本気で物事を進めよう、何か不可能なくらいのプロジェクトをどうしても進めなくてはいけないとき、まず強く強く心に決めたのは「責めない」ということだった。 失敗した。 責めない。 原因があった。 責めない。 相手がミスをした。 責めない。 見込み違いがあった。 責めない。 自分がミスをした。 責めない。 なにがあっても、絶対に、責めない。 口にしない、言葉にしない、嫌な気持ちがわき上がっても、心の中で責めるかたちにしない。自分のことも責めない。 もちろん相手も責めないが、取引として欠損があった場合はきっぱり対応を求める。が、責めない。 責めない。 ぐっとこらえて、責めない。 受け入れられなくても、責めない。 叫びたくなって、毛布かぶってタオルをもぐもぐ噛むかもしれないけど、責めない。 責めない。 責めて、足を止めることの方が大きな損失になる。 責めると、それは何度も何度も自分の中でループして終わ