もし仮にね、息子か娘が「俳句部に入ることにしたんだ」って言ったら、いいねとかやめなさいとかじゃなく、十中八九ぼくだったらこう言っちゃうと思うんだ。 「渋っ!」 渋いよ! なんでそう感じるのか分かんないけど……少なくとも「若々しい」印象はなかったですすいません。 そんな俳句部の青春を描いた漫画が『ぼくらの17−ON!』。 最近はほんと漫画になってない文化系部活ないんじゃないかと思うくらいですが、そもそも俳句部って何するの?って話ですよ。 ぼくは俳句については、ほとんど知りません。 5・7・5で、季語を入れて作る。そのくらいしか知らない。 これを部活にするってどうすんのと思いきや、俳句甲子園なる大会に出るんですね。 ……俳句甲子園て、なにするの? 主人公の久保田だって、俳句が元から好きなわけじゃなくて、渋い趣味だなあ、と思っていたんです。 うん、同じだねぼくと。 だけどそういう偏見が取り除かれ