ラグビー日本代表前HC(ヘッドコーチ)にして、現イングランド代表HCのエディー・ジョーンズ氏が都内で「チームのケアと監督としてのリーダーシップ論」をテーマにした講演を行った。 4年前、世界トップクラスの強豪・南アフリカ代表を破り「スポーツ史上最大の番狂わせ」とまで評された日本代表を率いた指揮官は、どのようなチーム作りをしたのか。また、今回はラグビーの母国であるイングランド代表の監督として、いかにリーダーシップを発揮しているのか。 「勝つためのチーム作りには、3つのことが必要です。まずはビジョンを持つこと。次にビジョンを実行するための計画を立てること。そして、ひとりひとりの能力をより多く引き出すための関係作りです」 冒頭、エディー氏は端的に3つのポイントを挙げた。 2012年に日本代表のHCに就任した際、最初に掲げたのは「日本のラグビーを変える」ためのビジョンだったという。 「日本ではかつて