昨今、ネットでデマ情報が流れるとすぐに大元を叩こうとする傾向がみられる。 けれどそもそもネットの情報を鵜呑みにして信じる方が悪いのではないだろうか。 いや、違う。 そもそも、タダで情報を得られるということ自体がおかしいと考えるべきではないのか。 昔は違っていた。 情報というのはタダじゃなかったんだよ。 ちょっとした知識を知ろうと思えば本を読む必要があった。 専門知識を知ろうと思えば文献に当たる必要があった。 要するに、情報や知識というのは決して無料じゃなかったんだよ。 それが今やネットの普及によって、知識や情報は無料で得られるのが当然、といった風潮になってしまっている。 本来は違うんだよ。 だから、ネットでの嘘の情報に踊らされたと憤るのは間違っていて、そもそも無料の情報を無為に信じる方がおかしい。 情報や知識には本来価値があって、それを無償でいいだろと思い込んでしまう風潮というは危険だ。