【江尻良文の快説・怪説】 7月開幕のメドが立ってきたメジャーリーグ。エンゼルスの大谷翔平が二刀流復活なるか。故障で足踏み状態のカブス・ダルビッシュ有は飛躍できるのか。注目度の上がる日本人メジャーリーガーだが、一番はヤンキース・田中将大だ。日本球界の永遠のカリスマ・コンビを脱帽させた不滅の男だからだ。 高校球界史上最大の甲子園狂騒局を奏でたハンカチ王子早実・斎藤佑樹との決勝再試合を経て楽天入りした田中のプロ野球人生は、新人王、シーズン24連勝負けなしの偉大な新記録。そして名門・ヤンキースでローテーション投手。 田中といえば、「マー君、神の子、不思議の子」の代表される楽天・野村監督(故人)の秘蔵っ子として知られる。が、20日に80歳の誕生日を迎えたソフトバンクの王貞治球団会長が、実はイの一番に太鼓判を押している秘話がある。 「君たちマスコミはすぐに高校球界最速などと大騒ぎするが、ドラフト1位指