ヒトの進化からみた経済学 山形浩生・森本正史訳 [URL移転のお知らせ]このページは、つぎの新しいURLへ移転いたしました。 トピックス「P・シーブライト『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?』山形浩生・森本正史訳 ダニエル・デネットによる序文」はこちら
ここ数日、ネットやワイドショーを騒がせている、バンコクの代理出産問題。 資産家の日本人男性(一部報道によれば光通信の創業家御曹司、とのこと)が、代理出産により15人もの子どもを作っていたというんですが、どうにも意味がわからなくて、モヤモヤしています。 男性は大金持ちだから、人身売買する必要もないでしょうし、自分や父親が病気になったときの臓器ドナーを確保したい、としてもそんなに多くの子どもを作る必要はない。後継者にするにしても、人数を多くしても意味はないし、税金対策としてもそれほどメリットがあるとは思えない。 もしかして、単なる孕ませフェチなのかなぁなどと思っておりましたが、こんな情報が。 「100〜1000人の子」計画=邦人男性が代理出産で―「世界への善行」・タイ (時事通信) - Yahoo!ニュース 【バンコク時事】タイを舞台にした代理出産問題で、渦中の日本人男性(24)が昨年、関係者
毎日暑いので、飲み物代がかさんでしかたありません。 ペットボトルのスポーツドリンクを毎日何本も飲んでいると、お金がかかるばかりでなく糖分の摂りすぎも気になるし、資源の無駄遣いにもなります。 というわけで、低カロリーで安上がりのスポーツドリンクを自作することにしました。 材料 パルスイート:大さじ1杯 パルスイート 120g 出版社/メーカー: 味の素メディア: 食品&飲料購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る(製品によって甘さが違うので、砂糖に換算して40〜50グラム分ぐらいの甘さになるように調整すべし) レモン汁:大さじ2杯 ポッカレモン100 450ml 出版社/メーカー: Dummy ManufacturerCode for Groceryメディア: 食品&飲料この商品を含むブログを見る 塩:小さじ1杯 水:1リットル これを混ぜるだけでよろしい。水筒にこのドリンク
果てしなき渇き (宝島社文庫) 作者: 深町秋生出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/06/01メディア: 文庫 クリック: 45回この商品を含むブログ (97件) を見る渇き。STORY BOOK 作者: 深町秋生,中島哲也,門間宣裕,唯野未歩子出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2014/06/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る【コミック版】果てしなき渇き (Wonderland comics) 作者: 深町秋生,安宅十也出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2014/06/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る あ! ……という間に初夏になり、先日さくらんぼを貰って、いよいよ6月下旬になったのに気づきました。 相変わらず土俵際な毎日を過ごしております。今週末に映画「渇き。」が公開を控えているということもあり、執筆中に取材をわんさか受けるという
(承前) で、2014年5月に『富岡日記』関連の話題以外で、もう一つ山形が話題にのぼっている話が……大森望が日本 SF 作家協会に入れなかった話。その原因は、巽孝之と小谷真理が大森望にずっと私怨を抱いているから、ということなんだが、それをさらに悪化させたのは、山形が聞きかじってきて裁判のタネにもなった小谷揶揄の替え歌にあって、何やらその替え歌に大森が関与していたという邪推があるとかないとか。 『オルタカルチャー日本版』の「真相」 まずはっきり言えることは、その替え歌をぼくに教えてくれたのは、大森望ではなかったこと。具体的にだれかは覚えていないし、なんだか裁判のときにもやたらにしつこく訊かれたので、いっしょうけんめい記憶を探ったんだけれど。でも大森ではなかった。 その現場となった宴会には大森望もきていたとのことだけれど、これすら今となってははっきり記憶にない。宴会自体も一時間もいなかったはず
闇金ウシジマくん (30) (ビッグコミックス) 作者: 真鍋昌平出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/02/28メディア: コミックこの商品を含むブログ (6件) を見る 昨日発売の「ビッグコミックスピリッツ」に、『闇金ウシジマくん』連載10周年記念ということで、お祝いの言葉をかねて、短いコラムを寄せております。 堅苦しい現代社会うんぬんという話は、本誌を読んでいただくとして、とにかくハートキャッチされたのは2巻に収録されている場面でありました。ウシジマの部下になるマサルが、ゾクの親玉ヤンキー愛沢にボコボコにリンチされ、ガムテープでぐるぐる巻きにされたあげく、アナルに木の枝を華道みたいに突っ込まれているシーン。殺伐としたキャラや風景、掛け合いなどなど、「これはただものではない……」と冷汗が出たものです。 その後も進歩的すぎる暴力シーンに感動と嫉妬を感じたものでした。皮膚がベロベロ
経済ジャーナリズム:2014 年への展望 2013.12 月 『ジャーナリズム』没原稿 山形浩生 1 経済ジャーナリズムといっても、幅は広い。そして世の中で経済ジャーナリズムだと思 われているものの大半について、日本はそんなに問題がある状態ではないだろう。もちろ ん仕事柄、比較の対象となっているメディアが発展途上国ばかりで、利権と党派まみれの 新聞だったり大本営発表だけのテレビだったりという偏りはあって、それと比べればネコ でも立派に見える。ついでに、ドコモが iPhone を扱うというネタが今年やっと実現するま でに、何回飛ばし記事を読まされたかを考えて見ると、日本もそんなに威張れるわけでは ない面もある。 しかしおそらく、事実を伝えるだけの報道は今後、重要性を失う。特にネットの進展で そうした部分は他の手段で伝達される比率が増える。そして、速報性についてネットの情 報流通と張り合おうと
Journalism 2014年1月号 出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/01/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る もうすぐ消費税率引き上げなので、その前に昨年末に書いた原稿をアップしておく。朝日新聞の雑誌「Journalism」が、2014 年の経済ジャーナリズムについてということで、要求通りのものを書いたのですよ。 ところが、ゲラまで直したあとで、いきなり編集長判断でボツ、とのこと。 その後、実際の雑誌が出たのを見たところ……とにかく全編、なんでもいいからとにかく安倍政権批判をしなくてはいけない、という至上命令が下った模様。群靴の音だ、秘密保護法でやりたいほうだい、政権の私物化だ云々。全部そんな記事ばっかり。え、2014年のジャーナリズムのあり方についての特集じゃなかったんですか―― ジャーナリズムは秘密保護法に反対しなくてはならない、よって
皆殺し映画通信 作者: 柳下毅一郎出版社/メーカー: カンゼン発売日: 2014/03/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (11件) を見る 柳下の、ダメ日本映画紹介本。紹介されているクズ日本映画のどれも、明らかにくだらなそうだけれど、柳下の紹介がうますぎてというべきか、かえってそのクズぶりがおもしろそうに見えてしまうというのが困ったもの。でもだまされて一本でもうっかり機内で見たりすると(ガッチャマンとか)もちろんそういう迷いからは覚醒できます。 一本、二本の紹介は実におもしろくて笑って読んでしまうけれど、だんだん読むうちに、おなかいっぱいな感じで、さらに読み進むと、日本映画ってこんなろくでもない代物しかないのか、と暗澹たる気持ちになるので、一気読みはおすすめしない。とはいえ、少しずつ読んでも日本映画の傑作が増えるわけではないのは事実ではあるんだが。 ある意味で客
徳弘正也の『黄門さま』1巻が発売。 黄門さま〜助さんの憂鬱〜 1 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 徳弘正也出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/02/19メディア: コミックこの商品を含むブログ (5件) を見る水戸黄門の諸国漫遊を「暴君の退屈しのぎのために多数の部下が犠牲になる」過酷な任務として描き、階級社会の恐ろしさを告発する社会派漫画です。まぁ要するに水戸黄門版『シグルイ』みたいなものですが、あちらが武士道と美意識に徹底的にこだわっていたのに対し、こちらは登場人物がほぼ現代人と同じメンタリティを持っているというのが大きな違いでしょうか。「チャンス」などの横文字も平気で使うあたりは、ドラマ『水戸黄門』でうっかり八兵衛が「この茶店はサービス悪いね」と言った、という都市伝説を意識しているのかもしれません。 青年誌に移行してからは社会派の色合いが濃くなった徳弘正也ですが、相変わ
Internet radio program series,"DameDame 60minutes of Yasuda Rio and Endo Yusa". 「安田理央と遠藤遊佐のダメダメ60分」第19回 WEBスナイパーがお届けするインターネットラジオ番組「安田理央と遠藤遊佐のダメダメ60分」、この番組は安田理央さんと遠藤遊佐さんのお二人が、周りの大人が働いている時間からお酒を片手につまみを持ち寄り、とりとめもない談話をお届けする月イチ番組です。そして本日はゲストに特殊翻訳家の柳下毅一郎さんをお迎えしてお送りいたします。本日の話題は、今回のお題は「お」がつく食材、ロマ弁とは何ぞや?、おでんのスープの活用法、長野はおでんに辛子をつかわない、柳下さんは毒、忘れた人が帰ってくる都知事選、平田信はイケメン、ドラクエをやった人は必ず死ぬ!、エゴサーチしてる人に政治して欲しくない、今年の京王駅弁大
フィリップ・シーモア・ホフマンが死んでしまった……なんでこんなことが起こるのだろう? フィリップ・シーモア・ホフマンが。ODで。ショックだった。あまりにも。フィリップ・シーモア・ホフマンは素晴らしい俳優だった。オスカーだって取った。でも、だから悲しいということじゃない。いやそりゃあ優れた俳優が死んだら悲しいけど、そんなことでこんなにショックは受けない。フィリップ・シーモア・ホフマンはぼくの友だった。いつだって、そこにいてくれる人だった。フィリップ・シーモア・ホフマンだけはぼくを裏切らない、とずっと思っていて、そして実際一度たりとも裏切られることはなかった。 ぼくの大嫌いなキャメロン・クロウ監督作品『あの頃ペニーレインと』のフィリップ・シーモア・ホフマンは、彼が演じたさまざまな役の中でぼくがいちばん好きだった役である。そのことについて昔〈ぴあ〉に書いた原稿がある。『シー・ユー・ネクスト・サタ
無印都市の社会学: どこにでもある日常空間をフィールドワークする 作者: 近森高明,工藤保則出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2013/08/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る コンビニとかショッピングモールとか家電量販店、パチンコ屋、ファッションブランド店を社会学的にフィールドワークしました、という本。でも、その「フィールドワーク」の大半が、「行ってみてなんとなく感じました」というだけなのね。 たとえばパチンコ屋にいったら、「周囲のプレーヤーや台をまじまじと見つめることは『パチンコ店のマナーにおいては重大なタブーである』」そうな(p.116)。ふーん、これってどうやって確認したの? アンケート? トラブルの記録でもあるのか? 何もない。なんとなく著者がそう思うということらしい。本屋でも人が見ている本を後ろからじーっと見たり、公衆便所でも人がションベンしてる
皆さまあけましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になりました。 とりわけ、10月31日のエントリで募集した「SF映画ベストテン」には、多数のご参加をいただき、まことにありがとうございました。 のべ204名(新記録!)の方々から、509本の映画が挙げられました。 採点基準は、1位を10点、2位を9点、3位を8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位を2点、10位を1点といたします。 「順不同」の場合は一律5.5点とし、応募者さまの方で点数の割り振りを指定している場合は、そちらに従いました。 それではその結果を、もったいぶらず一気に発表いたします。 ドーン! 順位 得点 題名 監督 主演 1 341 マトリックス ウォシャウスキー兄弟(現・姉弟) キアヌ・リーヴス、ローレンス・フィッシュバーン 2 328 ブレードランナー リドリー・スコット ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー
『劇場版マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』 即興劇ミステリーも、見ている側にとっては単に下手な演技 2024.03.25 →公式サイトより 『劇場版マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』 監督 光岡麦 シナリオ構成 渡邊仁 主題歌 Dannie May 出演 劇団ひとり、… 『フィリピンパブ嬢の社会学』 非合法に片足突っ込んだフィリピンパブ地方映画で町おこしとは春日井市も立派である。 2024.03.20 →公式サイトより 『フィリピンパブ嬢の社会学』 監督 白羽弥仁 原作 中島弘象 脚本 大河内聡 撮影監督 豊浦律子 音楽 奈良部匠平 出演 前田航基、一宮レイゼル、近藤芳正、勝野… 『レディ加賀』能登地震、東日本大震災、コロナ禍の三度の危機を乗り越えてきた加賀温泉に能登半島地震。ぜひ加賀温泉に行きましょう! 2024.03.
昔、Voiceに、オリンピックに経済効果なんかないし、無理して誘致すべきでない、というコラムを書いた。 オリンピックには経済効果なんかありません。(2007/05) 2007年の話で、ここで話題にしているのは、2016年リオデジャネイロオリンピックが選ばれたときの話。ぼくが言ったとおりアメリカ大陸になったでしょー。 で、その中で話題にしている研究というのは、以下のものだ。 Jeffrey G. Owen (2005) "Estimating the Cost and Benefit of Hosting Olympic Games: What Can Beijing Expect from Its 2008 Games?" The Industrial Geographer, Volume 3, Issue 1, p. 1-18 こうやっても君たちは読まないだろうから、ざっと訳してあげまし
果てしなき渇き (宝島社文庫) 作者: 深町秋生出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/06/01メディア: 文庫 クリック: 45回この商品を含むブログ (97件) を見る 私のデビュー作「果てしなき渇き」を原作とした映画「渇き。」の情報が解禁となりました。 すでにコメントはこのようにしているわけですが、 http://kawaki.gaga.ne.jp/comment.html(映画化にさいして) 取材途中の長距離ドライブで、東北道蓮田SA(小説にも出てくる)にあるスターバックスで、準備稿のシナリオを読みました。ほんのちょっと読むつもりで、すぐにドライブを再開するつもりだったのですが、内容がじつにヒリヒリで情け容赦がない。中島監督の言葉を借りると、「日本映画にかつて無いバイオレンス・ファンタジー」を予感させる物語になっておりました。 けっきょくスタバで一気読み。とくにラストに心を
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