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ブックマーク / somethingorange.net (25)

  • 品切れゲームをニコニコで見ることはゆるされるか? - Something Orange

    http://www.nicovideo.jp/tag/SWANSONG?sort=f&order=a 瀬戸口廉也『SWANSONG』のプレイ動画がニコニコ動画にアップされている。 しかも、最初から最後まで投稿されている!むちゃくちゃ「凄い」エロゲなのだが、生産終了かつ品薄。オークションでも入手しようとしたらウン万円かかるという超入手困難なエロゲ。 見るなら今がチャンス? 「宣伝!」 ぼくもアップロードされていることは知っていた。 でも、やはりある作品を最初から最後までアップしてしまうことには問題があるわけで、取り上げることをためらっていたんだよね。 ただ、『SWAN SONG』には、 1.すでに正規販売ルートでは入手不可能。 2.中古はプレミア化して高価。 3.超名作。 という事情があるので、音をいうと、「これもありかな」と思わないでもない。 いま、Amazonとかヤフオクでこの作品を

  •  恋と革命。 - Something Orange

    さよならピアノソナタ (電撃文庫) 作者: 杉井光,植田亮出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2007/11メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 295回この商品を含むブログ (228件) を見る 「少年は、人間がなんのために生まれてきたか知ってる?」 なんだよいきなり。知るかそんなの。 「答えは簡単。人間は恋と革命のために生まれてきたんだ」 忘れてください、と、その少女はいったのだった。六月になったら消えるから、だからわたしのことは忘れてください、と。 音楽評論家の父をもつ少年ナオは、ある初秋の日曜日、「心からの願いの百貨店」と名づけたがらくた置き場で彼女、蛯沢真冬と出逢った。 そのまえからよく知っている顔ではあった。そのととのった顔立ちと、早熟な技量で知られる天才少女ピアニスト。ボーイ・ミーツ・ガール。 そして、その数日後、ナオの学校に転入してきた真冬は、それまでかれが

     恋と革命。 - Something Orange
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    head 2007/11/18
    「さよならピアノソナタ」音楽ネタライトノベル評
  •  落合、亀田、初音ミク。 - Something Orange

    落合采配に絡めていろいろ書いてみる。 ご存知のことと思うが、先日の日シリーズで、中日の落合監督は、最終回を目前にして、それまで完全試合のペースで投げてきた投手を降板させた。 その結果、中日は勝利し、実に半世紀ぶりの日一を達成した。しかし、それでもそれでも落合采配にかんする評価は賛否半ばしているようだ。 野球にはくわしくないので、その采配が具体的にどういう意味をもっているかはわからない。その投手が負傷していたという話も聞く。 その上でいうなら、投手交代によって勝利の可能性が高まるのなら、そうすることは「スポーツ」としては当然のことだと思う。 1パーセントでも勝利の可能性が高まるなら躊躇なくそれを実行することが勝負の鉄則じゃないか? でも、結局、観客が見たいものは、「スポーツ」ではなく「ドラマ」なんだよね。 たぶん、当の意味で「野球」そのものが好きなひとはそれほどいない。ただ「野球」を通

     落合、亀田、初音ミク。 - Something Orange
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    head 2007/11/03
    全方向性の話
  • Something Orange - 『マリア様がみてる』の屈折。

    先日、今野緒雪の『マリア様がみてる』について、烏蛇さん(id:crowserpent)とチャットで話をした。 該当箇所を読みやすいよう整理した上で抜き出してみる。 roki マリみては、なんちゃって百合ごっこっぽいというか、擬似恋愛系な気がして、1冊しか読んでません。 (中略) 烏蛇 「スール」というギミックを作ったのが「マリみて」最大の特色なんだけど、それが同時に「百合ごっこ」的なぬるさにも繋がってる、という感じですかね。 海燕 でも、あの作品があったからこそその後の作品もあるかもしれないわけで、歴史的貢献度は大きい。 烏蛇 確かにそれはあるんですけどね。歴史的貢献という意味で評価できないわけじゃないけど、作品単体として高い点はつけられない。そもそもなんで上下関係前提なんだ、っていう。 海燕 でも、同年代は対等ですよ? 烏蛇 「スール」になるには学年が違わなきゃダメじゃないですか。それ故

    Something Orange - 『マリア様がみてる』の屈折。
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    head 2007/10/08
    「マリみて」の正反対、ってのは実は食傷されている、そういう順番があっての話だと思う
  • Something Orange - 作品のジャンルは書き手の意思では決まらない。

    当事者である作り手の人たちと仕事で直にやりとりをしつつ、少し距離を置いて彼らのことを観察している身として、なにか物が言ってみたくなったので、まとまっていませんが思いつくままに書いてみたいと思います。 ライトノベルの定義論争を読むと、なんとも微妙なモヤモヤした気分になります。近いものをあげると、東浩紀氏の評論を読んだ時に感じる気分。「どんな風に考えるのも個人の自由ですけど、俺らや作家はそんなこと考えて物作ってませんぜ」みたいな。自分たちが意識していないことにラベルが貼られていくことに対する、違和感みたいなもの。 ――「ライトノベルの定義論争と、電撃文庫がライトノベルという言葉を使わないこと」 えっと、「自分たちが意識していないことにラベルが貼られる」ことは、ごく普通のことだと思います。 ライトノベルだけじゃなく、凡そ小説とはすべて、書き手/作り手の思惑を超えて読まれるものです。 読者には自由

    Something Orange - 作品のジャンルは書き手の意思では決まらない。
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    head 2007/10/06
    記号学の基本
  •  メディアミックスの良否は「わかってる度」が決める。 - Something Orange

    アニメ『ゼロの使い魔』の第2期「双月の騎士」は、どうやらいまひとつの評価に終わったよう。 この構成で行こうと考えたのは誰だ。あと、ルイズに“犬犬!”連呼させておけばツンデレだとでも思ってたんでしょうか?いろいろ勘違いにもほどがある。ちょっと、頭、冷やそうか。 ――「ゼロの使い魔?双月の騎士?」第12話 う、うーん。シーン単位ではかなり良いところもあったけど、全体のシリーズ構成がいまふたつくらい。もうちょっとなんとかならんかったんだろうか・・・ シリーズ屈指の燃え展開の7巻?8巻を最後に持ってきたのは良かったと思うんですが、明らかに尺が足りていなかったような。だって後半10分で別離→再会しちゃうんですよ? もともと1期でも原作と細かい展開が違ったため、2期もそのまま原作とは経過がかなり違ってました。ルイズの姉二人の出番増量なんかは悪くない変更だと思えましたが、筋がアレなのでちょっと残念。

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    head 2007/09/28
    ゼロの使い魔と精霊の守り人のちがい
  • Something Orange - 百合漫画の歴史と『かわいいあなた』。

    朝日新聞のサイトに、乙ひより『かわいいあなた』の書評が掲載されている。 かわいいあなた (IDコミックス 百合姫コミックス) 作者: 乙ひより出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2007/07/18メディア: コミック購入: 11人 クリック: 61回この商品を含むブログ (74件) を見る 以前、いずれ書評すると書いてそのまま放置するかたちになっていたので(よくある話)、この機会にあらためて紹介しておこう。 書『かわいいあなた』は、作家乙ひよりの初短編集である。 6編の収録作は、いずれも女性同士の恋愛を描いたいわゆる「百合漫画」。非常に自然で水準が高い作品がそろっている。 だからこそ、このように新聞社の漫画コラムで取り上げられることになったわけだ。 乙ひより作品の特色は、その何ともいえない落ち着いた雰囲気にある。派手な事件がおきるわけではない。大声でわめく人物も出てこない。ただ、どこま

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    head 2007/09/24
  • Something Orange - ファンタジィは女性をどう描いて来たか。

    カルバニア物語 (11) (キャラコミックス) 作者: TONO出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/08/25メディア: コミック購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (34件) を見る 「なに言ってんのエキュー だって〝女〟が爵位をもつんだもの あたりまえのことじゃない〝妊娠〟も〝出産〟も これからもずーっと 女におこりうることは全部そのまま降りかかってくるのよ」 待望の第11巻。 あいかわらず、おもしろかった。どれくらいおもしろいかというと、読み終えた瞬間に第12巻も待望になってしまうくらい。 この巻は第11巻から1年半も間が空いているけれど、そのあいだに『チキタGUGU』や『ラビット・ハンティング』が出ているから、ま、大目に見よう(偉そうだね)。 チキタ・gugu 7 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 作者: TONO出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日:

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    head 2007/09/15
  •  サラリーマン作家なんていない。 - Something Orange

    いつも ・・・という訳ではないですが、ラノベを読んでいて時々感じる事があります。それは・・・。 「この話を書いた作者の人、当に自分で書いた作品が『最高に楽しい作品だ』って思っているのだろうか?」 って事です。 たとえラノベでも 沢山読んでいると、 「ああ、この人は(職業/生活/サラリーマン)作家であって、(エンターティナー/アーティスト/芸術家)作家ではないのだな」 という感触を持つ事があるからです。・・・もの凄く大まかに分類すると私はそういう人の作品があまり好きではないようですね。 だからきっとこんな事を言いたくなるのだと思いますが。 ――「ラノベ作家が放つ渾身の一撃を味わいたい」*1 うん、いいたいことはわからなくはない。 たしかに、世の中には鋭く尖がった作品もあれば、もっと娯楽小説のフォーマットに忠実な作品もある。そこらへんはライトノベルでも変わりはない。 桜庭一樹あたりでたとえる

     サラリーマン作家なんていない。 - Something Orange
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    head 2007/09/10
    同意、そもそも売れセンというのが手を抜けば書けるものでもないだろう、それはそれで必死だと思う
  • Something Orange - 『らき☆すた』に見るChanging Same。

    『らき☆すた』について、id:Shsgsさんから反論が返ってきたので、答えてみる。 らき☆すたのよさを説明したものとして「女子高生の"日常"だからよい」あるいは「オタクな女子高生の"日常"だからよい」といったものがみうけられました。実は、kaien様ご指摘の部分については「日常」という言葉に比重を置いて言及をしていただきたかったということがあります。すなわち、わたくしは「女子高生の"日常"だからよい」という主張は肯定できないよと答え、かといって「オタクな女子高生の"日常"だからよい」といったように「オタク」という単語をつけたからといって肯定できるものでもないよとわたくしは主張するわけであります。 なるほど。ちょっとずれたやり取りになっているかもしれませんね。修正するよう努力しましょう。 もう一度確認しておくと、この「日常」という言葉について、id:Shsgsさんはこのように書いておられます

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  • Something Orange -  作家の性別は作品とは関係ない。

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    Something Orange -  作家の性別は作品とは関係ない。
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    head 2007/08/12
    進化したオタクは女性と区別が付かない
  •  世界各地のハレ晴れユカイ。 - Something Orange

    世界各地数十カ国の人びとが『ハレ晴れユカイ』を踊っている動画。 ていうか、ベルギーて。フィンランドて。『ハルヒ』はここまで広がっていたのか。すごいなあ。それしかことばが出てこないや。

     世界各地のハレ晴れユカイ。 - Something Orange
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    head 2007/08/10
    ブラジル、アルゼンチンなど中南米はやっぱりカッコいいな。アメリカは、だめだ。
  • Something Orange -  「萌え」は劣化の証?――『なぜ日本人は劣化したか』

    なぜ日人は劣化したか (講談社現代新書) 作者: 香山リカ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/19メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (50件) を見る とはいえ、そう言われて、「では、売れるほうも優先させたいので、幼児への性犯罪には目をつぶりましょう」と答える人はいないだろう。多くの人は、「売れることと社会が安全なことが両立しない場面が来たら、とりあえずは安全を選ぶべきだ」と考えているのではないだろうか。もしそうだとするならば、「萌え」産業の担い手やそれを推進している政府は、どこかで「こんなものを作ってはいけない」と自制心を持つべきだろう。 なげかわしいを読んだ。 香山さんのを読むのはずいぶんひさしぶりですが、最近はこんなものを書いていたのか。いくら新書の品質低下が嘆かれるご時世とはいえ、さすがにこれはないんじゃないか。 全編ツッコミどころの嵐

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    head 2007/07/14
  •  『東方綺譚』 - Something Orange

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    head 2007/05/03
    ユルスナール『東方綺譚』レビュー。そういえば未読だった。
  •  『新釈 走れメロス 他四篇』 - Something Orange

    新釈 走れメロス 他四篇 作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/03/13メディア: 単行購入: 35人 クリック: 814回この商品を含むブログ (340件) を見る 芽野史郎は激怒した。必ずかの邪知暴虐の長官を凹ませねばならぬと決意した。 芽野はいわゆる阿呆学生である。汚い下宿で惰眠をむさぼり、落第を重ねて暮らしてきた。しかし厄介なことに、邪悪に対しては人一倍敏感であった。 どんなに天才的な作家も、魔法使いではない以上、無から新作を生み出すことはできない。 むしろかれらは錬金術師である。過去の作品からさまざまなエッセンスを取り出しては混ぜ合わせ、さらに自分自身の個性を加えて、新しい作品を生み出してしまう。 そんな現代の錬金術師たちも、森見登美彦の腕前には瞠目することだろう。何しろ、森見は「山月記」、「藪の中」、「走れメロス」、「桜の森の満開の下」、「百物語」

     『新釈 走れメロス 他四篇』 - Something Orange
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    head 2007/04/14
    森見登美彦による中島敦やら芥川龍之介の変奏。↑了解です
  • Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」

    一昨日の記事に関して、このようなコメントをいただいた。 男性が描く女性同士の関係では、すぐにいがみあいが発生する、というようなことをよしながさんが言っていて、これにも強く納得しました。そういう世間一般の視線があるのは、事実だと思います。 一理ある。ただ、必ずしも男性作家だけに限らない話だとは思う。女性作家の描く女性同士の関係でも、すぐ「いがみあい」になるものは少なくない。 さて、それでは「やおい関係」(参照)と「いがみあい」の違いはどこにあるのだろうか。それはその関係が自分を高めるかどうか、という一点にある気がする。 よしながふみは女性同士の「やおい関係」の一例として『ガラスの仮面』を挙げているらしい。これはわかりやすい。 ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この

    Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」
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    head 2007/04/03
    「読者がかってに百合萌え」同意。
  • Something Orange - エロゲを必死に布教してみるよ。

    以下、『SWAN SONG』ネタバレあり。 先日、田村由美『7SEEDS』の最新刊が発売された。 劇作家の鴻上尚史、直木賞作家の角田光代らの絶賛を受けた現代漫画の傑作である。 その物語は、ある日、何事もなく眠ったはずの主人公たちが、見知らぬ世界で目ざめるところから始まる。それから、かれらは必死の冒険のなか、世界が既にほろび去ってしまったこと、少なくとも以前とは変わり果ててしまったことを知る。 読者の注意を逸らさない巧みな展開、一切の容赦なく主人公たちを地獄へ突き落とす語り口、と現代を代表する「語り部」田村由美の領がいかんなく発揮されたカタストロフィ・テーマの傑作である。 ここ数年、漫画業界では巨大災害を描いた作品が何作かつづいたが、そのなかでは桁外れの作品といっていいように思う。十分に、あるいはそれ以上におもしろいし、感動的だし、何より人間性についての深い思索を感じる。 しかし、『SWA

    Something Orange - エロゲを必死に布教してみるよ。
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    head 2007/03/30
    SWAN SONG「『雫』以来のこの10年のノベルゲームのなかの最高傑作と言って良い」
  • Something Orange -  日本一エロいライトノベル。

  • Something Orange -  「キモイ」「ウザイ」は王様病の症状。

    女同士で手繋いでたり、抱き合ったりしてるのが非常に気持ち悪い。 カワイイ子同士でも目の保養と気持ち悪さが相殺されてぎりぎり許容できるのに、普通なコとか不細工なコとかがやってるともう耐えられない。 まだ公共機関でいちゃこいてるカップルの方がまし。 見なきゃいいっていう意見もあるかと思うが、特に不細工な人たちはところかまわずやるもんだから(当社比)。目に入る。目に余る。 一度自分たちを客観的に見て欲しい。 「女同士で・・・がキモイ」 「はてな匿名ダイアリー」より。 いろいろといじり甲斐のある記事だと思いますが、まあ、この記事そのものはどうでもいい。 それより、こういう記事を読んでぼくが思うのは、「「キモイ」ってどういう意味なんだろう? どうしてこんな言葉を使うんだろう?」ということです。 昔から思っていたことだけれど、これ、実はかなり意味不明な言葉なのではないでしょうか。あいてを非難しているこ

    Something Orange -  「キモイ」「ウザイ」は王様病の症状。
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    head 2007/03/08
    用法自体は「うるさい」とさほど質は変わらないと思う。昨今の多用ぶりの原因としてはコメントにほぼ同意。ガードの姿勢。暗黙に同意を促す。
  • Something Orange - つながる「ことば」を求めて。

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    Something Orange - つながる「ことば」を求めて。
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    head 2007/02/24
    「作品を分析し批評する「ことば」とは、ある価値観を押しつけるためにあるのではなく、話しあい、つながりあうためにこそ必要とされるのではないだろうか」