エンジニアtypeは、各種エンジニアをはじめ「創る人たち」のキャリア形成に役立つ情報を発信する『@type』のコンテンツです。
別にLine嫌いじゃないけれど、むしろ応援してるけど。でもLineの一人勝ちはあまり面白くない。 というわけで思考実験として、今からLineに追いつくVoIPアプリをどう作るかを考える。 Lineを殺す方法とは、如何にLineの魅力とビジネスモデルを無効化するプロダクトを考えるか? だと思う。単純にラインよりもいいアプリを作ろうでは、先行者利益を覆すのは難しい。日本のサービスは「いいものを作るぜ!」が多いが、海外のサービスの「現在のビジネスモデルを台無しにするぜ!」というスタイルが有効だと思う。 根本的にLineの本質は、 電話が無料でかけられる! 電話からの移行がラクチン! スタンプが楽しい! の3点だと思う。つまり「速くて安くて美味い」をベースに、ちょっとばっかり優越感を味わったり差別化をしたい人から課金をする・・・というモデルになっている。この3つの魅力のうち1つか2つを、破壊あるい
インターネット業界での今週一番の話題は、間違いなくFacebookによるInstagramの買収だろう。買収額は株式と現金で10億ドル(800億円)と言われ、Facebookの企業買収としては、最高規模だ。収益ゼロにも関わらず、うなぎ登りのユーザー数で話題を席巻し、あっという間に巨額で買収されるにいたったInstagramのシンデレラストーリーは、6年前に似たような経緯でGoogleに買収されたYouTubeを彷彿させる。 シリコンバレーは内向きで偏った場所なので、連日この買収劇の話題だ。誰が会社の何パーセントを持っていたんだ。5000万ドルの資金調達の直後に買収されるということは、誰かが裏で糸を引いていたんじゃないか。Facebookに買われてしまったInstagramの将来はどうなんだ。個人的には、勇気を持っていいアプリを作り、それがうまいタイミングで評価されたって話でいいじゃんという
スマートフォンやクラウドの台頭を背景に、このところ起業に向けた動きが盛んになっている。起業家や起業予備軍が集まる勉強会や交流会は毎日のように催され、数百万円を出資し数カ月単位でサービスの開発に取り組む起業支援プログラムも実施されている(写真1)。 それと同時に、起業の成功率を上げようという方法論にも注目が集まる。具体的には、「Lean Startup」や「顧客開発モデル」と呼ばれるものだ。これらの方法論を、組織として導入する企業も登場し始めた。 スタンフォード大学を卒業し、シリコンバレーおよび起業事情に詳しいネットイヤーグループCEOの石黒不二代氏は、「起業は、一部の人しか成し得ない“アート”ではない。やり方を身に付けることで再現できる“サイエンス”だ」と表現する(本記事の最後にある別掲記事)。Lean Startupや顧客開拓は、起業を成功に導くためのプロセスと言えるだろう。 「Lean
ピボット(方向転換)をしたことで成功する企業が数多く見られる。 ユーザ数1,400万人以上の写真共有アプリ「Instagram」は、元々HTM5でできたロケーションチェックインアプリだった。 わずか5ヶ月でユーザ数100万人を突破したコマースサイト「Fab.com」は、元々ゲイ向けの出会い系サイトだ。他にも、Youtubeは出会い系サイトから、PayPalはPDAアプリからピボットしている。 では、スタートアップはいつピボットするべきなのか? Fab.comの場合 FabのCEOであるJason Goldbergによると、ピボットする理由は3つあった。 1)改めて計算したら大きなビジネスではなかった:ゲイ向けのサイトを運営していた時は、3ヶ月で5万人のユーザーが集まった。しかし、いざ計算してみると、今のビジネスモデルのままでは年間売り上げが1,000万ドルを超えないことがわかった。Fabを
ポール・グレアム「なぜ賢い人が愚かな考えにハマるのか」を翻訳しました。原題は「Why Smart People Have Bad Ideas」で、原文は以下です。 http://www.paulgraham.com/paulgraham/bronze.html treky様、moro様、ken911kojima様、hkamis様に翻訳協力をいただきました。ありがとうございました。 http://www.hatena.ne.jp/1118592695 「なぜ賢い人が愚かな考えにハマるのか」 2005年5月 今年の夏、私は友達と実験として、起業する人たちに対する多額の資金を公募した。実験っていうのは、ほとんどの投資家ならお金を出さないような、若い起業家にも投資するからだ。それが私たちが夏に公募を行った理由だ。大学生も参加できるからね。 GoogleとYahooは大学院生がみごとに起業した例だ。
前回の記事 昨日、こんな記事を書きました。 日本でのネットサービスベンチャーの立ち上げ期はどうやって食っているのか - ロケスタ社長日記 @kensuu すると、以下のような指摘がありました。 komamixさん 受託開発前提でやるならベンチャーやる必要ない。ただ思うように軌道に乗らずに受託っていうパターンでしょはてなとか/だから速攻で諦めた彼は優秀だと思いますよ。あの彼の考え方で続けて幸せなわけがない abiruyさん 暇な会社で働きながら副業で立ち上げて、起動に乗ったら独立しました。 bboykk 会社作ってサービス作るんじゃなくて、サービスやアプリ作ってたらある程度収入が入ったから会社作るのが理想かな。 raituさん ネットベンチャー創業期、自社サービスが軌道に乗り切る迄は受託で食いつなぐことになるよな。そこから上手く自社サービスに転じられた例は、はてなとnanapiか。そも軌道に
ポール・グレアム「面倒な仕事の無視」を翻訳しました。原題は Schlep Blindness で、原文はココです。アドバイス等、よろしくお願いたします。なお翻訳にあたり、shiro様、tamo様のアドバイスをいただいております。ありがとうございます!! 面倒な仕事の無視 Schlep Blindness 2012年1月 January 2012 手つかずのすごい起業のアイデアは、私たちの目の前に転がっている。それが私たちに見えないのは、私が「面倒な仕事の無視」と呼んでいる現象だ。「面倒な仕事」は、もともとはイディッシュ語の言葉だったが、アメリカでも一般的に使われるようになった。退屈で嫌な仕事のことだ。 There are great startup ideas lying around unexploited right under our noses. One reason we don
この記事をゲスト寄稿してくれたのは、オルタナブログなどで執筆中のブロガーの金城辰一郎さん。世界を変えるためのWEBサービスを開発しつつ、ソーシャルマーケティングを得意領域とする。テクノロジーの未来を語るのが大好き。現在はスタートアップを起ち上げるための準備中。CONECT&CHANGE、ソーシャルメディアのハンパない状況など。 先日の土曜日にインキュベイトファンドの木下氏とソーシャルギフトサービス「ミナオメ」を運営するMUGENUP代表の一岡氏などの有志メンバーによる主催のStartup Workshopというイベントに参加してきました。 第一回目となる今回は、日本のインターネット企業を代表するはてなの代表取締役近藤淳也氏、はてなブックマークディレクターの長山氏を講師として迎え、はてな流のビジネスアイデアの考えかたをベースとした実践的なワークショップを実施しました。参加者は約70名で、応募
お金が必要になって、CMでもよく目にするカードローンおすすめのプロミスを利用してみようかなぁ、なんて考えているときに、「勤務先に在籍確認を行います」という文言を目にして不安になった人はいませんか?「勤務先に借り入れがばれてしまう…でもお金は必要だからプロミスは申し込みたい」、そんな人もいると思います。プロミスの在籍確認ってどういうものなのでしょうか。 まず、なぜ在籍確認を行う必要があるのでしょうか。プロミスをはじめ他の消費者金融を利用するということはお金を借りるということですよね。お金を借りたら返済しなければいけません。返済するには収入が必要ですし、収入は働いて得るものですよね?プロミスを申し込むときには、きちんと収入がありますよ、という証明するために「私はきちんと働いていて勤務先はここです」ということを記載します。その記載に嘘がないか、本当に働いているのかということを調べるために、在籍確
Tweet Business Insiderにスタートアップに関する特集があったので、そこから個人的に知らなかった、面白い事業を行なっているスタートアップをご紹介。 1. Codecademy Javascriptをゲーミフィケーションの要素を用いながら楽しく学べるようにしているNY発のスタートアップ。先日、250万ドルを資金調達。 2. Kaggle KaggleはPhDレベルの科学者のためのネットワーク。AIDsから宇宙の解明まで様々な分野の問題に専門を超えたコラボレーションを可能にするプラットフォーム。1,100万ドルを資金調達。 3. Skillshare SkillshareはNYU出身のMichael Karnjanaprokornらが始めた誰もが教えあい、また学びあうことを目指したサービス。 Union Square Venturesなどから370万ドルを調達。 詳しくはgr
起業家のことは起業家に聞くべきークロノスファンド、EastVenturesの共同パートナーであり、私たちStartup Datingのアドバイザーでもある松山太河氏が主催するTokyoStartupSchoolの授業が開催された。30名超の若手起業家の卵を前に、5人の先輩起業家が先生となりその経験を語った。 衛藤バタラ氏ープロトタイプでもいい。何か出すことが大切 トップバッターの先生はmixiの元CTO、現在はEastVenturesで東南アジアを中心にスタートアップの投資、シードアクセラレーターとして活躍している衛藤氏だ。 mixiの立ち上げ時、当時人気だったソーシャルネットワークのフレンドスターを参考にした、という話題から「プロトタイプでもいいのでなにかを出すことが大切。プロダクトを出す前に資金切れすることもある」と語る。 具体的には「一個のサービスの開発は3カ月以内。参考になるサービ
久々の更新です。 相変わらず忙しいですが、最近の仕事の大きなポイントは上海と香港に良いビジネスパートナーが見つかったことです。いつまでも日本だけで活動してても明るい展望は描けないのでチャンスを伺ってましたが、来月ぐらいからこちらの新プロジェクトに本腰を入れることになります。日本が総体的にはだんだんダメになっていく、というのは抗し難い流れだけれども、震災と菅政権がそれをグッと加速させたと思う。 今日書くのは、先月の「なぜ優秀なプログラマは人を雇わないか」に関連して、いかにして少人数の非請負型プロジェクトの成功確率を上げるか、という話。前から考えていたことを、新プロジェクト開始にあたって改めて整理してみた。 ここでいう成功、というのは、きっちり黒字を出す、ということである。 例題として、平均的なプログラマ10人のチームで10ヶ月かかるプロジェクトがあるとしよう。100人月だから、ざっと1人月5
米シリコンバレーの有力ベンチャーキャピタル、Y Combinatorが出資するスタートアップには、創業時には小さくても、後に大きく成功するものが少なくない。評価額の落差が大きいことから、外部から見ていると、そうした成功の多くが一夜にして起こったように見える。 しかし実際には、当初のプロダクト(アイデア)に市場がないことが分かって路線を変更したり、全く違うアイデアに取り組むことも少なくない。そうした路線変更を“ピボット”と呼ぶ。最近は、このピボットをどれだけ素早く、数多く行えるかが、スタートアップ成功の秘訣の1つとまで言われるようになっている。 前回の記事で紹介したオンライン・ストレージのZumoDriveは、Motorola Mobilityに買収されるまでの間に、少なくとも3度はピボットを経験している。 Y Combinatorから出資を受けたAirBnBとPicwingもまた、ピボット
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