大阪市役所前に設置していた2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像を傷つけたとして、大阪府警天満署は19日、器物損壊容疑で、大阪府寝屋川市の病院職員の男(45)を書類送検した。同署によると「酒を飲んで酔い、終電を逃してイライラしていた。ミャクミャクを傷つけて発散しようと思った」と容疑を認めているという。 書類送検容疑は3月13日未明、市役所前に設置されたミャクミャクの像を、近くにあった立て看板を使って複数回傷つけ、損壊したとしている。被害額は約33万円という。
埼玉県川口市などに在留するトルコの少数民族クルド人の団体が、県営公園で民族の祭り「ネウロズ」の開催を計画したところ、公園を管理する県の外郭団体が「楽器演奏の禁止」を条件に許可する方針を示し、支援団体などが「ネウロズでは音楽と踊りは一体のものだ」と反発する事態となっている。 祭りを主催する川口市の一般社団法人「日本クルド文化協会」は、同国の非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」に資金提供しているとして昨年11月、トルコ政府が「テロ組織支援者」と認定、トルコ国内の資産が凍結されている。また、祭りで演奏される民族音楽がテロを賛美する内容との指摘もある。 公園を管理する外郭団体の埼玉県公園緑地協会によると、昨年7月、殺人未遂事件をめぐるトラブルをめぐり、クルド人約100人が川口市内の市立病院周辺に殺到した事件以降、同協会に「クルド人に県の施設を貸すな」といった電話やメールが複数寄せられるように
米ユタ州の砂漠に設置された地表粒子検出器群で高エネルギーの宇宙線を検出するイメージ(大阪公立大・京都大L-INSIGHT・Ryuunosuke Takeshige提供) 宇宙から陽子などの微粒子が高エネルギーで降り注ぐ「宇宙線」の観測に取り組む大阪公立大などの国際研究グループが、過去最大規模のエネルギーを持つ宇宙線の検出に成功した。到来した方向には発生源となりうる天体が見当たらず、未知の天体現象に由来した可能性がある。グループは「アマテラス粒子」と名付けて粒子の種類や発生源を調べる。成果をまとめた論文は24日(日本時間)、米科学誌「サイエンス」に掲載された。 宇宙線は宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線で、大規模な爆発やブラックホールなどが発生源と考えられている。宇宙における数々の現象を解き明かすカギになるとされている。 研究グループは米・ユタ州の砂漠で、琵琶湖の面積に近い700平方キロ
国民民主党の玉木雄一郎代表が10日のフジテレビ「日曜報道THE PRIME」に出演し、連立政権入りした場合に望む大臣ポストについて問われ、「総理大臣」と即答したのを見て、「オレのコラム読んだな!」と思わず叫んだ。 岸田首相その4日前の夕刊フジ(6日発行)に筆者が書いた「玉木代表は自民党の誘いに乗るな」というコラムで、「自公が総選挙で惨敗して過半数を失ったときに連立に参加するならいい。ただし、条件として『首班』を要求すべきだ。つまり玉木首相だ」と書いたからだ。 スタジオにいた自民党の佐藤正久参院議員は、玉木氏の発言を聞いて笑っていたが、笑ってる場合ではない。佐藤氏はその後、SNSに「玉木首相なら連立ではなく政権交代になってしまうと思い、思わず笑ってしまった。失礼しました」と投稿していたが、これはあり得る話だ。 キャスターの橋下徹・元大阪市長は「いきなりですか。財務大臣とかじゃなくて」と驚いて
衆院和歌山1区補欠選挙応援で、和歌山市の雑賀崎漁港を訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物のようなものが投げ込まれた事件で、現場で爆発した物体は形状などから、手製された「パイプ爆弾」の可能性が浮上している。「素材は容易に入手でき自作も難しくない」と専門家。悪用を防ぐには限界があると指摘する。 銃器評論家の津田哲也氏によると、一般的なパイプ爆弾は、パイプの中に火薬と起爆装置などを詰め込んで密閉。着火とともに内部の圧力が高まり、破裂する仕組みという。 和歌山市の現場での映像を確認した津田氏は、爆発物を覆う金属のようなものが、シルバー色系統だった点に着目。仮に材質が鉄だった場合、破裂の衝撃で多数の負傷者が出てもおかしくないとし、「薄いアルミニウムなどが使われたのではないか」とみている。 パイプ爆弾は1960年代後半から70年代にかけて激化した学生運動や過激派の活動に使用された経緯もあり、特殊な専門的知
共産党の小池晃書記局長は10日の記者会見で、統一地方選前半戦での党勢後退をめぐり、現役党員への相次ぐ除名処分の影響を否定した。「今回の選挙全体に影響を与えたとは思っていない」と述べた。 苦戦の背景には、党首公選制導入などを訴えたジャーナリストの松竹伸幸氏や鈴木元氏への除名が響いたとの指摘もある。両氏が拠点とする京都は共産の牙城だが、前半戦に含まれた京都府議・市議選では議席を減らした。 しかし、小池氏は「力不足が背景にある」と語る一方、除名問題の影響については「いろいろな宣伝物なども含めて誤解を解く努力を全力でやったので、それが影響したとは思っていない」と述べた。
ウクライナが米欧諸国に求めている主力戦車の供与を巡り、米政治紙ポリティコ(電子版)は24日、バイデン米政権が主力戦車「エイブラムス」を供与する方針を固めつつあり、早ければ週内にも発表する可能性があるとする米当局者2人の話を伝えた。一方、ドイツ誌シュピーゲル(同)は同日、ショルツ独政権も主力戦車「レオパルト2」を供与する方針を決めたと報じた。 これに先立ち、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドは24日、自国が保有するレオパルト2のウクライナ供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表した。レオパルト2の供与には製造国ドイツの承認が必要とされる。 一連の報道によると、米国が検討している供与数は約30両。また、ドイツは自国からの供与だけでなく、ほかの保有国による供与も認める方針だという。米独が主力戦車を供与した場合、ウクライナの戦力向上が見込まれる一方、ロシアがNATOへの敵視をさらに
徳島市で8月に開催された阿波おどりで、参加した踊り手のほぼ4人に1人に当たる819人が新型コロナウイルスに感染したことが22日、主催した実行委員会のアンケートで分かった。未回答の踊り手グループが3割あり、感染者数はさらに多い可能性がある。 阿波おどりは前夜祭を含め8月11~15日に開催。令和2年はコロナの影響で中止、昨年は期間や規模を縮小して開催した。今年は地域への経済効果や伝統の継承を優先し、3年ぶりに屋外の演舞場に観客を入れて本格開催していた。 アンケートは阿波おどりに参加した「連」と呼ばれる123の踊り手グループを対象に実施し、86の連から回答があった。その結果、踊り手の参加者3425人(推計)の24%に当たる819人が8月11~25日に陽性と判明した。判明日は17日が220人と最多で、18日が186人と続いた。
大阪メトロは9日、2025(令和7)年大阪・関西万博に向けて導入する新型車両400系の概要を発表した。会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)に延伸する中央線を走り、先頭車両の「顔」は宇宙船を意識したデザイン。平成23年の「30000系」以来12年ぶりの新型車両で、民営化後は初めて。 大阪メトロの新型車両「400系」の車内はモダンな空間をイメージする400系の「顔」はガラス張りの面積を拡大。万博会場につながる路線であることを重視し、未来的なデザインを採用した。車内のつり広告はなくし、扉ごとに4カ国語に対応する2画面の液晶ディスプレーを設置する。座席の一部は、進行方向に沿って座る「クロスシート」となっている。
走行中の北陸新幹線車内で、乗客向けの「オフィス新幹線」のサービスを実演するJR東日本の社員=22日午前 JR東日本は22日、同社が運行する東北、上越、北陸の各新幹線の全列車で、車内でリモートワークをしたい乗客向けの「オフィス新幹線」のサービスを始めた。8号車限定で座席での通話やウェブ会議が可能。追加料金なしで利用できる。2度の実証実験を経て、本格的な事業として始動した。 新型コロナウイルス禍で落ち込んだ出張需要の喚起を狙い、旅行しながら仕事をする「ワーケーション」や東京と地方で生活拠点を複数持つなど、新しい働き方に対応するために企画した。 走行中の北陸新幹線でリモートワークの実演をするJR東日本の社員=22日午前22日は営業運転中の北陸新幹線の車内が報道陣に公開された。8号車の扉には「オフィス車両」と書かれたステッカーが張られ、各座席にサービス内容を紹介するリーフレットが置かれた。JR東の
日本の食生活に欠かせない刺し身(伊藤壽一郎撮影)日本の食生活に欠かせない刺し身は、食中毒を起こす寄生虫「アニサキス」を死滅させるためにいったん冷凍処理され、生魚の状態より味が落ちていることが多い。だが熊本大などの研究チームは、生のまま瞬間的な電気ショックを加えることで、身の品質を落とさず一気に寄生虫を退治する世界初の技術を開発した。寄生虫を心配せずに、生魚のおいしい刺し身を食べられる機会が増えそうだ。 胃腸の壁を食い破り激痛アニサキスは世界中の海に生息し、アジやサバ、サケ、イカなど魚介類の多くに寄生する線虫だ。長さ2~3センチ、幅1ミリ弱の半透明の白い糸状。動きは活発で、「アニー」などと呼んでペットとして愛玩するマニアもいる。だが人体に入ると胃腸の壁を食い破り、激しい腹痛を生じさせる食中毒「アニサキス症」を引き起こすことがある。
日本ライフル射撃協会が国内の競技者消滅に強い危機感を抱いている。競技者である協会員の平均年齢が右肩上がりで60歳を超えるのは時間の問題。「このままではライフル射撃の競技者が(日本国内に)いなくなる」。ダンディーな松丸喜一郎会長も悲痛な声を上げる中、生き残りの切り札が開発された。安全性の高い光線銃「ビームピストル」だ。 7月に開催された協会のオンライン理事会後、松丸会長は報道陣を前にマイクを握り、厳しい競技環境を紹介した。2008年に3414人いた会員数は19年に2930人へ大幅に減少。43・2歳だった平均年齢も50・4歳へと押し上げられた。このまま推移すれば15年後の34年には60歳を超え、競技から引退する人が続出すれば競技存続の危機に陥る。 国内の競技人口は他の五輪競技と雲泥の差がある。協会の資料によれば、トップの陸上が2200万人で2位の水泳が約1000万。卓球、サッカー、バドミントン
新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、先斗町(ぽんとちょう)お茶屋営業組合と先斗町芸妓組合が24日、同町の芸舞妓(げいまいこ)らが手作りしたマスク476枚を京都市に寄付した。市を通して高齢者施設に配布される予定。 先斗町では、感染拡大防止のため、5月1日から開催予定だった「鴨川をどり」が中止となるなど大きな影響が出ており、風情ある南北約500メートルの通りも閑散とした状況が続いている。 両組合によると「空いた時間で何かできることはないか」と芸舞妓やお茶屋から声があり、不足気味になっているマスクを作製して力になろうと始まった。町内すべてのお茶屋21軒と芸舞妓計47人が賛同し、型に合わせて手ぬぐいや布を切り、縫い合わせて作製したという。 この日、京都市役所で行われた受納式で先斗町芸妓組合長のもみ乃さんは「千羽鶴を折るような気持ちで一針一針、気持ちを込めて作りました。元気になってもら
【ソウル=名村隆寛】北朝鮮が、23~25日に行う北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場廃棄の式典に「現地取材を許可する用意がある」としていた韓国記者団の名簿受け取りを拒否した。韓国統一省が18日、明らかにした。 韓国政府は同日、軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)の連絡ルートを通じ、名簿の通知を試みたが、北朝鮮側は受け取らなかったという。 北朝鮮外務省は12日に核実験場廃棄の日程を発表した際に、中国、ロシア、米国、英国、韓国から訪れる記者に限定し、取材を許可する方針を明らかにしていた。また、北京から東部の元山(ウォンサン)へのチャーター便を準備するなど、「国際記者団」の取材の便宜を図ることも明言していた。韓国以外の国からの記者が拒否されたかは不明だ。 北朝鮮は16日に板門店で行うことで合意していた南北閣僚級会談を、今月11日から行われている定例の米韓共同訓練「マックス・サンダー」を理由に、
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