タグ

ブックマーク / www.iza.ne.jp (464)

  • ソフトバンク5年連続日本一に危機 守護神・森が左ひじ痛で入院、改めて工藤監督の手腕問われる事態も…どう転んでもうれしくない事情

    【江尻良文の快説・怪説】 ソフトバンクのリーグ連覇、5年連続日一に危険信号が点滅した。4月30日、ソフトバンクの守護神・森が登録抹消されたのだ。「左肘関節化膿性滑液包炎」で1週間ほど入院。その後は患部の状態を見て判断というから、先行き不透明だ。 13試合に登板。1勝0敗、8セーブ、防御率1・38。今季も絶対的な守護神として活躍してきた森の左ひじは、これまでも不安視されてきた。 ついに入院となると、たとえ1週間ほどと言っても軽視できない。守護神として活躍してきたこれまでの疲労蓄積が不安視され、完全復帰までにどれくらいかかるか不透明だからだ。 逆にV奪回を期す西武、田中将復帰で8年ぶりのリーグ優勝を目指す楽天には、ソフトバンクの守護神戦線離脱は追い風になる。同時に、工藤監督は改めてその手腕のを問われることになるのだが、どう転んでも周囲からは素直に評価されない。

    ソフトバンク5年連続日本一に危機 守護神・森が左ひじ痛で入院、改めて工藤監督の手腕問われる事態も…どう転んでもうれしくない事情
  • 阪神・佐藤輝は三冠王に挑戦を 「昭和の日」に思いをはせ、令和時代のプロ野球界へ再現を期待したいこと(1/2ページ)

    【江尻良文の快説・怪説】 「昭和の日」だった4月29日。令和時代のプロ野球界に再現を期待したいことがある。三冠王の出現だ。平成時代はダイエー・松中信彦1人の寂しさ。ゴールデンルーキーの阪神・佐藤輝明(近大)などには令和第一号の三冠王に挑戦して欲しい。 昭和の時代には「三冠男」という別称で呼ばれたほどのオレ流ロッテ・落合博満がいた。昭和57年が最初で、次いで昭和60年、61年と2年連続三冠王。通算3度も獲得している。 メジャーリーグの通算塁打記録を超える通算868を打った巨人・王貞治でさえ、三冠獲得は昭和47年、48年の2度だけ。落合が「オレ流」から「三冠男」にランクアップされたのは当然だろう。

    阪神・佐藤輝は三冠王に挑戦を 「昭和の日」に思いをはせ、令和時代のプロ野球界へ再現を期待したいこと(1/2ページ)
  • ヤンキース低迷でラブコールも? 楽天・田中将、メジャー復帰へ 首位争いでの再アピール必須

    【江尻良文の快説・怪説】 米誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)が、田中将の楽天復帰を許したヤンキースを批判しているという。大リーグ屈指の名門が今季は低迷し、ア・リーグ東地区の最下位と出遅れているからだ。 同誌は「田中を(日へ)行かせたのはヤンキースにとって大きな失敗だった」とし、ヤンキースの低迷は「質より量」のキャッシュマンGMの補強方針が元凶と批判した。 さらに「田中のヤンキース在籍時の成績は78勝46敗で防御率3・74。プレーオフになるとさらに頼りになった」と礼賛している。ヤンキースを離れたくなかった田中将にすれば、決して悪い気はしないだろう。 が、田中将自身も楽天では故障で出遅れて苦戦中。17日の日ハム戦(東京ドーム)で今季初めてマウンドに上がり、5回を投げ、被塁打2で敗戦投手に。「東日大震災から10年目の今季、田中が帰ってきたのだから、8年ぶりのV奪回、日一は間違

    ヤンキース低迷でラブコールも? 楽天・田中将、メジャー復帰へ 首位争いでの再アピール必須
  • 三つ巴のパ・リーグ ソフトバンクが楽天に雪辱を期すワケ

    【江尻良文の快説・怪説】 20日からソフトバンクは、北九州とペイペイドームで同率1位の楽天と2連戦。0・5差で3位の西武も追走しており、パ・リーグは三つ巴の様相だが、その中でもソフトバンクと楽天とのつばぜりあいは序盤の山場だ。ソフトバンクの王球団会長にも楽天とのマッチレースには絶対に負けられない因縁がある。 よみがえるのは8年前、2013年に楽天に優勝を許したシーズンの記憶だ。楽天に優勝をさらわれて、王球団会長は「初めて孫オーナーから叱られた」と、衝撃的な告白をしている。 孫オーナーからの注文は、「王さん、もっとお金を使って補強してチームを強化、勝ってください」だったという。この年のソフトバンクは優勝候補といわれながら先発投手不足に悩まされて4位に終わった。 2005年、ダイエーから球団を買収した孫オーナーは、当時の王監督に対し「取締役副社長兼ゼネラルマネジャー」という重要ポストも用意した

    三つ巴のパ・リーグ ソフトバンクが楽天に雪辱を期すワケ
  • 【江尻良文の快説・怪説】真価を問われるさい配、ソフトバンク・工藤監督正念場! エース千賀に続き、守護神・森が戦線離脱

    ソフトバンクの守護神・森が、15日のオリックス戦(ペイペイドーム)試合前の練習に左ひじの腫れで不参加。16日からの西武戦(メットライフ)にも同行せず、患部の状態を確認することになった。 エース千賀に続く、守護神・森のアクシデント。リーグ連覇、5年連続日一を宣言している工藤監督にとっては痛いが、それでもソフトバンクはこの試合に逆転勝ちし、定位置の単独首位に立った。 12球団一の圧倒的な戦力を擁するソフトバンク。いくら勝っても工藤監督株は高騰しない。「あれだけの戦力があれば、誰が監督でも勝てる」と、球界OB、関係者が口を揃えるからだ。 ただ、今回は現状から脱脚のチャンスとも言えるだろう。エースと抑え不在でも、ソフトバンク王国健在をアピールできれば、監督としての工藤株を再評価させることができる。 事あるごとに「工藤監督のさい配はたいしたものだ。工藤監督だからソフトバンクは勝ち続けている」と、絶

    【江尻良文の快説・怪説】真価を問われるさい配、ソフトバンク・工藤監督正念場! エース千賀に続き、守護神・森が戦線離脱
  • 悲願の五輪金メダルか中核選手の故障リスクか…ジレンマに陥るプロ野球界

    全世代の野球日本代表が着用する新ユニホームを披露し、ポーズをとる侍ジャパンの稲葉監督(左から2人目)(代表撮影、共同) 【江尻良文の快説・怪説】 14日、日野球機構(NPB)は、日本代表が東京五輪直前の7月24日に楽天、25日に巨人と2連戦の強化試合を行うと発表した。初金メダルに期待がかかるが、新型コロナウイルス感染拡大に振り回されていることもあり、プロ野球界とすれば東京五輪の負担は次第に重く感じられていることだろう。 ペナントレースはようやく開幕はしたものの、各球団共に主力選手の相次ぐ故障対策に追われている。ソフトバンク・千賀、巨人・菅野など、東京五輪で中核を期待される主要選手が故障を抱え、シーズン序盤は来の活躍ができていない。 故障を抱えた主力選手を日本代表として野球競技(7月28日から8月7日まで福島県営あづま球場、横浜スタジアム)に派遣するのは、球団としては気が気ではない。強化

    悲願の五輪金メダルか中核選手の故障リスクか…ジレンマに陥るプロ野球界
  • パ3強は主力選手に故障合戦の異常事態

    【江尻良文の快説・怪説】 リーグ連覇、5年連続日一を目指すソフトバンク。2年ぶりのV奪回、13年ぶりの日一を期す西武。東日大震災から10年目に8年ぶりの優勝、日一を宣言している楽天。それぞれの目標を掲げるパ3強レースは、主力選手の故障合戦だ。 ソフトバンクエースの千賀が、6日の日ハム戦(札幌ドーム)での左足首靭帯損傷で、復帰に2、3カ月。西武でも山川、外崎、木村など故障者が相次いでいる。 楽天に至っては最悪。メジャーリーグからの復帰で救世主になるはずの金看板・田中将が、右ヒラメ筋損傷でいまだに開幕できないでいる。三者三様。前代未聞の3強レースになってしまった。 それなのに、ロッテ、オリックス、日ハム3球団は借金生活で後塵を拝す体たらくだ。 「交流戦、日シリーズでパ・リーグに勝つにはセ・リーグもDH制度を導入するしかない」。 こう悲痛な訴えをしたのは、巨人・原監督だが、主力選手

    パ3強は主力選手に故障合戦の異常事態
  • 日本ハム対オリックス、監督途中交代マッチレースの様相 両首脳の現状では先行き明るくない

    【江尻良文の快説・怪説】 3勝8敗3分、勝率・273で最下位の栗山日ハム。5勝8敗2分、勝率・385でロッテと並ぶ4位タイの中嶋オリックス。早くも監督休養マッチレースの様相だ。 シーズン途中の監督交代劇はオリックスの専売特許のようなものだ。中嶋監督も、そのお家芸から誕生している。 昨季、西村監督がシーズン途中に休養させられ、中嶋二軍監督は一軍監督代行を拝命。今季、「代行」が外れ、一軍監督に昇格している。が、早くも西村前監督と同じ運命をたどる危機だ。 「オリックスはこれまで何度もシーズン途中に監督を休養させているが、失敗ばかり。素人フロント首脳が自らの責任回避をするための監督休養、監督代行だからだ。そして、翌年、お金のかからない監督代行を監督に昇格させる。そんなお粗末な人事でチームが強化されるわけがないだろう。オリックスじゃなく、ケチックスの現状にメスを入れないとどうにもならない」 球界O

    日本ハム対オリックス、監督途中交代マッチレースの様相 両首脳の現状では先行き明るくない
  • 広島の意外な序盤戦善戦、健闘の裏に伝統的なチーム体質

    【江尻良文の快説・怪説】 巨人3タテには失敗したものの、前評判の高くなかった赤ヘル軍団が健闘している。危機に強い伝統的なチーム体質が、改めてクローズアップされる。 開幕を前にして地元紙の報道で発覚した衝撃的な事実。「20年決算広島カープ46年ぶり赤字転落。コロナで観客激減。前年比83億4489万円減」etc。 首脳陣、選手が「ウチの球団は大丈夫か」と大騒ぎになってもおかしくないところだ。が、広島カープではそんなドタバタ劇は起こらなかった。 松田元オーナーも泰然自若。「(入場制限で)入場券が売れなかったが、熱心なファンに支えてもらった。今年はいろんな工夫をして黒字を出したい」 もともとが広島市民のカンパなどもあって、市民球団として発足した広島カープ。12球団一の熱心な地元ファンに支えられ、弱小球団から赤ヘル軍団と呼ばれるようなった経緯がある。 巨人・長嶋終身名誉監督が監督時代に思わず口にした

    広島の意外な序盤戦善戦、健闘の裏に伝統的なチーム体質
  • 前代未聞、あきれた日本ハム主砲・中田の負傷と栗山監督長期政権のツケ

    【江尻良文の快説・怪説】 あきれた日ハム主砲・中田のケガ。ベンチで転んで右目を腫らして欠場とは前代未聞だ。栗山監督は激怒したが、選手の緩みは監督の責任でもあるのだから同罪だ。主砲がこんな有り様では、長期政権のツケといわれても反論できなくなってくる。 2012年から今季で10年目の栗山政権。就任1年目にリーグ優勝し、16年には2度目のリーグ優勝で初の日一になっているものの、その後は低迷している。 長期政権は新鮮さを欠き、時として緩みを生む。日ハムは来なら、今季から日本代表の稲葉監督が指揮を執っていたはずだった。ところが、東京五輪が1年延期で今年になったために、代表監督を続投するしかなくなった。 次期監督が日本代表監督というのも、功罪相半ばする。もし、日球界悲願の初の五輪金メダル獲得となれば、日ハム・稲葉新監督の商品価値は高騰する。ただ、優勝できなくてもメダルを獲得すれば救いはある

    前代未聞、あきれた日本ハム主砲・中田の負傷と栗山監督長期政権のツケ
  • 田中将の楽天復帰デビュー戦で四苦八苦石井GM兼任新監督

    江尻良文の快説・怪説 楽天・石井GM兼任新監督が、田中将の復帰戦に関し、四苦八苦してファンを振り回している。故障なのでやむを得ないことではあるのだが、二転三転。いまだに復帰戦は未定だ。就任当初の石井GM兼任新監督不安説も再燃しかねない。 田中将は、開幕第2戦予定が消滅した後、10日のソフトバンク戦か、17日の日ハム戦を視野に入れて、調整を進めているものとみられている。 数日前に病院で診察を受け、「順調に回復しているということだろう」と石井新監督。そこから、10日のソフトバンク戦か、17日の日ハム戦が浮上したのだ。 ところが、その上で「17日よりも早くいけるならいくかもしれない」と石井GM兼任新監督。新たに15日のロッテ戦での復帰情報が出てきている。 石井GM兼任新監督もやきもきしているだろうが、これではファンが混乱する。もっと手際よくできないものか。石井GM兼任新監督が誕生した際に、さ

    田中将の楽天復帰デビュー戦で四苦八苦石井GM兼任新監督
  • パワーのパ・リーグ野球に最も近いのは、セ・リーグでは広島

    【江尻良文の快説・怪説】 リーグ3連覇から暗転して2年連続Bクラスとなったが、今季こそ3度目の正直でV奪回を宣言しているのが広島だ。 あるパ・リーグの球団関係者が興味津々の発言をしている。 「セ・リーグの球団の中で一番パ・リーグの野球に近いのが広島。打者のスイングスピードが速いし、投手もコーナーに投げてかわす投球でなく、速い球を投げて力でねじ伏せる」 パ・リーグからみても、広島のパワーとスピードは魅力があるようだ。 投手も打者もパワフルなパ・リーグの野球は、DH制度の賜物、と言い切ったのは巨人・原監督だ。そして、セ・リーグへのDH制度導入の必要性を声高に訴えている。 「セ・リーグもDH制度を導入しないとがパ・リーグには勝てない」と。正式にセリーグ理事会でも提案しているが、巨人以外のセ・リーグ5球団は賛成せず、実現していない。 ところが、DH制度を導入しなくても、パ・リーグ野球に近いチームが

    パワーのパ・リーグ野球に最も近いのは、セ・リーグでは広島
  • 注目のソフトバンク対楽天、パ・リーグペナントの中でしたたかな西武

    【江尻良文の快説・怪説】 開幕したばかりとはいえ、パ・リーグの首位に立つ西武(5日現在)。リーグ連覇を目指す最強ソフトバンクと、メジャーから復帰の田中狂騒曲で注目度ナンバーワンの楽天が話題だったが、この2球団を押しのけて首位に躍り出た原動力は何なのか。 8試合で6勝1敗1分、勝率・857。チーム打率リーグ1位の・263、防御率は2・50でリーグ2位。投打のバランスが取れているから当然の結果ではある。 しかし、単純に投打が好調だから強い、と簡単に片づけてはいけない。当の持ち味は、2018年、19年のリーグ連覇に象徴されるように、サプライズ、万馬券がお得意のチームであることにある。その原動力は辻監督だろう。 辻監督は、V9川上巨人以来と言われる常勝軍団の森西武の一員として鍛えられただけではない。その森監督を師と仰ぐ、オレ流・落合監督が君臨した常勝中日で二軍監督などを経験している。 異端派コン

    注目のソフトバンク対楽天、パ・リーグペナントの中でしたたかな西武
  • 開幕4連勝から暗転、5連敗のソフトバンクの内幕

    【江尻良文の快説・怪説】 主砲の柳田が2試合連続の3号を放ったのに、5連敗のソフトバンク。開幕4連勝からの暗転劇の裏には何があるのか。 6日からの日ハム戦でようやく一軍復帰する、大黒柱の千賀の不在がすべてだろう。昨季11勝、149奪三振、防御率2・16で投手三冠。ナインから絶大な信頼を得ている千賀は、両ふくらはぎのコンディション不良で調整が遅れ、3日にようやく今季初めて一軍に合流したばかりだ。 「お帰り。しっかり頼むよ」と声を掛けたという工藤監督。「あんなに明るかったのは久しぶりですよ。ここからはピシッと投げるところを見せてさすが違うなというところを見せたもらいたいよ」と、千賀の復帰にチーム復活を託している。 同じような状況の楽天・田中将とオーバーラップする。メジャーから復帰して8年ぶりのV奪回、日一を熱望されていたのに、右ヒラメ筋損傷のために戦線離脱中。日復帰初登板は、最短で10日

    開幕4連勝から暗転、5連敗のソフトバンクの内幕
  • いきなり連敗街道でもファンから批判聞こえず DeNA・三浦監督に見る監督業の哲学

    【江尻良文の快説・怪説】 ハマの番長からハマの新監督に就任。いきなり開幕から5連敗のDeNA・三浦監督。それでもファンから批判の声は聞こえてこない。監督の采配うんぬんではなく、勝てる戦力を整えられない球団側の責任だと捉えらえているからだ。 開幕4連敗の時点で最下位になった2009年以来、12年ぶりの屈辱。この年から5年連続最下位で横浜銀行と言われたが、その時代の悪夢再現危機だ。 それなのに、ハマの新監督は意気軒高。「結果が出ないだけで状態は悪くないので、信じてやるだけです」と、あくまで前向きの姿勢だ。 実際のところ、現状の戦力では浮上の可能性は極めて低いといわざるをえないだろう。外国人選手頼みのチームなのに、全員不在のまま開幕を迎えては出遅れるのも仕方がない。 戦力補強がままならない球団事情を、選手時代から昨季の二軍監督まで知り尽くしているのに、よく監督を引き受けたものだとも言える。ハマの

    いきなり連敗街道でもファンから批判聞こえず DeNA・三浦監督に見る監督業の哲学
  • 今季もコロナ禍対策に悪戦苦闘のプロ野球界 最大の焦点は広島の動向

    【江尻良文の快説・怪説】 令和3年プロ野球で最大の焦点は、広島の動向といえるかもしれない。コロナ禍のために昨季、46年ぶりの赤字に転落。立て直しの成否は球界全体を左右する。 マツダスタジアムで中日との開幕3連戦、続いて阪神戦。今季もコロナ感染拡大防止のために観客動員は制限付き。1万6000人台の観衆の広島。 松田元オーナーは苦しい立場を認め、開幕前にこう強調している。 「(昨年は入場制限で)入場券が売れなかったが、熱心なファンに支えてもらった。今年はいろんな工夫をして黒字を出したい」と。 地元紙の中国新聞の報道は衝撃的だった。昨季、コロナ禍で観客動員激減で、46年ぶりの赤字に転落。売上高は前年比83億4489万減の85億5735万円。2年連続の減収で9年ぶりに100億円を下回った。

    今季もコロナ禍対策に悪戦苦闘のプロ野球界 最大の焦点は広島の動向
  • 大本命・ソフトバンクの開幕4連勝で早々と包囲網が必要なパ・リーグ

    【江尻良文の快説・怪説】 リーグ連覇、5年連続日一を目指す大命のソフトバンクが、いきなり開幕4連勝。サプライズこそが勝負の世界の面白さなのに、大独走を許したらシラケるだけ。5球団はソフトバンクの快進撃阻止が急務だ。 2年連続負け越していた苦手のロッテに開幕3連勝。しかも、2試合連続サヨナラ勝ちのオマケつき。鬼門のはずが軽くクリアしてしまった。 実は、拠地でのロッテ戦に限れば、クライマックスシリーズ(CS)を含めると10連勝という内弁慶ぶりなのだ。オリックスは昨季、17勝5敗とカモにしている。 ホームタウンという地の利だけではない。 「小久保へッドやロッテ・井口監督、松中、城島、秋山さんらが並んだダイエー(当時)打線より上」 ホークスOBがこう太鼓判を押す。その通りの結果とも言える。他球団は、まだ開幕したばかりなどと悠長なことを言っている場合ではないだろう。 それなのに、昨季リーグ3連

    大本命・ソフトバンクの開幕4連勝で早々と包囲網が必要なパ・リーグ
  • 開幕戦で暴露された楽天・石井、オリックス・中嶋、DeNA・三浦新監督トリオの前途多難(1/2ページ)

    【江尻良文の快説・怪説】 開幕3連戦でデビューした新監督トリオ。日ハム戦2勝1敗と唯一勝ち越しの楽天・石井GM兼任監督。西武戦1勝2敗のオリックス・中嶋監督。巨人戦0勝2敗1分のDeNA・三浦監督。三者三様だが、今後は揃って前途多難だ。 東日大震災から節目の10年目。メジャーリーグから復帰した大黒柱の田中旋風再来で8年ぶりのリーグ優勝、日一奪回を高らかに宣言していた石井楽天。 が、開幕第2戦先発予定だった肝心要の田中が、右ふくらはぎのヒラメ筋損傷でリタイア。復帰まで3週間では盛り上がりに欠けるのは仕方ない。 それだけに、田中に代わって開幕投手を務めた涌井が発奮してくれたのはありがたかったことだろう。西武、ロッテに続く史上初の3球団開幕投手勝利で、西武で共にプレーした石井監督へ初陣勝利という恩返し。

    開幕戦で暴露された楽天・石井、オリックス・中嶋、DeNA・三浦新監督トリオの前途多難(1/2ページ)
  • 阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝に張本氏から厳しい直言 いつ「アッパレ!」言わせられるか

    【江尻良文の快説・怪説】 開幕第2戦のヤクルト戦(神宮)で特大プロ第1号。2021年プロ野球最大の注目を集める存在となっているのが、阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝(近大)だ。 が、球界ご意見番・張氏だけは辛口。この日朝のTBSテレビ系列放送のサンデーモーニングで、司会の関口宏が「佐藤が、ハリさんが課題と言っていた内角をホームランしましたね」と水を向けると、張氏はバッサリ。 「内角と言っても変化球だからね。内角の速球を打つのは難しい。今はどこの球団もいろいろと試しているんだろう」 その言葉通りに28日の第3戦は4打数無安打で途中交代だった。 「アッパレ!」を期待した司会者とすれば、肩透かしだが、周囲がヨイショばかりでは、百害あって一利なし。出だしが順調すぎてプロ野球界を甘く見たために失敗した選手の例は枚挙にいとまがない。

    阪神のゴールデンルーキー・佐藤輝に張本氏から厳しい直言 いつ「アッパレ!」言わせられるか
  • 楽天、怪我の功名? 田中将の登板回避で投手陣発奮なら離脱期間がリーグ序盤で最大の見どころに

    【江尻良文の快説・怪説】 日ハムとの開幕第2戦(楽天生命)に楽天復帰登板の予定が、右足ヒラメ筋損傷で回避となった田中将。それでも開幕投手の涌井が7回無失点で勝利投手。改めて楽天の強力先発投手陣がクローズアップされたかたちだ。 「ウチは田中1人の投手陣ではないから。開幕投手の涌井はじめ岸、則もいる」 石井監督や楽天関係者がこう強調していた通り。田中将の離脱は痛いが、代役の涌井が好投したのは不幸中の幸い。確かに楽天の投手陣は期待が持てる。 パ・リーグ関係者もホッと一息だろう。なにしろ5年連続日一を目指す巨大戦力のソフトバンクがいるだけに、最初から独走される展開ではペナントレースの興味が薄れる。対抗馬と評価されていた楽天がいきなりつまずいては、ファンは冷水をかけられたようなものだ。

    楽天、怪我の功名? 田中将の登板回避で投手陣発奮なら離脱期間がリーグ序盤で最大の見どころに