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ブックマーク / politas.jp (10)

  • 忘却に抗う「獣」(黒瀬陽平)|ポリタス 誰がための復興

    今年も、3月11日がやってきた。震災から8年が過ぎたことになる。 8年という時間は、長いとも短いとも言える。8年かけてようやく日常が戻ってきたという声もあれば、山積みになっている未解決な問題を処理するためには、まだまだ時間が必要だという声もある。それらはどちらも真実だろう。 ひとつだけはっきりしているのは、ぼくたちは年々、震災について語らなくなっている、ということだ。これは美術の世界でも同じで、美術館での企画展やコンペ、美大芸大の卒業制作展でも、震災をテーマにした作品は、年々少なくなってきている。これは首都圏だけに観測される事象ではなく、東北での展覧会や卒業制作展も、概ね同じような傾向にある。 8年経って、徐々に震災の傷が癒えてきたのだ、と捉えることもできるだろう。たしかに、心の傷が癒えるためには、適度な「忘却」が必要である。震災の傷を片時も忘れることなく、常にトラウマティックな苦しみに苛

    忘却に抗う「獣」(黒瀬陽平)|ポリタス 誰がための復興
    kuro_pp
    kuro_pp 2019/03/12
    サンチャイルドは福島の財界が誘致してたためか、市長だけでなく県内メディア(NHK福島、民放、県内紙)ですら撤去に否定的だったのが不気味だったわ
  • 「訴える選挙」ではなく「聞く選挙」――都民はそれを支持しうるだろうか(高橋健太郎)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    今回の都知事選は増田寛也、鳥越俊太郎、小池百合子の三候補の争いになることがすでに見えている。その点では、舛添要一、宇都宮健児、細川護熙の三候補の争いとなった2014年の都知事選と似た様相にも見えるが、よく考えてみると、ギョッとすることに気がつく。2014年には僕は宇都宮健児を支持して、選挙運動のお手伝いなどもしたが、今にして思えば、それはずっと気楽な選挙だった。悪くても舛添さんだったからだ。舛添候補は立憲主義遵守の立場だったし、脱原発依存の立場でもあった。その意味では、2014年の都知事選は広い意味で、「リベラルの中での三択」と言っても良かった。 対して、今回、都民が迫られている三択ははるかに極端なものだ。小池百合子は自民党内でもゴリゴリの右派として知られ、日会議国会議員懇談会の副会長で、在特会や幸福実現党との関係もあるとされる。そして何よりも、立憲主義や基的人権の否定に向かう自民党

    「訴える選挙」ではなく「聞く選挙」――都民はそれを支持しうるだろうか(高橋健太郎)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    kuro_pp
    kuro_pp 2016/07/28
    聞くだけなら置物でも、頷くだけなら赤べこでもできる。実現できるかどうかが問題。
  • 三つの寂しさと向き合う(平田オリザ)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    金子光晴の『寂しさの歌』の中に次のような一節があります。 遂にこの寂しい精神のうぶすなたちが、戦争をもってきたんだ。 君達のせゐじゃない。僕のせゐでは勿論ない。みんな寂しさがなせるわざなんだ。 寂しさが銃をかつがせ、寂しさの釣出しにあって、旗のなびく方へ、 母やをふりすててまで出発したのだ。 かざり職人も、洗濯屋も、手代たちも、学生も、 風にそよぐ民くさになって。 誰も彼も、区別はない。死ねばいゝと教へられたのだ。 ちんぴらで、小心で、好人物な人人は、「天皇」の名で、目先まっくらになって、腕白のようによろこびさわいで出ていった。 そしてこの長い詩は、以下のような一節で終わります。 僕、僕がいま、ほんたうに寂しがっている寂しさは、 この零落の方向とは反対に、 ひとりふみとゞまって、寂しさの根元をがつきとつきとめようとして、世界といっしょに歩いてゐるたった一人の意欲も僕のまわりに感じられない

    三つの寂しさと向き合う(平田オリザ)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
    kuro_pp
    kuro_pp 2015/08/16
    日本沈没するなら逃げ出さずに残るのが潔い、的な発想だが、それ子や孫や、他の人に強制したら特攻や全体主義と同じ思考だからね?
  • 死して首相は愚痴を残す(谷川俊太郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    昨日まで私は日国の首相でしたが、今日はもう首相ではありません。と言っても辞任したわけではなくて、暗殺されたんです。で、今日は首相ではなく死人として、もとい詩人として、じゃなかった私人として一言申し上げます。 日清、日露、日支のあと、真珠湾奇襲で始まった戦争に負けてから70年ですか、生きてたら私はこの世に生まれて83年、戦後70年と生後83年、どっちの年月が大事かと言えば、これはもう言うまでもなく自分の生後83年のほうが大事。 で、83年生きた経験で言えば、いくら反対しても戦争はなくせない。首相在任中は私もいろいろきわどい手をうちましたが、あれは戦争したいがための手ではないつもり。新聞テレビや人には言えない内緒事がいっぱいあるんですよ、複雑な意見、いや利害の網の目に捕らえられて四苦八苦。 とは言え首相なんてやってると、つきあう相手がほとんどハイソの人たちです。どうしてもそっちに引っ張られる

    死して首相は愚痴を残す(谷川俊太郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
    kuro_pp
    kuro_pp 2015/08/12
    谷川さんの散文とは珍しい
  • 【総選挙2014】「良識ある不良市民」は議会政治の枠外で「横議・横行・横結」せよ!(外山恒一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    <imgsrc="http://politas.jp/assets/images/article/2014/1214/toyama_01.jpg" alt=""> Photo by Tony Hisgett(CC BY 2.0) 目下最大の問題は「ラディカリズムの不在」である 「3.11」以来、あるいは「9.11」以来、さまざまの社会運動が盛り上がっている、かに見える。熱に浮かされたように能天気なお喋りを始めるリベラル文化人も後を絶たないが、私の目には現在は「停滞期」であるとしか映らず、ただ自他の士気を維持するためにさまざまの「賑やかし」をたまに試みつつ、状況を冷ややかに見つめている。 運動がどれほど量的に規模拡大しようとも少しも気分が晴れないのは、そこにラディカリズムが一貫して不在だからである。 議会政治なんぞには1ミリも期待せず、議会外での実力闘争にのみ可能性を見出すラディカリストの群

    【総選挙2014】「良識ある不良市民」は議会政治の枠外で「横議・横行・横結」せよ!(外山恒一)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    kuro_pp 2014/12/14
    指摘が分かりやすく的確で脱帽。山本某なぞもろ典型例じゃないすか
  • 【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Yuliya Libkina(CC BY 2.0) もう投票しなくていい。僕はもうあきらめた。 仮にこれから多少は投票する人が増えたとしても、おそらく50%には届かない。つまり有権者の半分以下の意思で、これから4年間の政治体制が決まる。しかも予想では自民単独で300議席以上。315議席を上回るとの見方をした新聞もある。ならばあと2議席で衆院定数の3分の2。 つまりどう少なめに見積もっても、公明党を足せば与党が3分の2を占める。ならばこの4年で憲法を変えることが充分に可能になる。現状において参議院も公明党を足せば与党は過半数だ。仮に公明党が政権を離れたとしても、参院で否決された法案は衆院で再可決することが可能になる。 将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。臨界は超えた つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、も

    【総選挙2014】もう投票しなくていい(森達也)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kuro_pp
    kuro_pp 2014/12/14
    これは無自覚に権力を応援してるパターンや/自民が300取ったら憲法改正されるっていう人をみると、国民審査は?って思うし、国民の過半数が賛成した憲法は正しくないとでもいうのだろうか?
  • 【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?(古谷経衡)|ポリタス 「沖縄県知事選2014」から考える

    11月16日に投開票を控えた沖縄県知事選は、普天間飛行場の辺野古への移設に反対する翁長雄志氏(前那覇市長)と容認派の仲井真弘多氏(現職)の接戦となっている。 そんな中、「ネット上で右派的、国粋主義的な言動を行う人々」=通称「ネット右翼(「ネット保守」とも呼ばれる)」界隈では、基地移設容認を掲げる仲井真氏への支持が圧倒的に強い。 彼らは、沖縄における反基地運動や集会を「反日左翼の仕業である」として、強い呪詛の対象として捉えている。加えて沖縄の米軍を「日を護る存在」として捉え、在沖の米兵を悪者のように言うのは、「反日だ」と罵っている。 インターネット空間の中では、翁長氏に対する中傷も百花繚乱である。曰く「氏は支那(中国)から支援を受けている」「氏が知事になれば沖縄が中国に占領される」云々である。「ネット右翼」がこのように時として過激な「反基地」「反米軍」への敵意を剥き出しにするのはなぜか。

    【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?(古谷経衡)|ポリタス 「沖縄県知事選2014」から考える
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    kuro_pp 2014/11/14
    中国脅威論、もしくは「米軍基地撤退派=左翼=中国共産党シンパ」に見える病気にかかってるとか/まあ抜けた後に自衛隊増強するの?とは思うが、米軍よかマシか
  • 家入一真の冒険は2月9日から「はじまる」(宇野常寛)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    今回の都知事選について、僕の関心はひとつしかありません。それは家入一真がどこまで票を伸ばすことができるのか。この1点につきます。なぜならば、家入一真は、おそらくこの10年余り続いていた「インターネットで政治を変える」運動の、最後の希望だからです。最後の希望と言ってしまうと、それは大げさに聞こえるかもしれません。しかし、この1、2年で、僕たちがすっと信じて来た「インターネットで政治を変える」可能性は急速に萎みつつあるのは間違いない。 おそらく、インターネットが政治を変えるともっともたくさんの人が信じていたのは、2012年6月前後の反原発デモが盛り上がりを見せた時期でしょう。あのころ、僕らは「動員の革命」(@津田大介)をきっかけに、政治は変わると信じていました。しかし、そうは問屋が卸さなかったのが現実です。 たしかにあの頃、僕らはインターネットの力によって、デモは旧左翼的なイデオロギーと自分探

    家入一真の冒険は2月9日から「はじまる」(宇野常寛)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
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    kuro_pp 2014/02/09
    “現在のTwitter文化人たちの間で支配的な「動員」は基本的に「炎上」マーケティングです。〔中略〕そしてこの文化空間においては「ネトウヨ」や「放射脳」などの陰謀論者が最強なのです。”だよなぁ。
  • 「脱原発」はほんとうに争点なのか――トリックアートとしての都知事選(遠藤薫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    1.小泉仕掛けの劇場選挙 都知事選が始まった。 今回の都知事選は、小泉元首相が細川元首相を担いで参戦してきたことにより、にわかに注目度を高めることとなった。これを「劇場政治」といって批判するのはお約束みたいなものである。さらに、小泉劇場のキャッチコピーが「脱原発」だったので、「原発問題は都政の範囲を逸脱している。都知事は都民の暮らしに直結した政策を説くべきである」との批判も賑やかだ。 批判だらけの小泉戦略だが、批判を巻き起こすことで人びとの目が集中する。一種の炎上マーケティングともいえる。しかも、小泉元首相と「脱原発」の取り合わせはどこか不釣り合いだ。それも、ギャップ・マーケティングといえなくもない。 そこであらためて、筆者が公示日前日の1月22日に行った意識調査(以下、「0122調査」)の結果を参照しつつ、都知事選の争点としての「脱原発」の意味を、候補者と有権者の両側から考えてみる。 2

    「脱原発」はほんとうに争点なのか――トリックアートとしての都知事選(遠藤薫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
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    kuro_pp 2014/02/02
    “日本の政治家の層が薄すぎるのは、最も考え直すべき政治課題である。”/“細川(小泉)候補のこれまでを考えれば、むしろ、経済政策や領土問題の面で、田母神候補の方がオトモダチなのだ。”
  • 都知事選、突如現れた若者の選択肢(堀江貴文)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    今回の都知事選、なんだから爺さんたちばっかりで正直つまんねーなーと思っていた。私自身も複数人から出てみない?って言われたくらいの人材不足感満載。それくらい特に若い層の選択肢がなかった。 しかし家入一真君がツイッターで1000RTされたら立候補するって宣言して、彼こそ適任だと思い応援することを決めた。 上場企業の経営者だった人物で最新のネット事情にも詳しいし、なにより彼自身が弱者の気持ちも分かる人間だ。彼自身はとてもいい加減なところもあるのだけど、逆にそれが周りに助けてあげなきゃと思わせるポイントになっていて実際彼の周りには有能な人が多い。今回の選挙戦略でもそれが役に立ってくるだろう。ネット中心の選挙になるがもしかすると若年層の支持を集めて投票率アップに貢献するだけでなく、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。 細川氏は今更という感じもするが、彼自身というよりも周りの人達に実務を任せてとい

    都知事選、突如現れた若者の選択肢(堀江貴文)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
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    kuro_pp 2014/01/27
    “脱原発派の象徴の宇都宮氏に関しては、たまたま知り合った女性弁護士に「あの人嫌い」って言われてた。なんだか同業者に嫌われるタイプの人ってどうなんだろう?”酷い言いようでワロタ
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