培養肉や植物肉など肉や魚に代わる「代替たんぱく質」の開発で日本企業の存在感が高まっている。関連特許の価値は日本が米国に次いで世界2位だとわかった。企業・団体別で世界の上位に入る中小企業もあった。世界の人口増加や経済成長で代替肉の市場規模は2050年に138兆円に達する見込みだ。日本が世界の産業をけん引する可能性がある。代替たんぱく質は家畜由来の食品に代わるたんぱく源だ。大豆など植物から作る、家
東京大学の池内与志穂准教授らはヒトのiPS細胞を培養して、脳の神経回路を再現する技術を開発した。大脳の構造に似た立体組織を作り、神経細胞から伸びる長い突起を介して互いに接続させた。活発な神経活動が生じ、脳の複雑な機能の解明や病気の治療法の研究に役立つ。研究チームはiPS細胞を使って大脳組織を再現した「大脳オルガノイド」を2つ用意し、特殊な構造の培養皿で育てた。それぞれの大脳オルガノイドの神経細
ホンダが打ち出した電動化戦略への株式市場の反応が鈍い。12日、2030年までに30車種の電気自動車(EV)を投入すると表明したが株価は動かず、午前中の発表を受けた同日の終値は前日比5円安となった。背景にあるのが高い研究開発費が重荷となる四輪事業の収益力の低さだ。脱炭素実現に向けた新戦略は稼げる四輪への転換というミッションも秘める。「(脱ガソリンを宣言した)21年4月からずっと達成手段を考えてき
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