日本ネットワークセキュリティ協会 PKI相互運用WG・電子署名WGの共催で2014年6月2日に行われたBitcoin勉強会の資料を公開用に手直ししたものです。長い事、電子署名を専門にしており、そのような観点でビットコインのデータや署名、ハッシュについて解説させていただきました。
所在地が東京ということもあって日本の皆様にお馴染みのMtGOXなるBitCoin取引所が取引の仕組みの穴を突いた不正な取引によって顧客から預かったBitCoin盗まれちゃいました!という事件をきっかけにBitCoinの信頼性が揺らいでいます。 まあこれは取引所の決済管理のシステム的な穴だったということで、BitCoinそのものの仕組みが問題だったわけではないということですけど、BitCoin財団が慌てて「MtGOXが悪いだけだ」って言っているあたりが本当の問題だと思っています。 仕組みがどんなに信頼性の高いものであっても、金融の世界というのは「信用」をベースにやりとりする世界です。 BitCoin自体は別に取引所に預けなくても保持できますが、逆にそれは「銀行」的なものがないということになりますので、大抵の場合はやはり取引所にウォレット作ることにはなるでしょう。だから、取引所に「信用」がある
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