5月30日の東京市場で起きた現象は、ドル/円が157円台の円安になっても日経平均が一時900円を超えて下落するとともに、長期金利が1.1%まで上昇するという円建て資産のトリプル安だ。1月23日、日銀本店前で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 30日 ロイター] - 30日の東京市場で起きた現象は、ドル/円が157円台の円安になっても日経平均(.N225), opens new tabが一時900円を超えて下落するとともに、長期金利が1.1%まで上昇するという円建て資産のトリプル安だ。長期金利の上昇が株安に結びついたところが今回の特徴だろう。「日本売り」の予兆と言えるかもしれない。 円安が国内物価を押し上げて個人消費に冷水をかける構図になっており、5%を超える賃上げが本当に消費を押し上げるのか不透明になってきたところに、長期金利が約13年ぶりの水準まで上昇し、