インターネット・アーカイブが“Historical Software Archive”と題したコーナーを公開した。Javascriptで動作する多機種対応エミュレータ“JSMESS”を組み込んでおり、Webブラウザー上でそのまま動作する。 このセクションで公開されているのは、インターネット・アーカイブが収蔵したコレクションの中から、特に歴史上重要とするソフトウェアの数々。 Atariの1980年の店頭デモ、世界初のパソコン向け表計算ソフトVisiCalc、80年代に一世を風靡したワープロソフトWordStar、Apple IIcのイントロダクション用ソフト、“アドベンチャーゲーム”の始祖『コロッサル・ケーブ・アドベンチャー』をマイクロソフトがIBM PCのローンチタイトルとして移植したマイクロソフトアドベンチャーといった産業史的に重要なソフトが収められており、各ページで動作を実際に確認可能
2013年4月15日、東京都のベルサール汐留でゲームエンジン“Unity”の技術カンファレンス“Unite Japan”が開幕。初日に行われたゲーム開発現場で起こりうる“炎上”をテーマにしたセッションの模様をお伝えする。 ゲーム業界に限らず、コンテンツ開発の中長期的プロジェクトにおいて予算や納期といった要因は避けては通れないものだ。このセッションに登壇した山本一郎氏が代表を務めるイレギュラーズアンドパートナーズは、開発が遅れて納期を守れない状態に陥ったプロジェクトを受託して、調整や処理、事態を収拾することを業務のひとつとして行なっている。山本氏はこういった問題を抱えたプロジェクトのうち、現状のままではいくら頑張っても完成しない状態のことを“炎上(燃えた)”と定義している(ちなみに品質は低くても、頑張ればなんとか完成する状態のことは“デスマーチ”)。 炎上したプロジェクトは、プロジェクトマネ
プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 2008年に、プリンストン大学の経済学者オーリー・アッシェンフェルターが発表した論文「ボルドーワインの質と価格を予想する(Predicting the Quality and Prices of Bordeaux Wines)」という論文は、ビンテージワインの専門家に対して、とどめを刺すとでもいえるような論文だ。 ビンテージワインは同じブドウ園で生産されたワインであっても、年によって出来不出来があるために、値段が変化する。品質によっては、10倍以上の差が生まれることがある。世界中にはワインコレクターがおり、将来にワインが成熟して評価が高まることで、値段が高くなることを見越して投機の対象として購入している人々もいる。 実
『君は生命の誕生を見る……』(Gダライアス) 。はじめまして! カンブリアン民族こと武宗しんきろうと申します。 今回より、ファミ通.comブログにおいて、日本で発売された創世期のTVゲーム=家庭用据え置き型ビデオゲームの歴史を紹介させていただくことになりました。2012年はアメリカでTVゲームが生まれてからちょうど40周年のアニバーサリーイヤーであり、また新世代機Wii Uが登場した年でもありますね。過去の思い出を振りかえるのではなく、知られざるTVゲーム創世期をみなさんといっしょに探求し、新ハードが登場するときのような高揚を感じながら、TVゲームってやっぱいいよね! すごいよね! といったキラキラ感を見つけていければうれしいなと思っています。リアルタイム世代はもちろん、若いゲームファンもお気楽に合流ください。なにとぞよろしくお願いします!! では、最初からクライマックスだぜ!! とばかり
初代プレイステーションを救ったのは『バーチャファイター』!? SCE創業メンバーたちがその成功の背景を語った 「勝てると思っていたわけではないし、負けると思っていたわけでもない。何が何でもやんなきゃいけないんだという、たったそれだけの話」(丸山氏) 2012年8月31日、エンターテインメント業界の各所で活躍してきた黒川文雄氏が主催するトークイベント“エンタテインメントの未来を考える会”(黒川塾 (弐))が都内で行われた。 音楽業界、映画業界、ゲーム業界など、エンターテインメント業界を幅広く渡り歩いてきた黒川氏が今回ゲストとして呼んだのは、丸山茂雄氏(247Music取締役会長)、赤川良二氏(ラルクス代表取締役)、藤澤孝史氏(T.C.FACTORY取締役)ら、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の創業メンバー。プレイステーションがいかにして生まれ、一大勢力へと成長したのかが語られ
プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 「デバッグ」と「ユーザーテスト」は違う アメリカのエンジンを使ったゲーム開発のプロセスと日本との決定的な違いを上げるならば、この弊害を徹底的にデータ的に調べ上げることによって、迅速に質を上げる方法を作り上げたところだ。各ゲーム会社によって多少の差異はあるが基本は同じことだ。 多くのゲームは、それぞれの面ができあがるごとに、1?2週間ごとに、QA(品質保証)チームにまわされ、「ユーザーテスト」を受ける。間違えて理解してはいけない。決して、単なる「デバッグ」ではない。日本で言われるデバッグは、ゲーム内のバグを取ることを目的としており、デバッカーが上げてくるゲームバランスの提案や、調整の提案はほとんどの場合、開発現場にフィー
●トークセッション:『ICO』と『ワンダと巨像』の思い出 ――まずは『ICO』の思い出についてお伺いしたいのですが? 上田文人氏(以下、上田) 僕が初めてゲームデザインとディレクションをしたんですが、当時はわからないことだらけで苦労した思い出の作品ですね。今回PS3になって解像度が上がり、テクスチャーや3D立体視への対応などをしていますが、自分がいちばん見てほしいと思っているもの、あの当時志したものはいまでも変わらずに評価されると思いますので、PS2版をプレイしたことがある方には懐かしみながら、楽しんでもらえればと思います。 外山圭一郎氏(以下、外山) 端的に聞きますが、HDになってここがいちばん変わったというのは? 上田 さっき言ったように解像度が上がったことを始め、細かい部分は変わっているんですが、ほかはあえてオリジナル版を忠実に再現してPS3に持ってきているんです。 外山 オリジナル
●かつて日本がゲーム業界を席巻した要因は日本文化にあり 2011年9月6日〜8日の3日間、神奈川県のパシフィコ横浜・国際会議センターにて、ゲーム開発者の技術交流などを目的としたCEDEC(コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス) 2011が開催されている。 開催最終日となる8日には、チームラボ 代表取締役社長の猪子寿之氏による“情報化社会、インターネット、デジタルアート、日本文化”と題された基調講演が行われた。本稿ではその模様をリポートしよう。 まず、チームラボとは、プログラマ(アプリケーションプログラマ、ユーザーインター フェイスエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア)、ロボットエンジニア、数学者、建築 家、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報化社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されているウルトラテ
E3のマイクロソフトブースで、日本マイクロソフト 執行役 常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏にインタビューを敢行。E3でのプレスカンファレンスを受けての国内展開などについてお話をうかがった。 2011年6月7日~9日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催中の世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2011。そのマイクロソフトブースで、日本マイクロソフト 執行役 常務 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏にインタビューを敢行。E3でのプレスカンファレンスを受けての国内展開などについてお話をうかがった。 ――今年は、コア層とライト層など、さまざまなターゲット層に届く強力なタイトルを全面に押し出すというカンファレンス(“Xbox 360 E311 Media Briefing”)でしたね。 泉水敬(以下、泉水) 今年は充実し
プロフィール 新清士 ジャーナリスト。立命館大学映像学部非常勤講師。1970年生まれ。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。著書に、『ゲーム産業の興亡』(アゴラブックス)。 ■日本のゲームは世界一というイメージ 昨年11月にNHKで放送されたNHKスペシャル「世界ゲーム革命」(50分番組)と、3月末にBSでハイビジョン特集として放送された「ゲームレボリューション 王国ジパングの逆襲」と「ゲームレボリューション 賢者の予言」(各90分)の内容がまとめられて、今月末に、書籍版『世界ゲーム革命』(NHK出版)として発売される。 この番組の反響は大きかったと聞いている。普段、NHKスペシャルを見ない30ー40代の人たちが見たという。私も、Twitterでタイムラインを追ったが、この番組で埋め尽くされるような感じだったために、視聴者の層と、今のデジタル世代とは深く重なっているのだろうと感じた。 私自
●少女たちと契約して“母なる魔女”を倒せ! GREEにて、簡単チームバトルアプリ『契約★魔法少女』の配信が開始された。 プレイヤーは妖精となり、さまざまな素質を持った少女たちと契約をして“母なる魔女”を倒すのが目的。 探索をくり返して使い魔を倒したり、ほかのプレイヤーと対戦をして成長していこう。血盟というチームを組み、ほかのプレイヤーとコミュニケーションを取りながらの協力・競争も可能だ。 また、契約した魔法少女を“生贄”とすることでパートナーである魔法少女の魔力を回復したり、“卒業”させることで自らのパラメーターをアップさせることができる。 ※ケータイからのアクセスはこちら(直リンクを選択) 【契約★魔法少女】 プラットフォーム:GREE ジャンル:RPG アクセス:http://mgadget.gree.jp/1785/ ※ケータイからのアクセスはこちら(直リンクを選択) 料金:アイテム
15年で15作、市場に流通しないゲームを作り続けたEA/MaxisのStone Librande氏。セッションのラストでは感動的な結末が……。 ●15年にわたるプライベートなゲーム作りの先に待っていたこととは 2011年2月28日~3月4日、アメリカ、サンフランシスコのモスコーニセンターにて、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2011が開催。世界中のゲームクリエイターによる、世界最大規模の技術交流カンファレンスの模様を、ファミ通.comでは総力リポートでお届けする。 技術関連のものを除いて、GDC内で行われているセッションの内容を極めてシンプルにひとことでまとめると、“ユーザーはどんなゲームを求めているのか?”といった感じだろうか。話す側、聞く側のどちらもが、つねに顧客の存在を意識している。しかし、GDC 2011の最終日に行われたEA/MaxisのStone Librand
HOME> ニュース> 2010年国内家庭用ゲーム市場規模は約4936億円―もっとも売れたソフトは『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に ●市場規模は昨年対比91% エンターブレインは2011年1月5日、2010年の国内家庭用ゲーム市場に関する速報を発表した。集計期間は2009年12月28日~2010年12月26日となっている。 2010年年間のハード・ソフトの合計市場規模は4936億6000万円で、昨年対比91%という結果に。エンターブレインではリリースで「2010年のハード市場は、2009年秋からの各機種の価格改定や、ニンテンドー3DSの発売を控えてプラットフォームが世代交代の時期に差し掛かっている影響などから減少したものの、ソフト市場は、下半期に発売となった『ポケットモンスターブラック・ホワイト』や『モンスターハンターポータブル 3rd』といった大型ソフトを含め、前年と同じくミリ
トーセと言えば、知る人ぞ知るの最大手の家庭用ゲームソフト受託開発会社。30年以上にわたりゲーム業界を支え続けた縁の下の力持ち的な存在だ。そんなトーセの代表取締役社長 兼 CEOである齋藤茂氏による講演“ゲームの30年史”が行われた。 ●トーセの社歴は、まさに“ゲームの30年史” 2010年11月1日、京都商工会議所にて、“KYOTO CMEX 2010(KYOTO Cross Media Experience 2010)”の一環として“コンテンツビジネスセミナー”が開催。最大手の家庭用ゲームソフト受託開発会社トーセ、代表取締役社長 兼 CEOである齋藤茂氏による講演“ゲームの30年史”が行われた。 “KYOTO CMEX 2010”とは、京都を舞台にコンテンツをクロスメディア展開することで、京都が持つコンテンツのポテンシャルと魅力を広く海外・国内に情報発信し、コンテンツ産業の人材交流などを
エンターブレインは、PSPの国内推定売上速報を発表し、同ゲーム機の国内累計販売台数が1500万台を突破し、1500万9120台(※PSP、PSP goの合計値)に到達したことを明らかにした。 ●PSP向けソフトの国内累計販売本数トップは『モンスターハンターポータブル2nd G』 エンターブレインは、PSP(プレイステーション・ポータブル)の国内推定売上速報を発表し、同ゲーム機の国内累計販売台数が1500万台を突破し、1500万9120台(※PSP、PSP goの合計値)に到達したことを明らかにした。集計期間は2004年12月12日~2010年9月12日。 なお、PSP向けソフトの国内累計販売本数トップは、『モンスターハンターポータブル2nd G』(カプコン/2008年3月27日発売)の245万3132本。同ソフトの販売本数は、廉価版を含むと398万4597本になり、約400万本を売り上げて
シンポジウムは、ゲームにも深い造詣を持つ養老氏がホスト役となり、宮本氏のゲーム作りに対する姿勢やクリエイティブへの考えたなどを掘り下げるという形で進行した。宮本氏は最初に自身の子供時代に触れ、小学生でマンガの魅力に目覚め一時はプロを目指していたことや、小さいころの夢は操り人形の人形師になることであったなどのエピソードを披露。一見ゲーム作りとは無縁のように思えるそれらの経験だが、同氏はその多くがいまの仕事をするうえで糧になっていると語る。たとえば、代表作のひとつである『ドンキー・コング』を開発した際は、キャラクターのアニメーションを手掛けるうえでマンガや人形作りで培った技術が活きることに。また、プレゼンテーションを行う際の資料などで、使用するイラストを自分でも描けるというのも強味になった。実際、『スーパーマリオブラザーズ』の企画を社内でプレゼンテーションした際には、自分で描いたマリオのイラス
『ゼビウス』の生みの親である遠藤雅伸氏が、ライトユーザーにとってのゲーム性とゲームデザインについてセッションを行った。 ●ライトユーザーに受け入れられるゲームデザインとは? CEDEC(CESAデベロッパーズカンファレンス)2010が、2010年8月31日~9月2日の3日間にわたって、神奈川県のパシフィコ横浜・国際会 議センターにて開催中だ。社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)主催によるCEDECは、ゲーム開発者の技術交流などを目的に開催されている講演会で、今年で12年目。ゲームの知が集結するCEDEC 2010の模様をリポートする。 開催2日目に行われたセッションのひとつとして行われた、モバイル&ゲームスタジオの遠藤雅伸氏による“ライトゲームなう”。日本のゲームプレイヤー人口分布は、ライトゲームに偏っているとして、ライトユーザーにとってのゲーム性といまのゲームデザイン手
株式会社セガの、加来徹也氏と厚孝氏、時枝浩司氏によるセッション。同社の看板タイトルのひとつ『龍が如く』を例に、大規模プロジェクトを迅速に遂行するために必要な、事前準備や開発手順、デバッグ手法などについて語られた。 ●事前にさまざまな工夫をして時間を短縮する 2010年8月31日~9月2日の3日間にわたって、神奈川県のパシフィコ横浜・国際会議センターにて開催中のCEDEC(CESAデベロッパーズカンファレンス)2010。社団法人コンピュータエンタテインメント協会(CESA)主催によるこの講演会は、ゲーム開発者の技術交流などを目的に開催されており、今年で12回目。 ここでは、2010年8月31日に行われたセッション“10ヵ月でHDゲームを開発する方法~龍が如くを支えたテクノロジー~”の模様をお届けする。コンシュマータイトル開発の長期間化が進む中、1年未満の短いスパンでリリースを続けている『龍が
●2010年8月25日に発売 レッドスターがニンテンドーDS、PSP(プレイステーション・ポータブル)につぐ、新たな携帯ゲーム機“CAANOO”(カーヌー)を発売することを発表した。CAANOOは、2007年から発売されている“GP2X”シリーズと呼ばれる携帯ゲーム機の最新端末。OSにLinuxを搭載し、オープンソースの携帯ゲーム機としてユーザーが自由にアプリケーションを開発することができるのが大きな特徴だ。今回は通信機能を搭載し、ネットワーク対戦などネットワークを活用したゲームを始めとするアプリケーションやコンテンツの開発と利用が可能となっているという。コンテンツは、“FunGP”と呼ばれるオープンコンテンツマーケットサイトで配信。開発者が自由にコンテンツをアップロードすることができ、ユーザーはここからコンテンツを購入することとなる。また、このサイトを使ったゲーム大会やアイテム提供、課金
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く