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ブックマーク / takedanet.com (6)

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発事故中間まとめ(6) 重大事故研究は単色だった

    原子力では原発の「シビアーアクシデント」、つまり「重大事故」の研究はかなり行われていて、原発に関係している人は、「こんな事故など起こらないのに、研究するだけバカらしい」という雰囲気すらあった。 そして、重大事故では「止める、冷やす、閉じ込める」という3原則が立てられると、多くの人がこの「標語」に惑わされて、思考が停止していた。 つまり、目の前で何が起こっても「止める、冷やす、閉じ込める」ということしか言わず、またそれを言わなければ専門家では無いという雰囲気すらあった。 今回の福島原発事故でも、テレビに登場した「専門家」と言われる人たちは、そろって「原発事故の原則は「止める、冷やす、閉じ込める」ということです」と言い、原発の内容を理解しているわけではないアナウンサーや解説者もそれに同調していた。 でも、この3原則は「事故が起こっても、放射線漏れを最小限にい止める」という目的を持っていて、今

    hoppie
    hoppie 2011/06/16
    というのがベストの方法だったとも考えられる.
  • 武田邦彦 (中部大学): 科学者の日記110608 夏を迎えて

    夏を迎えて被曝量を減らすために色々、やらなければならないことがあります。 政府、自治体、学校などは、子供達を何とか被曝させようと必死なので、それに対抗して大人がやらなければなりません. ・・・・・・・・・ 1)   エアコン エアコンはフィルター、ファンのところに3月の放射性チリが付いていますので、良く掃除をする必要があります。 部屋の空気を循環するのは被曝という点では問題はありませんのでエアコンの使用は大丈夫ですが、その前に室内の空気が循環して床や壁、家具などに付いている放射性チリが舞い上がらないようにあらかじめ水拭きをしましょう。 また外から帰ってきたときに着ていた服を着替えて部屋に入ると、その部屋の放射線量が下がるので、被曝量の少ない快適な生活を送ることができると思います。 2)   秋田と新潟のお米・・・どちら? できるだけ原発から遠い生産地を選びましょう。岩手、秋田、新潟、長野、

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(21) 「直ちに」とは何か?「冷静に」とはなにか?

    みんなが不安に思っている現在、私のような専門家が(打ち合わせなく、結果として)同じ事を言うことになるのが大切でしょう。そうしないと一般の人は不安に思います.その点では、私とテレビなどに出ている専門家との間にかなりの違いがあります。 当は違いはないはずです。私も原子力の仕事を長くしてきましたし、第一種放射線取扱主任者ですから、同じ試験問題を解き、合格し、それを元に仕事をしてきたのですから。 そこで、少し深く考えてみました。 政府、テレビの専門家、NHKなどは、福島原発で放射線の汚染の数値が出る度に、「直ちに健康に影響が出るレベルではない」と「冷静に対応」と言っています. 3月21日には高い放射線の下で作業にあたる作業員の被曝について指揮をした人が「直ちに健康に影響ない」と言いました。 なぜ、政府や専門家は「放射線障害を防止する法律や規則」に定められた限度と異なる数値を言っているのでしょうか

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(34) 春休みの終わり、簡単に判断すると

    春休みも終わりに近づき子供を持たれる多くの家庭の方は、これからどうしようかと思案しておられると思います。 先日示した被曝量の表はかなり複雑だったので、それをさらに簡単にして多くの人が参考にできるようにしたいと思います。 また、あまり文章が長くなると複雑になるので必要に応じて分けて整理をしたいと思います。 ・・・・・・・・・ まず第1にどのくらいの放射線を浴びても良いかということを、自分ではっきりと決めておくことです。 ご不安はあるでしょうけども、とにかく決めないと決断をすることができません。 その参考のために二つの例を挙げます。 一つは、日の放射線障害防止の法律と国際放射線防護委員会の勧告で、これは同じ値です.この値を使うということは、専門家に判断をゆだねるということを意味しています。 値は1年に1ミリシーベルトですから、1時間あたりに直しますと約0.1マイクロシーベルトです。 つまり、

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(31) 結局、子供はどのぐらい被曝するか?

    核爆発でできた放射性物質がどのくらいの時間でなくなっていくかということには一つの目安があります。 1)   できた瞬間から4日目までに1000分の1になる、 2)   4日前から4ヶ月の間に、さらに10分の1になる、 3)   4ヶ月から後はあまり変わらない。 最初に1000分の1になる理由は、短い時間にどんどん壊れていく放射性物質があるからです。ただ福島原発事故の場合には核爆発(臨界、運転)を止めて3日程度たってから水素爆発で外部に出て、それから、さらに1日くらいの後の放射線の量を測定していますから、測定値は第1段階をすでに終わっているものです。 第2段階では今、盛んに言われている「放射性ヨウ素」等のように、数日から数十日で壊れる元素の影響で10分の1ぐらいになるのです。 それから後は、半減期が30年ぐらいの元素が少しずつ分解していきますので、放射線はほとんど変わらないと考えてもいいので

  • 武田邦彦(中部大学)

    武田邦彦(中部大学)
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