室内に優しく光を取り込み、また、お部屋のアイコンとしても効果的な『木製室内窓』。現状の部屋の間仕切り壁に設置をしたい。そんなご要望をよく耳にします。 ただ、すでに完成している壁に後から窓を取り付けるのは至難の技。本来、室内窓を設置する際には、窓位置を想定した間柱の設置→窓枠の固定→石膏ボード貼り→クロスなどの仕上げ→建具のはめ込み。といった順序を辿ります。 新築や大規模リフォームの時のように、窓を設置することが想定された条件で用意されていれば問題ないのですが、すでにある壁に、想定されていなかった窓を設置するのは、穴を開けた際に出てくる軸組の状況が読めないという点と、周辺の壁仕上げの補修が必要になるという点から、施工者としては敬遠しがちな作業なのです。 しかしそこは一度やってみようじゃないかということで、綿密な作戦立案のもと、ドキドキしながら「後付け」させていただくことと相成りました。 まず