グロースハッカーを読んだ。 従来のマーケターはマーケティングのイロハをアンラーニングする必要がある。 「製品開発とマーケティングを完全に別のプロセスとして行う方法はもう古い」(17ページ) 何ヶ月もかけて綿密な準備をしてマーケティングのために莫大な予算を使って製品を売り込む。マーケターは誰も利用したいと思わない製品だということを数ヶ月後に知る。そのような従来型の方法と一線を画するのがグロースハッカーだ。 本書で紹介していることのどれもがシンプルだ。 人が欲しがるものを作れ。ポール・グレアム。 誰のための製品なのか。なぜユーザーがこの製品を使うのか。なぜ私がこの製品を使うのか。 この「ソクラテス式問答法」が効果的だ。何度も何度もそれを問い直す。 著者の成功事例、新刊書をベストセラーにした方法も参考になる。またクックパッドの加藤恭輔氏による日本語版の解説が具体的で素晴らしい。 薄くて読みやすい