今回ネット上で丸見えになっていたグーグルグループは、このサービスを提供するグーグル日本法人の社員が開設し、社内で情報共有するために運用していた。 操作に精通しているはずの同法人でも、認識の甘さから簡単に情報が漏れる恐ろしさを見せつけた。 昨年7月には、環境省の国際条約の交渉内容やがん患者の診療記録など、中央省庁や医療機関などの大量の内部情報がグーグルグループで公開状態になっていたことが明らかになった。初期設定が「公開」だったのが原因だが、当初、グーグル日本法人は利用者の使い方に問題があるとして、「公開しない設定も用意している。適切に利用してほしい」と説明していた。 しかし同法人がグーグルグループの利用者となった今回の問題では、サービスを開発して提供していた側にもかかわらず、空港側から預かった重要な設計図などを漏えいしたことになる。 同法人は「今回は非公開にすべきものだった」と釈明したが、自