「3000人待ち」のところも そして、一般的に「待機児童数」として発表されているのは、実は「認可保育所に入れずに待機している子どもの実数」ではない。「認可外施設に入れた人、育児休暇を延長して親が見ることにした人、入所をあきらめた人」の人数は、実は「待機児童数」にはカウントされていないのだ。毎年2度、厚生労働省が全国の待機児童の数を発表するが、この数にだまされてはいけない。 朝日新聞社デジタルの「待機児童見える化プロジェクト」というサイトhttp://www.asahi.com/special/taikijido/では、各都市での公表された「待機児童数ランキング」と、実は認可に入れなかった「隠れ待機児童ランキング」も明確にしている。そのワースト20を表にしたのが下記の図だ。 例えば、「待機児童数2人」と公表された神奈川県横浜市だが、実は3000人ほどの「本当は認可保育所に入りたかった人」がい