斉藤和義、中村達也によるMANNISH BOYSのライブでただならぬ熱気となったアバロンフィールド。司会として現れたNGOビレッジ村長でもある大久保青志の口から紹介されたトークのメンバーは、耳を疑う顔ぶれだった。加藤登紀子、坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣、原子力資料情報室より澤井正子、そして羽仁カンタ。 アバロンフィールドという、客席とステージがほとんど地続きのような場所に坂本、高橋、細野が登場するというだけでもとんでもない事件だったはずである。それが、この事態。フジロックマジックの計り知れなさに呆然としたのは私だけではなかったようだ。びっしりと人が詰まった客席の空気が、ほとばしる高揚感とピンと張りつめた集中力でただならぬムードに変容していく。 昨日も話したのだけど…と前置きをしたうえで、加藤登紀子が放った言葉は「今日このくらいのエネルギーがあれば日本は変わる」というものであった。そして「日