公正取引委員会は8月15日、電子書籍を配信する米Amazon.com子会社が出版社などに対し、価格や品ぞろえでほかの配信事業者より有利になるよう求めていた契約の条件を撤廃したとの報告を受けたと発表した。 撤廃したのは、契約内の「同等性条件」。同等性条件は、米Amazon Services International(ASII)が出版社や流通業者に対し、競合他社の電子書籍配信プラットフォームと比べて、同等かより安い価格、品ぞろえ、より好条件のビジネスモデル(定額配信、レンタル)などを義務付ける内容。 公取委は、この条件が(1)出版社が他の取引で価格の引き下げ、サービス向上を制限する、(2)Amazonが競争上の努力をせずに価格・サービスを向上させ、配信事業者間の競争をゆがめる、(3)他の配信事業者が出版社と取引条件を改善しても、サービス向上につながらず、配信事業者のイノベーション意欲や新規参
ホーム >報道発表・広報活動 >報道発表資料 >平成29年 >8月 > (平成29年8月15日)アマゾン・サービシズ・インターナショナル・インクからの電子書籍関連契約に関する報告について 平成29年8月15日 公正取引委員会 公正取引委員会は,Amazon.co.jpウェブサイト上で電子書籍の配信事業を行っているアマゾン・サービシズ・インターナショナル・インク(以下「ASII」という。)から,同ウェブサイト上で配信される電子書籍に関する出版社及び流通業者(以下「出版社等」という。)との間の契約(以下「電子書籍関連契約」という。)において定められている同等性条件(以下「本件同等性条件」という。)について,自発的な措置を講じるとの報告を受けた。 第1 ASIIからの報告について 1 本件同等性条件 本件同等性条件は,出版社等に対し,Amazon.co.jpウェブサイト上で配信される電子書籍に係
こんにちは、佐藤漫画製作所の佐藤秀峰です。 「海猿」や「ブラックジャックによろしく」という漫画を描いていました。 現在は「特攻の島」と「Stand by me 描クえもん」を執筆中。 ピークを過ぎた漫画家です。 最近は紙の本が売れなくなってきたので、電子書籍の販売に力を入れています。 Web漫画雑誌を発行したり、出版社を介さずに電子書籍ストアと契約して著作を販売したり、電書バトというサービスを展開し、漫画家さんからお預かりした作品を電子書籍ストアで販売するお手伝い(=電子書籍取次)をしています。 いわゆる漫画家のイメージとはちょっと違う仕事もしています。 ここ数年、取次業務のボリュームが大きくなっており、漫画を描く時間がなかなか取れないのが悩みです。 さて、2017年1月16日、佐藤漫画製作所は通販大手アマゾン・サービシズ・インターナショナル(以下:アマゾン社)に対して、訴訟を提起しました
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売っていないものは買えません。電子出版市場の盛り上がりには、ラインアップ増が不可欠です。では、2012年1月以降に発行された本はどれくらい電子化されているのでしょうか? Amazon で出版社別に調べてみました。 全期間の調査記事はこちら。コミックだけの調査記事はこちら。 表に入る前に、以下のようなことを前提としたデータだということをあらかじめご了承ください。 まず、「電子化率」という言葉を使っていますが、Kindleストア向けの配信を抑制し他ストアには配信している可能性があります。また、例えば「朝日新聞社」のようにイーシングル(短い電子書籍)を多く出している場合は「電子化率」という言葉があてはまりません。 また、トータルでの電子化率は22.3%という結果になっていますが、出版社なのに出版社一覧には載っていないケースがあるため本当はもう少し大きな数字になるはずです。Amazon の仕組みが
売っていないものは買えません。電子出版市場の盛り上がりには、ラインアップ増が不可欠です。では、いま実際にどれくらいの本が電子化されているのでしょうか? Amazon で出版社別に調べてみました。 2012年1月以降発行に絞った調査記事はこちら。コミックだけの調査記事はこちら。 表に入る前に、以下のようなことを前提としたデータだということをあらかじめご了承ください。 まず、「電子化率」という言葉を使っていますが、Kindleストア向けの配信を抑制し他ストアには配信している可能性があります。また、例えば「朝日新聞社」のようにイーシングル(短い電子書籍)を多く出している場合は「電子化率」という言葉があてはまりません。 また、トータルでの電子化率は8.3%という結果になっていますが、出版社なのに出版社一覧には載っていないケースがあるため本当はもう少し大きな数字になるはずです。Amazon の仕組み
Amazonが、電子書籍市場での独占的地位を乱用しているとの嫌疑をかけられている件で、欧州当局の調査を終わらせるべく動いているようだ。 欧州委員会は以前から、電子書籍の出版元と結んでいる契約に関してAmazonに対する調査を進めている。Reutersが匿名の情報筋の話として報じたところによると、Amazonは罰金が科せられるのをただ待つのではなく、譲歩する方向で捜査当局と協議しているようだ。 欧州の競争政策を統括する当局がAmazonに対する調査を始めたのは、2015年6月のことだ。調査の中心は欧州における電子書籍で、具体的には英語とドイツ語で出版されている電子書籍が調査対象となっている。 欧州当局は2011年にも、Appleと5つの出版社を対象に同じような独占禁止法違反の調査を行っており、このときは対象企業が欧州当局に譲歩する形で決着を見た。米国でも、価格操作をめぐる同じような訴訟が起こ
小学館は4日、アマゾンジャパン(東京・目黒)の読み放題サービス「キンドル・アンリミテッド」から170~180冊の自社作品が除外されたことを明らかにした。講談社も1000以上の提供作品が通告なしに読み放題から外され、3日に抗議声明を発表した。電子書籍市場の活性化につながるとして注目を集めた新サービスに早くも暗雲が垂れこめている。講談社の抗議文は「大変困惑し、憤っている」と強い口調で書かれている。
電子書籍業界に関わる中で経験した出来事を書き連ねていきます。電子書籍取次サービス「電書バト」運営中。 さて、先日、twitterに投稿した下記のコメントが、間もなく2000RT(10/4現在)に達しようとしています。 その後、状況に変化がないまま、アマゾンジャパン合同会社(以後、アマゾン社)側の回答期限まで後2日という所まできました。前向きな回答が得られない場合は、訴訟に発展するかもしれません。 僕の投稿に続いて、10/3には講談社がアマゾン社に対して抗議声明を発表。10/4には小学館もアマゾン社に改善を申し入れたとの報道がありました。9月には徳間書店も不満を漏らしていましたね。規模の大小を問わず、弊社以外にも多くの出版社が同様の理不尽な対応を受けていることが明らかになりつつあります。 「講談社声明」http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.
アマゾン・ドット・コムと楽天。国内EC市場で覇権を争うライバルの2社が、電子書籍分野でも激しく火花を散らしている。新たな戦場となっているのは、読み放題サービスだ。 アマゾン日本法人が電子書籍の定額読み放題サービス「キンドル・アンリミテッド」を開始したのは8月3日。対抗するかのように、楽天も1週間遅れで雑誌にジャンルを絞った定額読み放題の「楽天マガジン」を開始したのだ。アマゾンと楽天は、2012年に相次いで電子書籍の国内配信を開始して以来、しのぎを削ってきた。ただ、これまでは漫画や小説など個別の作品の単品販売だけだった。 プライム会員向けに含まれない、独自サービス アマゾンは電子書籍の読み放題以前から、定額制のコンテンツ提供サービスを展開してきた。年間3900円(税込み)のプライム会員向けに、2015年秋から動画見放題の「プライム・ビデオ」や、音楽聴き放題の「プライム・ミュージック」を追加料
このところ出版業界に大きな動きが相次いでいる。アマゾンジャパン(以下、アマゾン)が電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」(キンドル アンリミテッド)をいよいよ日本でもスタートさせたが、一方でリアルの書店には再編の波が押し寄せている。 日本最大の書店として開業し、書店大型化の先駆けとなった八重洲ブックセンターが出版取次大手トーハンの傘下に入った。また新宿南口の大型書店であった紀伊国屋書店新宿南店もフロアの大幅な縮小に追い込まれた。書籍の市場は手にとって1冊ずつ購入するという形から、電子書籍の定額読み放題に一気に流れてしまうのだろうか。 キンドル読み放題はまずまずの滑り出し? アマゾンは8月3日、電子書籍の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」を開始した。米国などでは既に同様のサービスがスタートしており、日本は12カ国目となる。 Kindle Unli
今月3日にスタートした通販大手アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービスで、人気のある漫画や写真集などがラインアップから外れ始めた。サービス開始に合わせて多くの書籍をそろえようとしたアマゾンが、出版社に配分する利用料を年内に限って上乗せして支払う契約を締結。しかし想定以上の利用が続いて負担に耐えきれなくなり、利用が多い人気本をラインアップから外し始めたとみられる。 同サービス「Kindle(キンドル) Unlimited(アンリミテッド)」は、洋書約120万冊のほか、国内の数百の出版社と契約を結び、小説やビジネス書、雑誌、漫画など和書計約12万冊が月980円(税込み)で読み放題になるとしてスタート。電子書籍のダウンロード数に応じて出版社に利用料の一部を配分するとした。 複数の出版社によると、アマゾンは一部の出版社を対象に、年内に限って規定の配分に上乗せして利用料を支払う契約を結び、書籍の提
8月2日、日本でも電子書籍の定額制読み放題サービス「Kindle Unlimited」がスタートした。実は本コンテンツも、Kindleでも発行している関係上、Kindle Unlimitedの対象となっている。 さて、ここで問題。Kindle Unlimitedに代表される「定額制コンテンツサービス」は、どのように収益を分配しているのだろうか? 自分が作り手でない限り、意外と意識したことがない、という人がほとんどのはずだ。今回はちょっと、その辺の基本をご説明しておこう。 「使われた」ものにかぎり配分される仕組み 定額制コンテンツサービスでは、利用者からの売上がサービスを展開する事業者にプールされ、契約に基づいた「コンテンツ利用料」が権利者に配分される形になっている。額については契約によってまちまち。サービスごとに決まったルールはあるが、交渉によって変化することもある。ここでは「いくらか」に
日本でも始まった「Kindle Unlimited」を、雑誌読み放題という観点で「dマガジン」と比較してみました。うーん、これは。 [追記:8月9日に「楽天マガジン」が登場したので、新たに3サービスの比較表を作りました] 誌名順でソートしてあります。Kindle Unlimitedが約250誌、dマガジンが約160誌。どちらにも配信されているのは50誌(色づけしておきました)で、あまり重複していないというのがポイントになるでしょう。 ※スマートフォンの方は、画面を横にしてください [ソース:Kindle Unlimited雑誌ジャンル・dマガジン参加雑誌一覧] 目視で拾い、シリーズ化されていないムックは外してあります。単純に数で比べるとKindle Unlimitedのほうが多いのですが、dマガジンにあってKindle Unlimitedにない雑誌に大手の週刊誌系が目立つあたりが気になりま
8月3日、ついに日本でも「Kindle Unlimited」が始まったので、ラインアップについて調べてみました。普通に買える本と、読み放題とで、どの程度差があるでしょうか? [追記:8月3日から30日間経った時点での調査を行いました] まずサービス内容ですが、「月額¥980で、12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書を読み放題でお楽しみいただけます」 とあるので、事前にリークされた5万5000点という情報より、相当多いです。10万点超えるようならインパクトがあるだろうと思っていたので、想像以上でした。 事前考察では5万5000点を前提に考えていました。「Kindle先行・限定タイトル」が7月19日時点で3万9000点なので、“アメリカ同様、日本も多くが「Kindleダイレクト・パブリッシング」の作品” と書いたのですが、全体で12万点あるなら前提がまったく異なります。 出
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