「キングスマン」シリーズ監督による新しいスパイ映画 「キック・アス」シリーズや「キングスマン」シリーズの監督であるマシュー・ヴォーンが新たなアクション映画を生み出した。それはこれまでのスパイ映画をひっくり返すような新しいもので、それでいてこれまでのスパイ映画への愛にあふれた作品となっている。そのような作品である『ARGYLLE/アーガイル』が2024年3月1日より全国劇場公開が開始された。 古典的なスパイ小説を書いてきた作家がある日突然、自分の作品が現実とリンクしているという展開は映画を入れ子構造にしており、観客を何度も驚かせてくれる。そのような『ARGYLLE/アーガイル』のラストシーンとポストクレジットについて考察と解説をしていこう。なお、本記事は『ARGYLLE/アーガイル』のネタバレを含むため、本編視聴後に読んでいただけると幸いである。