ある女子大生が2人で休日を楽しむために、栃木県の那須塩原温泉(那須塩原市)に旅行に出かけた。2人とも学生なので、JRの駅のみどりの窓口で東京山手線内から那須塩原駅まで「学割」の切符を購入した。 学割で切符を購入すると、片道乗車区間の距離が101キロ以上であれば、大人料金の2割引きとなる。そのため往復で、1人あたり大人5040円のところが4020円となっている。新幹線で那須塩原駅まで行くこともできるが、学生の貧乏旅行ということもあり、各駅停車で約3時間かけて向かった。 2人は那須塩原の温泉旅館で1泊したのち、東京に帰るためにJRの各駅停車に乗ろうとした。そのついでにJR宇都宮駅で途中下車し、ギョーザを食べて帰ろうと思った。 そのとき、2人は迷った。というのは、東京山手線内ー那須塩原駅の往復切符で途中下車できるか不安だったからだ。そのため、Aさんが那須塩原駅で駅員に聞いてみた。