2010年に深夜ドラマからスタートした『闇金ウシジマくん』は、タイトル通り“闇金”を舞台にアンダーグラウンドの世界がシビアに描かれているにも関わらず、続編のたびに視聴者層を広げてきた。そしてシリーズ最終章となる『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が10月22日に公開されると、オープニング興収で1億4000万円を記録し、シリーズ最高興収を狙えるような好スタートを切った。 このヒットの要因はどこにあるのだろうか……。原作漫画にアドバイザーとして参加し、映画版にオリジナルキャラとして登場する犀原茜の設定にも監修として協力したライターの上野友行さんに話を聞いた。 上野さんが原作者の真鍋昌平氏と出会ったのは、ちょうどドラマが始まろうとしていた6年前ぐらいだという。「連載が始まったときは、ただの読者だったのですが、本当に描写がリアルで『いったいどうやって書いているんだろう』って思っていたんです。そうし