この夏、けっして見過ごすことのできない、忘れてはいけないグロテスクな狂騒劇が演じられた。7月20日から23日までの4日間の金賢姫来日だ。 彼女は手ぬぐいで頬かぶりをするような格好をして現われ、たとえば田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんを「何十回となく『(八重子は)生きていますよ』と言う(だけ)」と嘆かせた。ただし国賓扱いを徹底的に享受し、寿司やフランス料理、焼肉、中国料理などを堪能し続けて中井洽拉致問題担当相の用意するビジネスジェット機で消えた。彼女が日本に残したものは壮大なゼロだ。後味がひどく悪い。 札束使い太鼓叩く 彼女の離日から3日後の26日、同狂騒劇で撥の代わりにいわば札束を使い太鼓を叩いてはしゃいだ中井担当相が、あろうことか「(金賢姫来日には)なんら成果がなかった」と総括する。あれはもう終わったこと、と言いたいらしい。 金賢姫は何をしにきたのか。「絶対に生きていますよ」とかぎりなく
自民党の谷垣禎一総裁は、沖縄の普天間米軍基地移設問題と関連して「政権が代わったからといって日米間の合意を軽々にひっくり返すのは、大変危惧される」と述べて鳩山政権の対米政策を非難した。 一方、自民党の大島理森幹事長は、政府が海上自衛隊のインド洋での給油活動継続のための法案を臨時国会に提出しない意向を示したことについて「民主党の政策はやめることは表に出るが、その後の構想は何もない」と述べた。 時代錯誤の対米屈従と海外膨張を追求した自民党の笑止な醜態である。 普天間米軍基地移設とインド洋での海上自衛隊の給油活動延長は、米国が切実に望むことである。 民主党は対米追従的な日米関係を「対等な関係」に変えることを選挙公約に掲げた。このために鳩山政権は、久しい前から非難の的となっていた沖縄の普天間米軍基地移設問題とインド洋での海上自衛隊の給油活動問題の処理を対外政策の優先課題に定めた。その結果、日本の現政
最近、日本人の友人が私にこう嘆いた。「マスコミの反朝鮮報道は常軌を逸している。朝鮮政府や朝鮮民族をあまりにもバカにしすぎている。見方を変えれば自分たちと価値観が違い、立場が弱いからということでイジメをしているようなものだ。こんな大人をみていては子どもたちが健全に育たない。自分の子どもに正しい歴史観を身につけさせるのが、本当に難しい社会になっている」。 彼は私と同じく40代半ばである。 私は彼の話を聞いて、昨年6月、山口県下関市嶋倉剛教育長が、学校への教育補助金増額を求めて訪ねてきた山口朝鮮学校代表らに「植民地支配は歴史的事実に反する」などの暴言を吐いたことを思いだした。市教育長という責任ある立場の人間が、このような歴史観をもって日本の教育を指導している…。 この教育長もまた40代半ばだそうである。 これから成長してゆく日本の若者が、もっとひどい歴史観しかもつことができなくなるのは必
輸送網整備、開発の呼び水に 【平壌発=李相英記者】4日に着工した羅津−ハッサン鉄道および羅津港現代化事業は、羅先経済貿易地帯の活性化にも好影響を及ぼすことが期待されている。ロシアとの共同プロジェクトを機に羅先はどう変わるのか。現地での取材を基に、プロジェクトの概要と羅先地区の開発の展望について見た。貨物中継の機能を強化 関係者によると、同プロジェクトに対する投資総額は1億4000万ユーロ。事業の推進は、朝鮮側とロシア鉄道側合営の羅先国際貨物輸送合営会社が受け持つ。 鉄道現代化プロジェクトを見ると、羅津−ハッサン間の工事の対象区間は54キロで、新しいレールの敷設、区間内にある各駅の整備、改修などが主な事業内容だ。また、シベリア鉄道は線路幅が1520ミリの「ロシア広軌」で、朝鮮の鉄道は1435ミリ国際標準軌であるため、これまでは、国境での台車交換が必要だったが、複合レールの敷設によりロシア
国際社会から糾弾される歪んだ歴史観 「従軍慰安婦」、強制連行否認する日本の政治家たち 「つまらない言い訳をするな」 「従軍慰安婦」問題をめぐる安倍首相の暴言。本紙で紹介したように、米紙ニューヨークタイムズは6日付社説で、「恥ずべき過去を克服する第一歩は、それを事実と認めることだ」と、強く批判した。さらに、シーファー駐日米大使は16日、米下院外交委公聴会で証言した3人の元「従軍慰安婦」について、「彼女らは売春を強制されたと思う。旧日本軍に強姦されたということだ」と在京の欧米メディアの記者団に語った。大使は「私は証言した女性の言葉を信じる」と指摘、「そういうことが起きたのは残念で、痛ましいことだ」とも述べ、売春の強制は「自明の理」だと語ったという。さらにオランダ外相も同国駐在の日本大使を呼んで「強制連行はなかった」という安倍発言に対し、強い憂慮と不快感を伝え、先日来日した豪のハワード首相も日本
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