図1 コンプレッサの加工段階を見せるContinental社Head of Turbocharger EngineeringのAchim Koch氏。背後のスライドはコンプレッサロータ 「いや、きれいなカッタマークですね」。コンプレッサロータにエンドミルが通った見事な模様。ガスタービンの遠心型コンプレッサと思えば見慣れた光景だが、これはコンプレッサ径にして39mmという小さな小さな自動車用のターボチャージャだ。 ドイツContinental社がターボチャージャに参入した。もう9月だから、今ごろは出荷を始めているはずだ。排気量を下げ、その代わりに過給をドンと効かせて燃費を良くする「燃費ターボ」エンジンがこれから主流になると、同社は読んだ。それならばターボチャージャ事業がおいしい。 Continental社は、1998年にドイツAlfred Teves社を買ってブレーキに進出、2007年にドイ