数奇なもんである。人の出会いとはこんなにも想定外のことにあふれているのかとつくづく思う。また、仕事もそうだ。私が散々やられてきた“にっくき週刊誌!”で、このようなページが刷られ、自身で文章を書き、原稿料(いくらか聞いていないが太っ腹であってほしい、チラッ)を頂く日が訪れるとは夢にも思わなかった。数々の写真付きで。 それもこれも、週刊女性のカメラマン“ナベちゃん”との出会いからである。その男も、その出会いも、不思議である。この記事を読まれる読者の皆さまの少しのお時間を頂戴し、この謎の男・ナベちゃんとの今までを語らせていただきたい。 「あぁ、ついに来たか」と さかのぼること約1年半前、その日は山中で私の車がエンコし、地元の女性猟師・Kさんが猟友会支部まで私を送迎するために車を出してくれた。自宅に帰り着くと、私の帰りを待っていた土地のオッチャンから「でっくん、こっちでお茶飲もうよ〜! Kちゃんも