今月17日にバンコク中心部で起きた爆破テロに関連し、タイ国家警察庁と陸軍は29日、外国人の男(28)を爆発物所持容疑で逮捕したと発表した。住まいから見つかった爆発装置を作るさまざまな材料にテロで使われたものと共通点があることから、「(テロと翌日の)2件の爆発事件に関与している可能性がある」とみて調べる。 午後6時(日本時間同8時)から、警察庁と陸軍の報道官がテレビを通じて逮捕を発表し、押収物や容疑者の写真も放送した。 警察庁によると、男はバンコク東部のノンチョーク地区の集合住宅にいるところを拘束された。部屋から見つかったのは、テロ事件に使われたのと類似する大きさのオートバイ用ベアリング(車軸などに使う鉄球)や信管、鉄パイプ、電線、工具など。また多数の偽造外国旅券も見つかった。男はトルコ系との情報もあるが、国籍などはまだ判明していないという。 ソムヨット警察庁長官は男の逮… この記事は有料会