第4次安倍内閣が1日、発足。安倍総理大臣は記者会見で「これからも『経済最優先』であり、改革、改革、そして改革あるのみだ」と述べました。先月行われた衆議院選挙の選挙期間中、安倍総理大臣が、街頭演説で必ずと言っていいほど触れていたテーマが、4年余りにわたって進めてきた経済政策・アベノミクスの成果でした。アベノミクスによって、名目GDPが過去最高を記録したことや就業者数が増えたことなどを強調しました。これに対して、野党各党の党首は、実質の賃金や世帯あたりの消費支出が下がり続けていることなどに触れ、アベノミクスの結果、格差や貧困が広がり、社会の分断を生んでいるなどと批判しました。日本経済はよくなっているのか、悪くなっているのか、真っ正面から衝突しているように見える、各党党首の経済論戦を各種指標から検証し、今後の課題を探りました。 (政治部官邸担当記者 伏見周祐) 経済成長は順調? 衆議院選挙が公示