僕にとって受験は、人生からの脱出ゲームだった。しかし、大学に入ってすぐに周囲との大きなギャップに気付いた。進学の意味づけ、ライフコースの解像度が、全然違う。自分にとって自由の始まりだった大学は、多くの人にとって整備された手順の一つだった。
「水曜どうでしょう」の名物チーフディレクター、藤やんこと藤村忠寿さん(撮影/写真部・小黒冴夏) 自著を手にする藤村さん。たまには宣伝も…(撮影/写真部・小黒冴夏) 1996年の放送開始から24年が経った今も、たくさんのファンを持つバラエティ番組「水曜どうでしょう』。6年間のレギュラー放送終了後も不定期に「新作」を送り出し、そのたびに、「水曜どうでしょう」がツイッターでトレンド入りするなど、大きな話題を呼んでいる。 【写真】話題沸騰!藤村さんのエッセイ集がこちら 番組の生みの親であり、構成スタッフのひとりでもある藤村忠寿チーフディレクターが出版したエッセイ集『笑ってる場合かヒゲ~水曜どうでしょう的思考』(朝日新聞出版)は、番組ファンだけでなく、本放送当時は幼かった(生まれてなかった?)、若い世代からも篤く支持されている。 藤村Dの言葉が、なぜ多くの人の共感を呼び、励まされたり癒されたりする人
Redditで話題になっていたポストを訳してみた。 僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかったという高校生の独白にたいしてつけられたこのちょっと長めの返信がとても的確で示唆に富んでおり、多くの人のこころをつかんでいました。私自身、勇気づけられるというか身につまされるところがあり、忘れないために翻訳をしてみました。 まずは高校生の独白から。 僕は自分が思っていたほどは頭がよくなかった 僕はいま高校の最終学年で、次の6月に卒業する予定です。高校の成績は、いままでずっとAを取りつづけていましたが、去年始めてBをとってしまいました。もしそのBがなければ、卒業生総代に選ばれていたでしょう。 総代にふさわしいのは自分だ、つまりクラスで本当に一番頭がいいのは自分だと思いたいです。でもこの一年で、僕にそれほどの知性はないし、僕より頭のいい人はたくさんいるんだということを思い知らされました。 また僕は、自分
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