『移動図書館ひまわり号』 7月15日(金)、取次搬入で新刊を出します。 久しぶりの復刊です。 『移動図書館ひまわり号』、前川恒雄著。 すごい話です。 1965年、東京の日野市に1台の移動図書館が 誕生します。 それまで、日野市には、移動図書館をふくめて、 図書館はひとつもありませんでした。 隣の市から巡回の移動図書館がやってくるだけです。 けれど、本の量がすくないし、読みたい本がないから、 だれも借りない。 市民は本を求めていないし、図書館は必要ないと、 少なくない人たちは考えていました。 その状況を変えるのが、著者をはじめとする、 若い職員たちです。 約2000冊の本を積んだ、あたらしい移動図書館は、 市民が求めるならどこへでも行き、人々と対話を重ね、 彼らの需要に積極的に応えることによって、日野市に 本の木を植えていきます。 それは、とても感動的な記録です。 彼らの活動は、全国の図書館