数年前、トルコでも有名な食の都、ガジアンテップに1年弱滞在する機会に恵まれた。この間の美味しかった記憶を、ここに記録しておきたいと思う。 着任前、「トルコ南東部の静かな地方都市、ガジアンテップは食の都として国内及び周辺国で有名。お昼になると街中ケバブを焼く香で一杯になる」と、いろんな人から言われていた。着任してみれば、アレッポ出身のシリア人の友人曰く「平和な時代には、朝、アレッポを出て、バクラワで有名な老舗トルコ料理店でお昼を食べて、旧市街でお買い物して夕方にアレッポに向けて帰ってたんだよ」と。他地域出身のトルコ人も「バクラワならやっぱりガジアンテップだよね。僕、実家に帰るときは親せきや友人のも合わせて10キロくらい買って帰るよ」と。 へー、と思いながら聞いていたけど、これは本当で、ガジアンテップ滞在中、随分美味しくて楽しい時間を過ごさせてもらった。 ①アダナ・ケバブ 事務所の裏にあり、週