2010年上期 経済書・政治書ベスト40――経済書1位・バーナンキは正しかったか?/政治書1位・参議院とは何か(1) - 10/08/24 | 08:00 「異例なほど不確か」。米国経済の先行きをこう評したバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長。参議院選挙でねじれ国会に陥った日本も、不確かさが度を増している。今後どうなるのか――。 それを考えるために、この夏に読むべき2010年上期刊行のお薦めの経済書・政治書を、第一線の学者、エコノミスト、評論家に挙げてもらった。 そこから浮かび上がるのは、「歴史を学ぶ」ことの重要性。特に政治書でその傾向が顕著だった。昨秋に政権交代があり、ビビッドな現代政治書が上位に並ぶと思われたが、挙がったのは、これまでの歴史を振り返り、今を考えるというもの。 政治書1位の『参議院とは何か』(竹中治堅著)は、参議院が始まった1947年までさかのぼり、日本