職人の道は10代半ばで学校を終了 ドイツの学校のシステムはどのようなものなのでしょうか、日本と決定的に違うのは、「10歳で将来の選択をする」というところだと思います。 ドイツでは小学校は1年生から4年生までの4年間ですが、小学校卒業時の10歳の時点で、言わば「道が分かれる」ことが多いです。将来大学へ行きたい子はギムナジウムという学校に進学し、そうでない子はギムナジウムには進学しません。大学へ進学する必要のない「職人の道」を選ぶ場合、ハウプトシューレという学校に進学します。 ハウプトシューレでは卒業が15歳ぐらいなので、10代半ばでいったんは学校を終了します。それ以降は職業訓練(Lehre)を受けながら職業学校に通い、ゆくゆくは一人前(その一部がマイスター)になるという「職人の道」です。