あの日を忘れない どんな人にも「忘れられない1日」がある。それはどんな著名な芸能人でも変わらない。人との出会い、別れ、挫折、後悔、歓喜…AERA dot.だけに語ってくれた珠玉のエピソード。
JR南武線稲田堤駅の西側にある観光道(かんこうどう)踏切。あまり知られていない往時の「観光地」を今に伝える貴重な史跡? 踏切の名称に惹かれて何十年の、いわば「踏切名称マニア」である今尾恵介さんが、全国の珍名踏切を案内してくれる連載。今回は「稲田堤」周辺の踏切を紹介します。 【地図や他の踏切写真はこちら】 * * * JR南武線に稲田堤という駅がある。所在地は川崎市多摩区菅(すげ)稲田堤一丁目1-1で、駅前には交通量のかなり多い踏切がある。この通りを160メートルほど南下すれば南武線に並行する府中街道に至り、北へ行けば570メートルで多摩川の堤防。この堤防が駅名の由来となった「稲田堤」だ。 駅前の踏切は「観光道(かんこうどう)」踏切と名付けられている。これといって目立った観光地もないエリアでなぜ「観光道」なのか。駅の南側にある商店街の中で、歴史のありそうな1軒に入り通りの名前を尋ねてみた
ここのところ、ボードゲームが人気だという。その背景には「スマホゲーム疲れ」があるようだ。 デジタルゲーム全盛のいま、電源を使わない「非電源系」とも呼ばれる「ボードゲーム」がファンを増やしている。ルールを簡略化した「どうぶつしょうぎ」の売り上げは、国内50万セット超。会話を糸口に参加者の中にまぎれた「人狼」を探し出す「会話型心理ゲーム人狼(JIN-ROU)」は、発売から1カ月余りで1万3千セットも売れた。 会社員兼DJのムードマンさん(43)は、「息子がDSにハマってしまい、一人の世界に閉じこもりがちになった」ため、3年ほど前から妻も交えてやってきた。集めたゲームはおよそ100種類。いまでは息子に裏をかかれて負けることもあるが、そこでわが子の成長を実感する。ムードマンさんは、非電源系の静かなブームに「スマホ疲れ」があるとにらむ。 「スマホのゲームって基本は無料ではあるけれど、アイテムを買わな
解雇したい人間を押し込め、じわじわと追いつめる「追い出し部屋」。これは、民間企業だけではなく、公的機関である「大学」にも存在する。 その場所は、「教職員研修室」の名で呼ばれていた。名古屋女子大学文学部教授として教鞭をとっていた谷口富士夫(たにぐちふじお)さん(55)は昨夏まで、この「部屋」で、日本漢字能力検定の過去問を解かされ、何度もリポートを書かされ、文章作成などの業務を行っていた。当時を振り返って谷口さんはこう言う。 「いつ何をさせられ、今後どうなるかわからない状態…。心理的に追いつめられていました。まさに追い出し部屋です」 学園の法人本部から突然呼び出しを受けたのは一昨年6月。指示通り、本部がある汐路(しおじ)学舎の会議室に行くと、事務方の中間管理職の男性からこう告げられた。 「漢字能力検定の1級と2級の過去問題を解くように」 学生による授業評価アンケートの結果が低かったため、
現在14歳の藤沢里菜は、11歳6カ月という史上最年少で囲碁のプロ棋士となった。故・藤沢秀行名誉棋聖の孫にして藤沢一就(かずなり)八段の娘だが、祖父や父に教わったことはほとんどない。 6歳のとき、初めて行った碁会所で朝から晩まで集中して打った。その姿を見た母・えり子さんは、普通の子とは違うと感じた。その日から、母と娘は突き進んだ。 テレビを捨てて、ネットも友達と遊ぶのも禁止。学校から帰ると毎日、囲碁道場に通った。離婚して女手一つで育てていたえり子さんは、働きながら送り迎えをし、夕食の弁当を作って届けた。道場に通いやすい所に引っ越しもした。 毎年1人しか受からない女流棋士採用試験には3度目で合格した。テレビを買ってもらい、初めて知ったAKB48が大好きになってコンサートへも行った。しかし、3年目の今年は負けが込んでいる。 「3時間の持ち時間がなかなか使いきれなくて…。実力不足です。もっと勉強し
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