■ 関連タグ 医療事故調査制度 坂根みち子 群馬大学腹腔鏡事件 坂根Mクリニック 坂根みち子 2016年8月11日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp 日本の医療安全は世界から大きく遅れていると言われているが、今回の郡大の対応を見ると少なくとも20年遅れているのは間違いない。 そもそも、今回の問題は、群大内部の医療安全管理部長のチェックが端緒となっている(報告書(1)P47、P24)。 であるならば、当事者の秘匿性と非懲罰性が原則である(2)。これは、今回の医療事故調査制度を構築する上でもさんざん言い尽くされている医療安全のための報告制度のイロハのイである。 ところが、群大では当初何故かまずマスコミに漏れた。最初からガバナンスがなっていなかった。そして当時の院長は事もあろうか、報告書すべてに医師個人の過失ありと勝手に加筆し、個人の責任追及を始めてしまっ