Netflixで配信が始まったドキュメンタリー作品『メディアが沈黙する日』。本作において監督のブライアン・ナッペンバーガーは、シリコンヴァレーの実力者であるピーター・ティールがハルク・ホーガンに訴訟用の資金を提供したこと(それによってゴーカーは破産に至った)と、ドナルド・トランプやカジノ王のシェルドン・アデルソンといった権力者たちが自由な報道を奪おうと行動を起こしている現状を、見事に紡いでみせた。 『メディアが沈黙する日』は、果たして一般社会の関心を得ることができるのだろうか。ゴーカー訴訟にまつわる記事を『WIRED』US版に寄稿していたデイヴィ・アルバと、過去にナッペンバーガー作品の論評を書いているアンジェラ・ウォーターカッターが語り合った。 RELATEDゴーカー・メディアの破産、ピーター・ティールの報復H・ホーガン「セックス動画」訴訟、賠償金1億ドルをめぐる戦いは終わらないH・ホーガ