簡単に言えば次のとおりです。 仏教は悟りへを得て仏になる教えですが、教主である釈尊(お釈迦さま)は、その人その人にあった 説き方をすればよいというスタンスをとったのです。(これを対機説法といいます) そのため仏教には夥しい数の経典があり、どの経典に依るかによって多くの宗派が存在するわけです。 またどの経典あるいは宗派が正しいとかいうこともありません。 例えれば、富士山の頂上へ行くということであったとしても、その人に応じて、山梨県側から登るのか 静岡県側から登るのか、全て歩いて登るのか途中まで車で登るのか、あるいは直接ヘリコプターで 頂上に降りるのか、と様々な方途があるのと同じことです。 以下は以前に私が回答したものを少し手直ししたものです。 古来より13宗に大別されます。 ・奈良仏教系 ①法相宗 大本山・・・興福寺、薬師寺 中国の基(慈恩大師)を祖とする。 インドの唯識瑜伽行(ゆいしきゆが