首の配偶者に対し、連立政権が成立するまで党首とのセックスを拒否するよう求めた。ある俳優は、男性はひげを剃ることを拒もうと呼びかけた。すべてが無駄だった。 これまで以上にひげが伸び、愛を交わすこともなくなったかもしれないベルギーでは、ワロン人とフラマン人の対立が、泥と血にまみれた戦闘こそないものの、かつてフランドル(フランダース)地方に

  • 映画を見て「ああ、これぞ日本だ」と感じる時 日本映画大学学長が語る日本映画の特質とは | JBpress (ジェイビープレス)

    4月5日、神奈川県川崎市の麻生市民館で、「日映画大学」の入学式が行われた。晴れて第1期生となる166人の新入生が入学式に臨んだ。 日映画大学は、日で初めての、映画だけを学ぶ4年制の単科大学だ。もともとは1975年に「横浜放送映画専門学院」として誕生した。設立したのは映画監督の故・今村昌平氏である。 その後85年に3年制の専門学校「日映画学校」となり、2011年から大学に生まれ変わった。 「映画を作りたい」「映像の世界で働きたい」と考える若者の間で、前身の日映画学校の名はつとに知られていた。日映画界を支える監督や撮影スタッフを多数輩出しており、2010年に映画賞を総ナメにした「悪人」の李相日監督、「十三人の刺客」の三池祟史監督も日映画学校の出身者である。 おりしも、日映画の復活が叫ばれて久しい。一時期は配給収入が洋画の半分以下にまで低迷した日映画だが、2003年頃から勢い

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  • ルーブル美術館の新星に寄付金が殺到 担当者もびっくりした大成功の秘密とは? | JBpress (ジェイビープレス)

    ミステリアスな表情を持つ官能的な裸婦像は、この画家の特徴として知られるところ。 三美神という神話をモチーフにしているが、そのポーズや画中にちりばめられた要素は全くステレオタイプなものではなく、この画家の謎めいた作風の魅力が遺憾なく発揮されていると言われる。 そもそも誰がどういう目的のために注文したものかは不明だ。 しかし、縦37センチ、横24.2センチという小品であることからも、恐らくは当時のコレクターがプライベートな空間で愛でるために制作されたのではないかと推測される。 以来一度も一般大衆の目に触れることなく、昨年まではフランスの蒐集家の所蔵になっていた。それがこのたび、ルーブル美術館の所蔵品として展示されることになったのである。 ルーブル美術館初の一般からの寄付金

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    f-nyoro
    f-nyoro 2011/03/08
  • カリスマ店員に「おんぶにだっこ」の出版業界 大手チェーンに立ち向かう地方書店の目利きたち | JBpress (ジェイビープレス)

    出口の見えない不況の中で、消費者の財布のヒモは一向に緩む気配がない。節約志向が定着し、百貨店や大手スーパーの売上高が右肩下がりのカーブを描いているのはご存じの通り。 こうした現象は、高額な衣料品や品だけでなく、我々に身近な書籍にも及んでいる。世に言う「出版不況」である。 今回は、逆風にさらされる出版・書店業界で、最近とみに注目を集めている現象に焦点を当てる。キーワードは、店員の「ソムリエ化」である。 出版業界で開催された「カリスマ書店員を囲む会」 9月初旬の週末、都内の居酒屋で総勢50名程度が参加した懇親会が開かれた。参加者の大半は大手、中堅・中小出版社の営業、編集担当者だ。 ここまでは出版業界のイベントとして珍しいことではない。だが、招かれた数人のゲストが特殊だった。そのゲストとは、地方書店の店員と店長たちである。 なぜ彼らが招かれたのか。それは、彼らが「売れ筋の書籍を見出す目利き」(

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  • 夕張の今~北海道で聞いた恐ろしい話 | JBpress (ジェイビープレス)

    3年前の2006年、北海道夕張市が財政破綻したことは、皆さんの記憶に新しいことと思います。最近はマスコミで報道されることもほとんどなくなってしまいましたが、今、この町はどうなっているのでしょうか。 実は、人口は相変わらず着実に減少し続けています。 1960年には約10万人の人が住んでいたこの町ですが、2005年に1万3000人まで減っていました。そして、今年の初めには1万1740人。今年になっても毎月減少が続き、8月末の時点では1万1488人です。働く場所のない30代、40代を中心として流出が続いていると言われています。 では、将来、一体どこまで人口が減るのでしょうか? 以下の表は、国立社会保障・人口問題研究所が発表しているデータを基に私が作成した表です。夕張市の人口が2035年までどのように推移するかを示しています。人口は25年後の2035年には約5000人、そして、別の長期推計では20

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