警察官の立場を利用し、マッチングアプリで知り合った女性に性的暴行をしたなどとして、中国四国管区警察局の警視正、岩本幸一容疑者(58)=自称広島市南区出汐2丁目=が不同意性交と強要の容疑で逮捕された事件で、岩本容疑者の関係先から複数の「始末書」が見つかっていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。広島県警は被害者が複数人いるとみて関連を調べる。 【動画】不同意性交疑いで警視正を送検 広島県警 県警は9日、岩本容疑者を送検した。送検容疑は9月30日午後10時35分ごろから11時40分ごろまでの間、中区の宿泊施設で、20代女性を「実は警察官なんだよ。売春とかを担当する部署にいる。これは犯罪になる」などと脅して乱暴した上、「始末書」と題した書面を作らせた疑い。 さらに10月2日午後6時半ごろ、女性方付近の歩道で女性を待ち伏せし、携帯電話番号を聞き出した疑い。 警視正は警視総監、警視監、警視長に