NTTドコモから発売される2010-2011年度冬春モデルの携帯電話14機種に、徳田・李研究室が中心となって開発した音声合成エンジン hts_engine APIが搭載される。今冬から発売されたこの14機種には音声クイック起動という機能が搭載されており、音声により携帯電話の機能を起動することができる。これには音声によって携帯の機能を起動することができる「音声認識」、その認識された音声から,適切な挙動を選択する「対話制御」、画面のキャラクターが適切な応答音声を発生する「音声合成」の3つの技術が組み合わされており、同研究室の開発したエンジンはその内の音声合成技術の分野を担っている。 音声合成エンジンhts_engine APIは統計モデルを使用していることから、メモリサイズが小さいことが特徴で、情報基盤となったHMM-based speech synthesis system(HTS)は以前本