大谷さんはコロナ禍の2020年に娘が生まれたことをきっかけに「家族の時間を大切にしたい」と沖縄への移住を決めた。現在、横浜にあるコンサルタント会社「ユアビジョン」の社長を続けながら、県内で2カ所の飲食店を経営している。同市上地の飲食店「スナックぱてぃお」で子ども食堂も開いている。 大谷さんは4月23日、沖縄タイムス中部支社を訪れ、本をPR。出版に当たり、沖縄に関するさまざまな文献を読み、大学で講義も受けた。 20代の頃に留学先のカナダから帰ってきた時、話し方がタレントのルー大柴さんに似ていると周囲から言われていたことから、ペンネームを付けた。メジャーリーグで大谷翔平選手が活躍していることもあり、名刺を渡せばすぐに覚えてくれるという。 「沖縄の人に自己紹介する意味で書いた本でもある。沖縄に暮らしている人、これから移住したいと思っている人にぜひ読んでほしい」と話した。(中部報道部・吉川毅)