名古屋市の伏見駅地下街で、400万部を超えるベストセラー「バカの壁」で作った「バカの壁の壁」が建築されている。この壁を作っているのは、人文系やカルチャー系の個性派古書店として知られるビブリオマニア。2013年から「バカの壁」を集め始め、現在は600冊を突破している。なぜ、「バカの壁の壁」は増築を続けるのか? 店主の鈴村純さんに聞いた。 きっかけは、2013年に古書店が集まって行うイベントの打ち合わせ。「いらない本を積み上げてみよう」というアイデアが出され、どこのお店でも持っているような本、例えば、「ゲームの達人」などのベストセラー作家、シドニィ・シェルダンの本を集めようかという話が出た。そこで鈴村さんは、「『バカの壁』でやったら?」と発案したという。