外国人参政権 国民の理解深める議論を 2010年2月11日 11:03 カテゴリー:コラム > 社説 鳩山内閣は、永住外国人に地方選挙権を付与する法案を今国会に提出する方向で調整している。 外国人への参政権付与は、民主党や公明党などが議員立法で何度か法案を提出し、廃案になった経緯がある。 政権交代によって今回、法案が提出されれば成立する公算は大きいが、国の主権が絡むだけに慎重論も根強い。 国益や国民の権利・義務、地方自治の在り方だけでなく、永住外国人の人権も絡む政策だ。慎重論や反対論を封じ込めて法案提出を急ぐのではなく、政府には幅広い議論を通して国民的合意を見いだす努力を求めたい。 外国人参政権については、民主党の小沢一郎幹事長が政府提出法案として早期成立を目指す意向を表明している。鳩山由紀夫首相も実現に前向きだ。 民主党などが過去に提出した法案は、日本に住む外国人のうち永住資格がある人