日本IBMとアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は2009年11月26日,日本企業のIFRS(国際会計基準)対応を支援するサービスを発表した。2015~16年にも開始するとみられるIFRSの全面採用(アドプション)に向け,影響分析や課題抽出といった初期評価から,基本構想の立案,課題を解決するための業務や情報システムの設計・開発・移行までのメニューをそろえる。 日本IBMとIBCSが提供するIFRS対応支援サービスは大きく,(1)初期評価・基本構想,(2)クイック初期評価,(3)業務・システム設計・開発・移行の3種類。 (1)の初期評価・基本構想では,IFRSに対応する際の影響範囲を特定した上で,課題の抽出,解決方針の策定,検証を実施する。期間は約2~3カ月。 検討の際は,(a)ビジネス・顧客(M&A,知的財産,税務に関する戦略・対応),(b)製品・サービス(顧客