はっきり言って社会保険庁に、そしてもちろんその背後にいる厚生省に、年金の管理を任せるわけにはいかない。年金問題について聞けば聞くほど、知れば知るほどそう思う。 なかなか時間がとれず、岩瀬達哉氏の『年金の悲劇』『年金大崩壊』や岩瀬氏・保坂展人氏の共著『官の錬金術』などを、読もうと思って読めずにいるが、ともあれ今の制度ではだめである。何らかの改革が必要だが、この点に関しては、社会保険庁に任せるのをやめて国税庁と統合して歳入庁をつくるという民主党の案が良いだろう。公務員改革と称して与党がやっていることが全くのザルないしペテンであることは、昨今様々に報じられている。例えばこのニュース。以下引用しておくと、 役人、独立法人経て企業へ 「抜け道」天下り366人 中央省庁から、独立行政法人に天下った後、さらに民間企業や省庁主管の公益法人へ天下った省庁OBは、06年4月までの10年間で少なくとも366人に