高機能携帯電話スマートフォンに入れると、利用者の電話帳に登録された個人名や電話番号、メールアドレスなどの情報を外部に送信してしまうアプリが出回っていたことが分かった。 解析した情報セキュリティー会社によるとダウンロードは最大27万回に上り、流出した個人情報は数百万人分に上る恐れもある。専門家は「利用者の意図に反して情報を抜き取るアプリ作成は、刑法のウイルス作成罪にあたる可能性がある」と指摘している。 情報セキュリティー会社「ネットエージェント」(東京)によると、問題となっているのは、人気ゲームなどを動画で紹介するアンドロイド用の無料アプリ。タイトルは、実在するゲーム名などに「the Movie」とつけられ、少なくとも16種類が確認された。 同社でアプリを解析したところ、起動すると自動的に本体の電話番号やメールアドレス、端末IDのほか、電話帳内の個人名や電話番号、メールアドレスが、外部送信さ