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ブックマーク / shiomilp.hateblo.jp (10)

  • AV女優・紗倉まなの小説『凹凸』の感想を書店員が書いたよ - 無印都市の子ども

    文学界に流入する才能たち 芥川賞を受賞したお笑い芸人・又吉直樹をはじめ、山周賞候補になった押切もえ、伊藤計劃のトリビュートに参加したぼくのりりっくのぼうよみ、文芸誌「文學界」にエッセイを寄稿したSEKAI NO OWARI・Saoriなど、他ジャンルの第一線で活躍する才能たちが、文学の世界に流入してきています。*1 その作品の完成度や評価にバラつきはあるものの、すでに名前が売れているタレントであるという状況に甘えている人は(今のところ)見受けられなくて、とても良い傾向だなぁと、いち文学ファンとして嬉しく思っている今日この頃。 そんな「タレント兼作家」たちの中でも、格別と言っていいほど文章表現に長けた作家がいます。 AV女優・紗倉まなをご存知でしょうか。 AV女優としてトップクラスの人気と知名度を誇る24歳。 高専卒の高い偏差値の持ち主であることは業界では有名で、文学っ娘であることもファンの

    AV女優・紗倉まなの小説『凹凸』の感想を書店員が書いたよ - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2017/03/25
  • 書店から見た光景としての清水富美加と例の本について - 無印都市の子ども

    テレビもネットも彼女のTwitterも、発売日が2月17日であることを強調して伝えているので、地方の書店で働くぼくは、今朝から「千眼美子のある?」「幸福の、科学?のアレ、ありますか」という問い合わせを何件も受けることとなった。 実際に全国の書店に並ぶのは27日頃からのようで、普段からうちの書店は幸福の科学の書籍を仕入れていないから、発売日にそのの入荷があるのかどうか、今はまだ分からない。 headlines.yahoo.co.jp 当たり前な話だけど、書店にはいろんなジャンルの棚があって、自分の興味の外側にあるジャンルの棚は意外と見えていないことが多い。あなたがよく行く書店にも、あなたが普段立ち止まらない棚ーー例えば宗教の書籍が並ぶ棚があったりして、なんで今まで目に付かなかったんだってくらいドドン!と『新・人間革命』が並んでいたりする。 創価学会の会員の人たちは皆、創価学会のことを「学

    書店から見た光景としての清水富美加と例の本について - 無印都市の子ども
  • 「あひる」という小説が非常にいい。 - 無印都市の子ども

    読書芸人とあひる 『アメトーーク』で紹介された今村夏子著『あひる』が、単行として発売になった。 あひる 作者: 今村夏子 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 発売日: 2016/11/18 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る ようやく発売になりました。いままでは、福岡の文芸誌「たべるのがおそい」に掲載されたのみだったので、入手するのがちょっと難しかったのだ。 Amazonの書影はちょっと地味に見えるかもしれないけど、実物には宣伝文の入った帯が巻かれており、背表紙が緋色で、とても品の良い装丁になっている。 “Amazon映え”しない表紙はもったいないなーと思うけど、実物はほんとに素敵。 『アメトーーク』で紹介されたの中で、今現在特によく売れているのは『コンビニ人間』と『マチネの終わりに』の二作だというのが、全国の書店員の総意だろう。 コンビニ人間 作者: 村田沙耶香 出版社/メー

    「あひる」という小説が非常にいい。 - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2016/11/18
    あひるもそうだし、今村夏子さんの小説は素晴らしい。
  • 新海誠『言の葉の庭』に登場する本を解析してみた - 無印都市の子ども

    先日公開した記事『新海誠『秒速5センチメートル』に登場するを解析してみた』が予想以上に多くの方に読んでいただけて、なんとTwitter新海誠監督ご人にコメントまでいただきました。 嬉しいことだらけで感無量です。ありがとうございます。 自分でもなんのを置いたかすっかり忘れていましたが…懐かしいですね。 https://t.co/LDyWIlrQfG— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2016年5月4日 調子に乗ってしまいそうなところをなんとか踏ん張って、予定通り新海誠監督のもう一つの代表作『言の葉の庭』の作中にチラっと登場するを解析していきます。今回も時系列順に並んでいます。 劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2013/06/21 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を含むブログ (41件) を見る 孝雄くん自室 -

    新海誠『言の葉の庭』に登場する本を解析してみた - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2016/05/10
    本棚解析シリーズ楽しすぎる件。
  • 新海誠『秒速5センチメートル』に登場する本を解析してみた - 無印都市の子ども

    新海誠監督作品の特徴の一つとして<細やかで美しい風景描写>があります。定評のある<自然風景>に劣らず<都市風景>や<日常風景>の描写にも細部まで情報が行き届いており、何気なく描かれた棚に収められているや登場人物が手に持つのタイトルは、好きの人達としては見逃せないポイントです。 『その登場人物がどのようなを持っているか?』ということを、物語を深く読み込むための手掛かりとして描写するアニメ作家は少なくなく、その代表格が新海誠監督と細田守監督だと僕は思っています。 今回は新海誠監督の代表作『秒速5センチメートル』の作中にチラっと登場するを解析してみました。時系列順に並んでいます。 秒速5センチメートル 通常版 [DVD] 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム 発売日: 2007/07/19 メディア: DVD 購入: 6人 クリック: 180回 この商品を含むブログ (

    新海誠『秒速5センチメートル』に登場する本を解析してみた - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2016/05/05
    作中登場本の分析記事。潮見氏の慧眼ぶりには毎度驚愕させられる。次回『言の葉の庭』を、さらに今後細田守作品を予定されているようで楽しみ。
  • 書店員がAV女優・紗倉まなの小説処女作『最低。』の感想を書いたよ。 - 無印都市の子ども

    作家・紗倉まな AV女優・紗倉まなさんをご存じでしょうか。 このブログで紹介するのは2度目ですね。 明石家さんまが彼女の事が好きだとテレビで公言したり、TOYOTAの広告に起用されたり、自身の高専生時代や職業について綴った著書を出版したりと、セクシーなDVD以外のメディアにもひらけたAV女優さんです。 高い偏差値とAV女優らしからぬ高い文章力の持ち主であることはもともと有名で、文学っ子であることもファンの間で周知されていました。 そんな才能あふれる彼女がついに小説処女作『最低。』を上梓。 最低。 作者: 紗倉まな 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー 発売日: 2016/02/12 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る ピース又吉直樹やチャットモンチー高橋久美子など「この人に小説書いてほしいなぁ」と僕が個人的に思っているタレントやクリエイターが次々と文芸作品

    書店員がAV女優・紗倉まなの小説処女作『最低。』の感想を書いたよ。 - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2016/02/14
    ちょw画像ww 紗倉まなマスターの潮見氏のサプライズにやられたわ。
  • 角川文庫カドフェスのアートワークに見る“想像力の欠如” - 無印都市の子ども

    すっかり秋になり、書店から夏の文庫フェアがぽつぽつと姿を消し始めていますね。 新潮文庫夏の100冊 http://100satsu.com/ 角川文庫カドフェス http://www.kadokawa.co.jp/hakken/kadofes/summer/top/index.php 集英社文庫ナツイチ http://natsuichi.shueisha.co.jp/ 新潮社も集英社もポップな色使いとかわいいキャラクターを使って若い層にアプローチしたものになっていますが、中でも角川文庫【カドフェス】は、ちょうど今年の夏に公開したアニメ映画『バケモノの子』とコラボしていて、他の出版社に比べても尚一層より若い読者にアプローチしたつくりになっていました。 『バケモノ子』に登場する主要キャラクターたちが文庫を読んでいるアートワーク。 このコラボレーションのアートワークに、企画者の思想というか、考え

    角川文庫カドフェスのアートワークに見る“想像力の欠如” - 無印都市の子ども
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    fiblio 2015/09/30
  • 大人が薦める本は大抵つまらない。【普段読書をしない中高生に向けたお薦め本リスト】 - 無印都市の子ども

    こういうのすごく面白い。 でも違和感がある。 大人が薦めてくるは大抵つまらない。 『銀魂』みたいなタイトルになってしまいましたが、これは割と昔から思っている心です。 僕はつい最近(15才の頃)までまったく読書をしない子どもでした。 先生が薦めてくるや、『中学生のための○○』というようなに対して拒否反応を起こしていました。 上の記事で紹介されているがつまらないと言っているわけではなくて、それらは確かにどれも面白そうだし、いいチョイスだわと感心するばかりなのですが、はたしてそれを「普段を読まない中高生」が興味を持つか?と疑問に思うのです。普段読まない中高生が芥川龍之介や宮沢賢治を読んで、それ楽しいか?っていう。 むしろそのリストのを手に取ってくれる子って、もうすでに読書の楽しさに気づき始めている子なんじゃないのか。 じゃあお前ならなに薦めんだよ、ということで。 僕は今回、「図書

    fiblio
    fiblio 2015/07/24
    「小説」って読まない人にとっては意外にハードルが高い。「本屋に行っても『文芸書』や『文庫』がまったく目に入っていない人は意外と多い。」
  • 『週刊少年ジャンプ』から見える“ヒーロー”の変化 - 無印都市の子ども

    言葉の意味や価値は変化する 言葉はどのように流通するかによって意味や価値が変化していく。 例えば「オタク」という言葉は、かつては蔑称だったにも関わらず今ではオタクであることを自称する若い女の子が増え、一種のステータスへと言葉の価値が上書きされた。 最近だと「壁ドン」もそう。 「集合住宅などで隣の部屋が騒がしい時に壁をドンと殴る行為」から「男性が女性を壁際に追い詰めて手を壁にドンと突く行為」へと変化した。(壁ドン - Wikipedia - 参照) そして今なんとなく面白い変化をしているなぁと思ったのが「ヒーロー」という言葉。 一言で言うと、「ヒーロー」という言葉が“称号”から“職種”へと変化している。 今回はジャンプ漫画を手掛かりに、そんな言葉の変化について書いていく。 取り扱うジャンプ漫画は2作、『僕のヒーローアカデミア』と『ワンパンマン』です。 ご存じでしょうか。まぁ別に知らなくても大

    『週刊少年ジャンプ』から見える“ヒーロー”の変化 - 無印都市の子ども
    fiblio
    fiblio 2015/07/15
    なるほど、言われてみればヒロアカといい、OP(ワンピにも応用利くかも)といい、一般化しているのは興味深い。では私もこれからは職業欄「積読書店員」と記入したら良いのですな!(違)
  • 酒鬼薔薇聖斗の手記『絶歌』が発売されることについて書店員として思うこと - 無印都市の子ども

    全国のほとんどの書店がそうであるように、僕が働く書店にも明日の朝荷物が届き、そのは陳列される。 おそらく「話題書」として、店内のそれなりにいい位置に置かれるだろう。きっとどこの書店も凝ったPOPを付けることはなく、ただ静かに置かれるだろう。 1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件の加害男性(32)が、「元少年A」の名で手記「絶歌」(太田出版)を出す。犯行に至った経緯や事件後の生活、現在の心境などをつづっている。 (神戸連続児童殺傷事件、元少年が手記出版:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH695KC1H69UCVL01C.html大阪に暮らす人にとって神戸がそれほど遠い街でないように、97年当時まだ小学生になったばかりの僕と僕の両親にとって酒鬼薔薇聖斗事件はそれほど遠い話ではなかった。 Wikipediaを読んで改めて思うのは

    酒鬼薔薇聖斗の手記『絶歌』が発売されることについて書店員として思うこと - 無印都市の子ども
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