一眼レフの新しいボディが欲しい。 レンズが欲しい。 彼女が欲しい。 彼女とご飯を食べて、美味しいねと言いたい。 旅行に行きたい。 健康でありたい。 写真撮りに行きたい。 時間が巻き戻って欲しい。絶対に、あの部活には入らない。 もっと時間が欲しい。 自分の欲望って、しょーもねーなー。 書いてて、なんて小市民でささやかな願望なんだろうと、これが自分の器かと、思い知る。 人間の気持ちや思考って、環境や普段接する人に影響され、「クセがつく」よね。 そのクセを変えるのもなかなか容易ではないよね。 会社と部屋の往復で、仕事関係の人間以外の、外の世界の人と接触しないから「絶対に自分では意識できないクセ」がついていると想像する。 近頃、仕事で嫌なことがあると「入社したとき、さんざん人をいじめ、小馬鹿にし、人を育てようとしなかった組織のクセに!」という考えがすぐに浮かぶ。クセが出来上がっている。この考えは、
憧れの人に会えた時、うそみたいな失敗をした時、いろんな場面で「おい!昔の私!聞いてくれ!いまこうだぞ!」と言いたくなることがある。 「あの頃の自分に伝えたい」というやつだ。 でも実際、昔の自分を前にして喋ってみるとどういう気持ちになるのだろうか? もしもに備えてシミュレーションしてみることにした。 シミュレーションの仕方 今回は「昔の自分に語りかける」練習をする。どうやればいいだろう。考えたのが ①学生の頃の写真をPC画面いっぱいにうつす ②その写真を見ながら話しかける ③友人に昔の自分になりきって声を担当してもらう というデジタル腹話術方式(?)でやってみることにした。むかしの自分からビデオ通話がかかってきたようなイメージである。 あくまで影武者の方は見ず、PC画面だけを見て「むかしの私が喋りかけてきた」と思い込むことが重要だ。 実際にやってみる 大学の友人に、中学時代の写真データだけ持
2018年12月31日、新卒入社して3年半勤めた会社を辞めた。東京の八重洲にある、フリーペーパーやWebサービスを作る会社で働いていた。いわゆる「文系プログラマー」というやつで、文系学部を卒業後、会社に入ってからプログラミングを覚えた。現在は退職してフリーランスになり、個人で開発しつつ、ずっと漫画を描いている。 3年半のあいだ、大きく分けて2つの失敗をした。 1. プログラミング入門の仕方に失敗した 2. プログラミングを覚えてから何をすればいいかわからなかった 前者の失敗の結果、プログラミングを投げ出して京都に逃亡した。後者の失敗では精神を病み、3ヶ月休職をすることになった。前者は笑い話だが、後者は人生に暗い影しか落とさない。これからプログラミングを始めようと考えている人には同じような失敗を避けてほしい。そういう願いも込めてこの文章を書いている。 ※「文系プログラマー」という表現は適切で
「目の前にいる、生まれたばかりの赤ちゃんである我が息子。この子が、男であることがなんか、嫌」 ある日、自分のそんな奇怪な感情に気づいた、漫画家・田房永子。上の娘が赤ちゃんの時にはこんなこと思わなかったのに。 思えば中学、高校と6年間女子校に通い、生身の男子との交流に飢えながら、少女漫画でファンタジックな男性観を培い、しかし実際に出会い接触するのは「痴漢」という性的な恐怖を与えてくる男たちのみだった──。 もしかして自分は、強烈な男性嫌悪者かもしれない。このまま、男の子を育てるなんてしてはいけない。己の歪んだ男性観の矯正に挑む、ド直球日常報告エッセイ! 私は、自分が発する「痴漢する男って、こういう心理なんじゃないかと思うんですよ」という意見は、男性にも有益なものだと思ってた。加害者の心理を分かっていたほうが、冤罪を闇雲に怖がらず対策を取りやすいのではないかと思うからだ。 そういったことを前提
年越しにまったく予定がなくて暇だった。1月1日には実家に帰るし、どこかに遠出する時間もない。暇だ。 そうだ、時間もあることだし歩いて家まで帰ってみよう。 大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いな食べ物はプラスチック。(動画インタビュー) 前の記事:家の中でクリスマスのイルミネーションをやる > 個人サイト ジャーニーとモアイとめがね 僕の実家は神奈川県の三浦市というところにあり、今は東京の中野駅の近くで一人暮らしをしている。中野駅から実家までをグーグルマップで調べると70kmくらい、14時間ほどで着く距離だとわかった。 過去にママチャリで日本一周したことがあり、一日に100〜120kmを毎日走っていたこととがある。そのため「70kmくら
平成も今年で終わる今こそ、平成のネット史を検証したいものですね。 インプレスブックス発刊のムック「意外にかんたん! ホームページデビュー 2001」を掘り起こしたのでレビューします。 book.impress.co.jp 意外にかんたん! ホームページデビュー 2001 友人から献本をもらってそのまま取っといたやつー。 書籍紹介文の解説 意外にかんたん! ホームページデビュー 2001 - インプレスブックス 本誌一冊で必ずデビューできます。付属CDROMには人気ホームページ作成ソフト、素材500点、テンプレートを収録。ていねいな解説記事に加えて、掲示板運営のコツ、100人のホームページ制作者が語る「感動の体験談」など、楽しくタメになる記事が満載。 デビューとか、ちょっと何言ってるかよくわかんないと思いますが「ホームページ」を「ブログ」に置き換えるとなんとなく理解できるかと思います。 20
わたしはずっと自分がブスだと思って生きてきた。 小さい頃から太っていたし、周りからかわいいって言われたこともなかったから。 母からは「あなたはかわいくはないかもしれないけど、愛嬌があるしかわいらしいから大丈夫」とブスにしか言わないような言葉で必死に褒められ、中学時代に好きだった男子からはわたしのいないところで「あいつ性格は悪くないんだけど見た目が(笑)俺は絶対付き合えないわ(笑)」と言われ、高校時代は知らない女の先輩から2年間廊下ですれ違う度に「ブス」と言われ続けた。追加して高校時代は「ブス過ぎて一緒にいるのが恥ずかしい」と言われ、一緒に遊びに行く友達もいないほどだった。 わかってもらえるだろうか、卑下して言っている訳ではなく、わたしは本当に「ブス」そのものだったのである。記憶を捏造している訳ではなく、マジな話で成人するまで他人から「かわいい」と言われたことがない。頑張って「かわいらしい」
こんにちは、ROOMIE編集長の野田です。(写真左から2番目) ROOMIEを読んでくれている皆さん、どうも明けましておめでとうございます! 昨年は閲覧数が1年で7倍近くになったり、編集部員の数も2倍になったり、ぼくらにとってはホント激動の年でした。 そんな中、実は12月からROOMIEのコンセプトが変化しています。 「こだわりのある暮らし」から「クラフトな遊び心地」に それが、この変化です。メディアの標語としてなら、「こだわりのある暮らし」から「クラフトな遊び心地」になりました。 なぜ変わったのかというと、つまるところ、いわゆる「丁寧な暮らし」的な世界観にどこか馴染めなかったからです。 ウチでもソトでも遊んでいたい 定義は人それぞれだと思いますが、僕の中での「丁寧な暮らし」は、完成された世界観があるものだと思っています。 例えば、部屋に遊びに行ったら、どこか居住まいを正さなくちゃいけない
相手は今年初めてできた一つ上の彼氏だった。こんなパッとしない女にも彼氏ができるとは思わなかったし、セックスがこんなに幸せだとは思わなかった。私はいままで告白もされたことないし、したこともない典型的なモテない女だった。 私は大学卒業後に実家を出て一人暮らししながら、とりあえず就職して働いて転職して食って寝て一人で酒飲みながらゲームやYouTube見てときどき増田見ながら生きてるって生活をしてた。 私と彼氏さんは職場で出会った。部署は同じだったけど、お互い最初はそんなに気にしてなかった。親しくなったキッカケは去年の部署の忘年会でたまたま席が隣だった。どちらも洋楽が好きで、あるアーティストのファンだった。それからちょくちょく職場で話していくうちに連絡先交換をして食事に誘われた。 セックスのときの肌と肌が触れ合う感覚はまだ忘れていない。男の人の裸を生で見るのは初めてだったし、「あぁ、なんか女の人よ
2018年もあとわずか。今年もいろいろなところへ汽車旅・乗り鉄に行ってきました。ということで、今年の汽車旅を振り返ってみたいと思います。年末恒例、と思いきや、初めての企画だったりします。 初乗り! 今年初めて乗車した列車たちまずは、今年初めて乗車した列車を振り返ってみます。 中央線 特急列車「E353系」に初乗り! 中央線の新型特急列車「E353系」に初乗車! 正確には昨年(2017年)の年末ですが、運行を開始したばかりの中央線の特急列車「E353系」に乗車してきました。 www.kzlifelog.com 先代のE351系と比べて、カーブでの傾斜や振動が少なく、乗り心地は上々。各席のコンセントやフリーWiFiなども具備し、設備面でも充実した車両になっています。 このときは、新宿午前7時発の「スーパーあずさ1号」に乗車。まだ薄暗い新宿駅のホームに入線してきたE353系のスリムなボディが注目
しょっぱなから少々ネタバレをしてしまうのだけど、渡辺ペコさんの漫画『1122』には、夫とのセックスレスに悩む主人公の女性が、女性向けの性風俗を利用するエピソードが登場する。30代半ばにさしかかり性欲もほとんど消えかけていた主人公だけど、性風俗で若い男の子との情事を経験し、もう一度自分の性を見つめ直す機会を得るのである。 さらに、主人公は後日、男友達に性風俗を体験したことを報告する。そのとき、「思い出すとあったかい気持ちに――」と主人公は若い男の子との情事を語るのだけど、男友達にすぐ「ああ、いやらしい気持ちね」と言い直されるのだ。 このシーンを読んで、私は「たしかに……!」と膝を打ってしまった。恋愛しているときに感じるあの「あったかい気持ち」は、よーく分解してみると、しばしば性欲と同じだったりする。お付き合いの期間を重ねれば性欲はだんだんその人自体に向けられた「愛」に変わっていくこともあるけ
分かる人いませんか 最近ガジェット買いすぎじゃない?ガジェット警部じゃね?とギャルよろしくすばらしい連想ゲームをした結果、最近ガジェットのことを考えると頭の中がインスペクトァッガージェッです。いきなり思い出して、検索して、画像に出会えて、その晩は一人でエキサイトした。 Apple Watchみたいなの、出てきてるしね!足のばねとかタケコプターとか、今のガジェットとはベクトルが違うけどね!どっちかというとアンドロイドかね? 分かる人いませんか 「欲しい」と書くと買い物が実現しやすいのかな 2017年:iPhone6s(中古) 2017年:ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン(買ってもらった) 2017年:Apple Watch 2018年:迷い始めたiPad Pro 購入を決意した 購入した PayPay決済でポイント還元のチャンスを逃して落ち込んだ 2018年:PayPay決済でワイヤレ
私を不倫に誘うのはやめてください。 「僕は不倫なんてつもりじゃない。恋人になりたいんだ」という人も多いけれど、そういう独自の解釈の話ではありません。あなたが結婚していて、妻がいるのならば、家庭の外で私と恋愛関係を築こうとしたりセックスをしようとしたりするのは不倫です。 私が不倫に誘われて、喜んでいると思っていますか。モテて嬉しいだろうって。 私は、割と嫌なことを言われてもヘラヘラと笑ってしまうし、相手を傷つけないような断り文句を探すのに時間がかかってしまうから、そう思われるのかもしれませんね。 ある男性には、私が幼少期に親族の不倫でどれだけつらい思いをしたか話しました。 娘さんがいる男性でした。SNSでも、いつも娘さんとの仲の良い様子をアップしている人でした。 あの可愛い娘さんに、私みたいな悲しい思いをさせる可能性を作りたくないから勘弁してくれとお願いしました。娘さんのことを思って、生まれ
結婚するのは、 お母さんじゃない! あなたなんだ!! お母さんの結婚が不幸でも、 あなたは、 結婚して、 幸せになっていいんだ!! 東京と兵庫にある結婚相談所、 結婚物語。仲人Tです。 さて、当たり前の話ですが、結婚相談所でも全員が結婚して去っていくわけではありません。 2年、3年と長期戦になる方や、私たちの力及ばず、退会される方もいらっしゃいます。 じゃあ、 成婚できる人とできない人は 何が違うのだろう? と所長に聞いてみたら、 一言でバッサリ切られました。 「それはね、ズバリ、 親やな。」 わ、わ、 私もそう思ってたーーー!! オイオイ、責任転嫁かよ!30過ぎたいい大人が結婚できないのを親のせいにするのかよ! うんうん、 そういう意見があるのは重々承知だぜ! ただ、一つ言わせてくれ! そばにいる人の影響って、 結構バカになりませんからーーーー!! 学校でも「あの先生のせいで数学が嫌いに
平成が終わろうとしている世の中で、「仕事のやりとりは電話、FAXが主流」「無駄な会議が多い」「お茶くみは女性社員の仕事」など、いまだに昭和的な働き方をする会社は少なくない。 LINEを使ったビジネスツールを展開する「LINE WORKS」の調査によると、現場の社員の54.6%、つまりは半分以上の方が「自分の会社の働き方は昭和的だ」と感じているらしい。働き方改革が叫ばれる昨今、まだまだ時代遅れな、昭和的な価値観から抜け出せない企業も多く存在するようだ。 そこで、日米の働き方事情に詳しいデーブ・スペクターさん、平成生まれで昭和の時代を一切知らないガングロギャルのあおちゃん、元々は大手商社でサラリーマンをしていたライターのヨッピーさんの3人に集まってもらい、「昭和企業あるある座談会」を開催した。 皆さんも「自分の会社はどうか?」という視点で、自分の会社の働き方についてぜひ考えてみて欲しい。 デー
幻冬舎plusの人気連載「かけこみ人生相談」の回答者の橋本治さんの回が、オリジナル文庫になって絶賛発売中。文庫に新たに所収されたあとがきを特別公開します。2018年もそろそろ仕上げ、心の悩みもほぐしていきませんか。 『橋本治のかけこみ人生相談』橋本治 * 世の中には「不幸な人」がいます。それは事実です。しかし、「不幸に見える人、人から不幸だと思われる人」が、本当に不幸かどうかは分かりません。「自分はこんなもんだ」と思って、文句も言わずそれなりに生きているかもしれません。貧乏だと、生活費を稼ぐのに忙しくて、自分の貧乏に文句を言っている隙がなくなったりもしますから。 それより面倒なのは、「自分はあんまり幸福じゃない」と思ってしまう人です。この人達は、自分の基準ではなくて「幸福そうに見える他人のあり方」をモノサシにして、「自分はそうじゃない……」と飢餓をつのらせているのですね。自分に充実感が持て
https://anond.hatelabo.jp/20160622100234 また昔書いた記事が取り沙汰されているのに気付いてしまいました。 上げられるたびに背中にじわりと嫌な汗をかきます。 この記事は自分の人生の写し鏡のようです。事実を曲げず素直に書いた分、読んだ感想として幸せな結婚もあるよ書き手がクズだよとマウントを取られたり叩かれることには結構ダメージを受けます。著書買ってるような名のある作家さまにまで叩かれてたときはさすがに少し泣きました。でも大ファンです。人生の内に貴殿に文章を読んで貰えて光栄でした…といきなり誰ともなく私信失礼。 ただ、部分部分では共感して頂けたり、書いてくれてありがとうと仰ってくれる方もいることを考えると、決して書いたこと自体は無駄ではなかったのだと、一旦は縮み上がった心臓の辺りを撫で下ろしています。 そんな筆者のそれから二年半後の話です。 この旦那とは別
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